2008年7月 8日 (火)

結果は10日後

  右側から撮影           左側から撮影
080707right 080707left
 昨日の一般健診追加検査<超音波エコーによる頚動脈部>
 どうみてもやっぱり綺麗なもんだ。
 本日主治医の先生にもご同意いただいた……だからといって動脈硬化が起きていないとは言えないっていう淋しいデータ(´ヘ`;)
 不良患者転落ショックのHDLは、どうなっただろうか?
 戦々恐々と日々日陰を歩いてる? 
 ……この歳になって、いまさらそんな真似をするわけがない。やるべきことはやった、心筋梗塞でも、核ミサイルでも持ってこい!
 まさしく果報(因果応報)は、寝て待つしかないのだ。 

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2008年7月 6日 (日)

自分の代謝は自分で管理したい

 猫が心配して舐めてくれるって場合もあるし、おかあさんの手のひらって時代もあった。体温ってのは、恒温動物共通の指標なんだろう。 
 生死の境を考えたりするヘビっているのかな?
 様々な病指標とそれが自己測定可能になった時期を図にしてみた。色を変化しているところが、個人管理が可能になった時期。
 将来は、ここに脂肪細胞(善悪各種)測定も加わるかもしれない。
 腹回りなんてインチキ基準だけど、それがきっかけで(つまり重要度が認識されれば)医療機関における内臓脂肪量測定が標準化する可能性はある。CTもMRIも、半値8掛け五割引の世界。量が約束されないから、コストなんて関係なく価格が決まってしまう商品。
 台数さえ出れば、いくらでも安くなるはずだけど……そううまくはいかないんだろうな(´ヘ`;)
08070200
 こうしてみると、生活習慣病――つまりは代謝障害に対する医療の道は、まだ始まったばかり。
 感染症のように<敵>がいるならやっつければいい。炎症による体温上昇だったら、とりあえず対症療法はある。
 しかし、免疫システムを含め自己管理システムがどうなっているのか? まだまだ謎だらけ。
 私の生きている間は、結局、バクチの世界だろうから、居酒屋で、ビール腹を製造中の<世にはばかる>メタボリックオヤジの悪運の方が勝る可能性は消えない。
 ま、好きにしなさい(´ヘ`;)

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2008年6月21日 (土)

神様仏様……超速効様

 日経メディカル6/19(会員登録が必要です)NEWSによれば、20歳以上、85歳未満の日本人2型糖尿病患者374人対象(最終解析対象者325人)を平均4.5年追跡した結果、超速効型インスリンアナログ製剤の使用で、心血管障害(突然死、脳卒中、心筋梗塞など)を抑制できたと認められたんだそうだ。
 2008アメリカ糖尿病学会で大阪府済生会中津病院 西村糖尿病内分泌内科部長が発表。
 遺伝子組換製剤だから怖いとかなんとか以前に、血糖をすぐさげてくれて、かつ、長時間下げすぎるなんて悪影響もない超速効は、ほとんど神様のようなもの。
 速効型インスリンは、おかず食い(蛋白質/脂質中心摂取)的には使えるが、カーボには、遅すぎたり(高血糖)、あとで効いてきたり(低血糖)で、職人芸的にテクニックがないと使えなかった。
 ……自己分泌(気分次第)を促すSU剤よりマシだけど。
 それゆえに<カロリー主義>のデタラメ性を見えにくくし、食品交換表にもとづく<過激>減食指示が続く理由ともなってきた。
 ……糖尿病性うつ病の原因の一つでもあるんだよな(´ヘ`;)。
 超速効タイプインスリンは、効果が明確だから結果的にカーボカウントのエビデンス確立に一役買った――間違えると低血糖頻発! 

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2008年6月 7日 (土)

カーボカウンティング実践ガイド

080607sugimoto 医薬ジャーナル社
 2008/05/30刊
 3,360円 杉本正毅編
 医師と栄養士と患者のためのカーボカウンティング実践ガイド
 これはみんなの糖尿病ストーリーの杉本先生が短納期で渾身の力でまとめた本。

 カーボカウントのエビデンスへの疑問はよく聞くが、じゃあ食品交換表のエビデンスってあるの? って設問には意表をつかれた。
 一瞬、首をひねったが答えはある。

 神話は信じるものであって真偽を問う次元のものではない。

 渡邉昌栄養研究所理事長のように、作ってくれる人がいて、かつ空腹感に耐えられるなら食品交換表でもうまく行く。
 食わなきゃ神話は成立するのだ。
 実際、ダメというエビデンスもなく、ここはP31一政晶子さんの説明が有効だろう。

糖尿病向けのレシピには、カロリーや食塩量のみで食品交換表の単位が示されていないものをよく目にします。(略)美容や健康のためのダイエットをしている人の食事法と同じになってしまいます。(略)表示されていないのは、糖尿病を持つ人たちに食品交換表が受け入れられていない証拠かもしれません。一方、米国で見られる糖尿病向けのレシピには、少なくともカロリーと炭水化物(YCAT注→カーボ 糖質&食物繊維)が示されています。

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日米における<栄養士>の概念の違い

 著者は東京慈恵医大付属病院の柳井管理栄養士&栄養部部長。
06112301
 むかし、むかし佐伯先生というえらあい学者さんがおったげな。

 毎回食完全(EMP:Each Meal Perfect)理論。

 この概念が成立したのは、1924年(大正13年)頃なんだそうだ。1日3食、それぞれの食事ごとに必要栄養素を3等分したものを摂るべきである。
 ……学者の考えそうな理論だ(´ヘ`;) メシ代は誰がもつんだ? 

 まだ日本が貧乏で、若い娘が原宿で洋服を選ぶどころか、吉原へ売られるような時代。フィリピンかタイ。あるいはちょっと前の韓国みたいな社会では、食べたカーボを中性脂肪にして貯えふくよかになるなんてありえない。
 乏しい現金収入で健康を保つにはどうすればいいか? 
 最小限、カーボ/蛋白質/脂質のバランスを確保すべし! 
 それを掲げた佐伯ピラミッドは、それなりの意味が当時あったのだろう。しかし、それに基いた<新時代のフードガイド>だあ? 温故知新ならいいけど、温古自縛(古いものを抱きしめて、それに縛られる)してどうする! 

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さすが優等生

2005watanabe 講談社 1365円
 『糖尿病とたたかう』と『糖尿病専門医にまかせなさい』の間の2005/10刊。
 その前に角川書店から新書『糖尿病は薬なしで治せる』を出している。

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2008年6月 2日 (月)

少々まともなカーボカウント解説本登場

08060299 基本的にはかんたんカーボカウントが発展したもの。これなら価格に見合っている。
 中外医学社刊 定価3,360円
 大阪市立大学の川村、広瀬先生に、おおっ! 
 1型のアイドルもぐらたたきの黒田先生に、東京女子医科大学内潟先生。
 それに、それに……京都大学の津田先生に、食品交換表の幣栄養管理室長だあ? 日本糖尿病協会さかえメンバー総出演じゃん。
 ……どうしちゃったの? 

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2008年5月 6日 (火)

血糖測定器回収の告知

080501news ふうむ、こんなことってあるんだね。
 私には関係ないけど、さかえに挟み込んであったので協力します。けっこう使っている方がいらっしゃるかもしれません。見かけたら、問い合わせをするよう教えてあげてください。
 たぶんかかりつけの医療機関が多いと思いますが、自主的に調剤薬局で購入された方はそちらで確認してほしいそうです。
 直接問い合わせをする場合の連絡先
■グルテストNeo
 三和化学研究所 0120-07-8130 24時間年中無休
■グルコカードGメーター
 アークレイ     0120-81-1955 土日祭日除く
            10-12:00 13-17:00
 こちらはサノフィ・アベンティスから5/1以降事業移管されての取扱だそうです。ご留意下さい。

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時代がカーボカウントを呼ぶか?

Sakae0805 最新刊のさかえである。
 カーボカウントを知らないどころか、食後高血糖を意識していない医師が存在するくらいだから、今月の特集「食後高血糖を克服しよう!」は利用価値がある。
 これを持参して見せればいいのだ。
「少しは勉強しろ!」

 内科医の守備範囲はとても広い。
 開業医じゃ知らなくて格別不思議でもなんでもないが、循環器系では、心筋梗塞、脳梗塞(大血管障害)防止目的として、ずいぶん以前から食後高血糖に注目していた。
 筆者の東京慈恵医科大学糖尿病・代謝・内分泌科の西村利明講師は、循環器系じゃなさそうだ。
 私の主治医の反応の様子からしても、糖尿病専門医の場合、第一管理指標はヘモグロビンA1cと思っていたが、急にどうしたの? 

 新聞記事は切り抜いておくものだ。
 2008/1/13付朝日新聞に「かくれ糖尿病」についての記事があった。その時取材されていたのが西村講師。
 半年前の健診でヘモグロビンA1c5.7%。空腹時血糖値107で健常人判定。高血圧も高コレステロールでもない52歳の男性が、急性心筋梗塞で2007年の夏、慈恵会医科大学付属病院へ担ぎ込まれ、ステントを入れて助かった。
 ちょうどぴったりの事例ができたのだが……。
070926idf
 なになに、2007年9月IDF(国際糖尿病連合)の「食後高血糖の治療ガイドライン」 目標値――食後血糖値140mg/ml !
 こりゃひどい、もとえ、すごい。……誰が達成できるんだ?  

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2008年3月23日 (日)

24時間血糖変動

 これは糖代謝異常のない一般人の血糖変動図。あくまで参考データで、これが標準ではないと注記せよと厳命されたが……。
 すばらしい! うらやましい! 
 済生会中央病院他数ヶ所で、モニター使用中らしい。
 エビデンス作り?
 うううう、私もほしい。摂食データは揃っているし、在宅勤務ばっかりで、生活強度もある意味安定している。
 モニターとして最適だと思うんだけどなあ。
Normal080317
 睡眠中のデータがないのが惜しい。もっとも、あの人(たぶん)のデータなら、暴飲暴食午前様の営業マンじゃないんだから、上下動はありえないだろう。
 若い肉体なら、フォアグラを抱えていても、こんなデータになるのかしら? 興味は尽きない。
08031701←これは東京都港区の済生会中央病院の糖尿病患者会<あかばね会>の会報。
 2008春号掲載済生会糖尿病臨床研究センター渥美所長の『あたらしいインスリン治療』より転載したものです。(転載許可済。リンクはかまいませんが、他への無断転載は不可です)

 上記のような一般人並みの血糖変動になるように調整するのが、糖尿病治療の基本。
 食事療法、運動療法での対応が第一であるわけだが、難しい場合は早々にインスリン投与を考慮する時代となった。特に基礎インスリン+食事ごとの追加インスリン投与の強化インスリン手法は、ごく一般的となっている。しかし依然、拒絶反応して高血糖状態を維持している方がいらっしゃるらしい。

 基礎分を一日一回インスリン投与(夕食時か寝る前)
      &
 従来の飲み薬で、食事対応

 これなら毎日頻回注射せずに済むからいかが? というのが文章の趣旨。
 先生は書けないだろうから補足しておこう。
 インスリン投与となると、血糖値自己測定が保険適用となる!
 低血糖対策の調整が必要だから、血糖測定は必然。理由があるので、センサーチップ使用を認めてもらえるのだ。
 もちろん食事療法だけでヘモグロビンA1c管理ができるなら、インスリン投与は不要。本末転倒にならないように……って、私も、不良患者転落、つまりは老化進展だったら、いずれ利用できそうな気がするな(´ヘ`;) ま、ベテランだから、チップをそう使うことはないんだけど。
08031700
 あかばね会の2008/2月時点の会員数は391名。
 月々500円。年会費6000円を払うと、渥美先生、松岡健平先生の文章が載った会報と、糖尿病協会のさかえが送られてくる。
 ちょっと詳しくなると、さかえは役に立たないけど、糖尿病診断を受けるともらえるグッズ自己管理ノートなどの原資にもなっているのだ。
 あれって、役に立ったでしょ? 
 よろしければ入会することで、新規患者を応援しましょう!
 電話03-3769-3645 済生会中央病院内あかばね会

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2007年12月19日 (水)

無駄な労働社会……

 糖尿病専門医の方々での目撃経験はさすがにないが、メタボリック内科医なら、何人も存じ上げ申し候(´ヘ`;)
 日経メディカルの連載◆「医者の不養生」医師の乱れた食習慣の実態――やめられないジャンクフードと酒(会員登録必要です)なんて読まされるととても悲しくなる。
 他人のことは言えない。私だって、足元に火がついていたのに、それが危険だって知るまでは、なああああんにもしなかった(´ヘ`;)
 どうしようない生き物――それがヒト族。
 
 例年、このブログを熟読される方が増えるのは年明けからってのがパターンなんけど、今年は出足が早い。

 当分、閉鎖するつもりはありませんので、ぼちぼちお読みください。長時間見つづけるのは、目によくありません。ややこしく回りくどい文章で、呑みこみにくいからであればお詫びいたします。
 ひねりすぎるせいもありますが、How to 式にしたくない。そういう思いもあります。意味不明でも、ぐるぐる巡り歩いているうちに、血糖管理、代謝管理の意味が見えてくる――そう期待しております。
 尚、カテゴリー<まんじゅう怖い>は、穴埋めの場合が多いです。
 意味がないとまではいいませんし、それなりに役に立つ/気休めにもなることもあるでしょうが、さらっと読み過ごしてくださいませ。

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2007年11月 3日 (土)

百聞は一見にしかず

07110300 このイモ虫みたいなのが、いとしのランゲルハンス島。(注意 イメージ着色なので、本当の色ではありません)
 
 グラフィックサイエンス誌ニュートン2006/6月号より。他にも興味深い写真満載。ネット会員になればバックナンバーを含めて閲覧可能。

 インスリンを生産するβ細胞。
 グルカゴンを生産するα細胞。
 それを統御するホルモンを生産するδ細胞。
 毎年31,536,000秒の間、代謝の風雨(カーボ風に、脂質の波)にさらされ、40年も過ぎれば、人口減少も不思議ではない。

 ニュートンプレス
 最小限にとどめましたが、無断転載申し訳ありません。ご指摘いただいた場合は、即削除いたします。
 しかしながら、ネット会費12000円は高すぎます。貴重な科学写真ですが全分野ご利用の方は少ないはずです。

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2007年11月 1日 (木)

超安産だったみたいで、バンザイ

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 ボストンにてすずらんさんに3,275gの男の子が誕生
 手のかかるルナちゃんを抱えて、インスリン投与に血糖管理。直前まで仕事を二股、三股して、あまつさえ徹夜翻訳(´ヘ`;) 困った超ベテラン2型奥様、母子ともに無事なようで、一安心(´ヘ`;)
 終始ヘモグロビンA1c5.8ぴったりランディングのワザは、ベテランというより、やっぱりカーボカウント思想あってこそ。名門ジョスリン・クリニック管理だといっても、ほとんど自力の放置状態だもん。
「産むな!」時代もあったわけだけど……文明ってステキ(^!^)
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2007年10月19日 (金)

文言春秋雑感-4 揺れるエビデンス

 20世紀初頭、インスリン発見前夜。
 尿に糖が出るなら、いっそ何も食わせるな。
07101277 そもそもは18世紀フランスで発想されたって説もあるけれど、それが当時の糖尿病治療最前線のコンセンサス。そこでボストンのアレン博士たちが行ったのが飢餓療法――要するに断食。
 現代から眺めて嘲笑するのは容易だ。

 コンセンサスによる仮説を立て、それに基づいた人体実験の繰り返しが医学史であり、その結果の集積がエビデンス(科学的根拠のある医療)となっていく。

 インスリンが分泌されていて抵抗性が高い2型病態には効果があったが、1型の方には当然無理。骨と皮にまで痩せながらも多尿(蛋白質、脂肪分解による)が続き、最後はケトン体の毒性による(ケトアシドーシス)昏睡で死亡。
 1日300kcal(牛乳3本!)指導で、体重20kg! 悲惨。
 それでも多少は延命効果があったからこそ、16歳のエリザベスちゃんは、ぎりぎり1928年のインスリン発見に間に合った! 

山崎「感染症に苦しめられた年代の人間からすると、やはり医療に対する期待感があります」

 養老/山崎対談で山崎さんが言うように、現代の私たちは科学の進化で、多大な恩恵を被っている。しかし、それが始まったのは、ほんの100年余り前からでしかない。感染症など、敵対する生命体を排除する手法や、壊れた部品を取り替えるなどごく一部を除けば、わからないことの方がまだまだはるかに多い。だから養老さんの醒めた発言が出てくる。
養老「今は医療が過大評価されすぎている」

 真理は、多数決では決まらない。誰もが認めコンセンサス成立と思われても、間違っている場合がある。
 典型は天動説の崩壊。「それでも地球は回っている」

 とはいえ、何の根拠もなく命を扱うことはできない。疫学はどこまで行っても推論でしかなく、確定的事実の証明にはならないとしても、それをエビデンスとして、リスクを横目で見ながら人体実験を続けるしかないのだ。

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2007年10月11日 (木)

カーボカウント実践例一覧

 仮説/計画(Plan)実験/行動(Do)検証/評価(Check)。

 売れないセールスマンにとって、上司の説教ほど腹の立つものはない。新人クン扱いするな!
プラン・ドゥ・チェックしろ! 頭を使え、月給泥棒」
 じゃあ、自分で売ってこい! 
 多様な価値感に、気分次第の購買心理。消費者の購買動機ほど制御不能なものはない。何を考えて金を出すのか、誰もわからない。
 売上が増えた時だけ「言ったとおりだ」と力説する上司はあとを絶たない。歴史は繰り返す。困ったもんだ。

 拡販方針は、大別すると二つに分かれる。
 ひとつはエビデンス(過去実績)に基づく販売計画。もうひとつは、おなじみ、数打ちゃ当たる精神主義。どちらにも一長一短があり、完璧な成功方程式は存在しない。

 なんでもありの試行錯誤を繰り返し、成功したもの(あるいはツキがあったもの)だけが生き延びてきたのが生命の遺伝子。機会をつかむ努力をしないものにチャンスはないけれど、そんなあなたまかせのギャンブルじゃたまらんと、観察、思考によるプラン・ドゥ・チェックを始めたからこそ、人類はここまで来たのだろう。
 要素を単純化できれば、因果関係の具体化は容易だ。しかしながら人間心理は一様じゃない。だから物を売るのは大変なのだ。
 同様に、要素を単純化できないダイエット(体重管理)、糖尿病(血糖管理)も、長年制御不能な分野だった。だからこそ、カリスマ導師の存在が許され、海千山千の指導者が諸説をかかげて乱立することになる。書店の実用書の棚を見よ。唐人の寝言満載の紙くずがいっぱいだ!
 60日後のヘモグロビンA1c数値には、糖尿病を良くする料理レシピなんて、何の役にも立たない。できるだけ食うな! そう言った方が早い。それが今のカロリー食事管理の本質だ。
 それでも続々出版されるのは、いかに奥様が今晩の献立をどうするか悩んでいるかってことだろう。「糖尿病の旦那なんて、何を食わせればいいのかしら、ああ、メンドクサイ!」

 ここに登場したのが、カーボカウントだ。問題は、食べるものの種類ではない。量だ。さらに絞り込めばポイントは<カーボ>だ。糖尿病患者のためのカーボカウントに掲載された実践例のように、要素を明確にし因果関係が見えるようになれば、行動指針が立てやすくなり、自然、結果もついてくる。わかってみれば当たり前のことだ。
 過去記事にも書いたように、背景には、血糖値の自己測定が容易になったことがある。テクノロジーバンザイ!

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2007年10月 8日 (月)

文芸春秋雑感-3 ただの老人メタボ

ぼくは全身「生活習慣病」』は高血圧/痛風/糖尿病の三重苦に陥っている患者の立花隆さんを反面教師にした、その主治医である永井良三東大医学部教授の対談。
 ……とはいえ、苦しんでいるというより、楽しんでいるように見えてしまう。危機意識はどこにある? 

 <知の巨人>立花大先生には、いろいろと目のうろこを落としてもらった。尊敬に価する人の一人だ。<ボケ立花隆>と罵倒しまくろうと思ったが、あまりに恐れ多い。アイドルとは違う人種だから、下手なことを書いてもカミソリ入り封筒は来ないとは思うけど、いろいろ紆余曲折森羅万象袋小路で悶々。
 結論――バカ(の壁でボケている)がけっぷちデブ! 
 そう呼ぶしかないのが、悲しい(´ヘ`;)
 生きるも死ぬも、立花さんの自由選択。半身不随に陥って床ずれに苦しみつつ、多数のマカロニチューブ接続で<生き続けさせられる>羽目になってたとしても後悔しない。「それも面白いね」ってんなら、他人としては何も言いようがない。

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2007年10月 7日 (日)

文芸春秋雑感-2 疫学の存在価値

 まったくえらいものと格闘する羽目になってしまった(´ヘ`;)
 
変な国・日本の禁煙原理主義』は、解剖学者養老さんと劇作家山崎さんの無茶苦茶放言だらけの対談。猛威を振るった結核の激減が、抗生物質のせいじゃなく栄養の改善だなんて、びっくりと同時に、うなづいちゃう発言もあるが、日本禁煙学会がカンカンらしい。
 ヘビースモーカーの私としては、歓迎する部分もあるけれど、長生き期待読者向け<最高の医療>特集と同じ号に掲載するほどの狙いは、どこにある? 

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2007年10月 2日 (火)

文芸春秋雑感-1 友だち、トモダチ

 3/19マルチスライスCTでも書いたように、ここ数年の医療技術の進化には目を見張るものがある。医療ジャーナリスト吉原清児さんの『カリスマ医師10人治療革命報告』には、それらを駆使して治療に当たる名医が紹介されている。 

病気になれば誰でも、良医や名医にかかり、きちんと治してもらいたい。(中略)「名医」と呼ばれる一流の医師こそ門戸を広く開け、患者に対して親身になって応じてくれる。
 
 名医の条件、いや名医に限らない。名人の必要条件は、人の話をよく聞くことである場合が多い。たぶん、吉原さんの言う通り、親身になってくれるはず……なんだけどぉ(´ヘ`;) 
 生きるか死ぬかの瀬戸際には、確かに名医が望ましい。気持ちはわかるけど、名人には限りがある。すりきれさせてしまって――過労死、あるいは燃え尽きさせちゃもったいない。

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2007年9月25日 (火)

文芸春秋10月号<最高の医療>

『カリスマ医師10人治療革命報告』吉原清児
ぼくは全身「生活習慣病」 』患者立花隆vs主治医永井良三
『病院を壊すのは誰だ(ルポ医療崩壊)』奥野修司
かかりつけは名医より良医を』鎌田實
『百歳で現役「健康心得」10ヶ条』日野原重明
07093022_2 (敬称略)
 これが文芸春秋10月号(9/11発売)総力特集<最高の医療>のラインナップ。
 力が入っているように見えるが、この手の取材の典型的パターンである。まるで知らなかったという方は、ぱらっと読むべきだけど、新聞に毎日目を通しているなら見えていることばかりで、わざわざ買うほどのものじゃない。
 しかし、さすが日本の論壇を代表する雑誌である。他の記事とあわせると味がでる。710円では、お買い得かもしれない。

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2007年9月19日 (水)

カーボカウントガイド全訳登場

07091977 いや、これを翻訳するなんて大変(´ヘ`;)
 ほぼ2年前、すずらんさんがやろうとしたけど、こりゃ無理ってもの。

 著者は、RD(登録栄養士) CDE(糖尿病療養指導士) BC-ADM(高度臨床糖尿病管理士?)の資格を持ったお二人。
 ADA(アメリカ糖尿病協会)編
 糖尿病患者のための カーボカウント完全ガイド
  Complete Guide to Carb Counting ( 2nd edition 2004/06)
 医歯薬出版より2007/9/20刊 3,675円(税込)

 厚生労働科学研究費補助金(タイトルは、糖尿病戦略等研究事業)によって行われた成果の一部だそうである。

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2007年9月18日 (火)

センサー20%OFF

 二度あることは、三度やる(´ヘ`;) チョンボのおかげで、センサー欠乏。渋々買いに行ってみたら、そう、時は9月でした。
 今年も去年同様日本調剤薬局上期決算セール?
 月末までだそうです。

 明日もカレーじゃあ。

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2007年7月 3日 (火)

プラーク?

07070299 キレイなようにも見えるし、でっぱっているようにも見える。
 去年よりもやもやが大きいように見えるけど動脈硬化の第一歩? 
 医療判断になるから、検査技師さんは何も語らない……。
 来週になればわかるこったけど、こんな場面(百聞は一見にしかず――合併症の、特に壊疽の写真は教育効果満点!)で語り合えるなら タバコをやめる気になるかもしれない 動脈硬化の恐ろしさへの理解も深まるかもしれない。
 ……技師さんが20代のお姉さまだったから、もっと話したかっただけのこと、あ、仕事(動脈硬化)の話以外の方がよかったかしら?

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2007年5月12日 (土)

皮下埋込型血糖センサー

富山大学遠田浩司教授らの研究グループは、手のひらなどの皮下に埋め込んだまま1年以上にわたって血糖値の変化を調べる微小センサーを試作した――5/11付日経産業新聞記事より
 ↓イメージ図 ステキ! G_checker 幅0.5mm長さ2mm厚さ0.16mm。  ブドウ糖を酸化させる酵素と、酸化されて変化したpH値に反応して色が変化するビーズ(ソフトコンタクトレンズに使われている材料を使用)の組み合わせだそうで、まさしく画期的!    食後に、いや、それだけじゃない。怒ったりストレスがたまって、エピネフリン もとえアドレナリンなどで、体内カーボが生産されて血糖値が上っても、手のひらがオレンジからブルーになる!

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2007年3月19日 (月)

マルチスライスCT

 一時的認知症発病やら、看護している元気印75歳奥様に心筋梗塞の疑惑などなど、てんやわんや(ああ、左腕が痺れる(´ヘ`;))しているうちに新発見。X線による断層撮影――CTスキャンがいつまにか大進化していた。
 嘆くことはない。時代は、変わるのだ(^_^)
 これは千葉西病院のフィリップス製の画像。

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2007年2月 5日 (月)

ブドウ糖チェック

 尿糖検査紙に、無糖(アスパルテーム入)のダイエットコーラを浸してブドウ糖チェックをした方がいる。誰だったけ?
 無事反応はなく、安心していいことがわかった。
07020400 07020401
 ほとんど使わなかったので、使用期限切れになっちまった尿糖検査紙。そのまま捨てるのもなんなので、グラニュー糖1gを5gのお湯で溶いて、浸してみた。
 +0.25の緑色に変色――ありゃあ、水溶させただけで分解?
 はじめからブドウ糖も混じっていたのかしら? 唾液で含んだらアミラーゼで分解されて、もっとブドウ糖が出現するんだろうな。
 人口甘味料エリスリムのほうは無反応。
 バイエルメディカルの取扱説明書によれば、ブドウ糖だけに特異的に反応(赤血球から分離された尿糖は単糖)。乳糖、ガラクトース、果糖などの還元糖には反応しないそうなので、当然。

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2006年9月 6日 (水)

血糖センサー割引情報

 ネタ用に、JR飯田橋駅そばの日本調剤薬局に、血糖センサーの電極シートを調達に行った。
 25枚あれば4x6回遊べるのだ。
「お待ち下さあああい。ただいまキャンペーン中で20%OFFになっておりますので、お引きしますね」
 なんと良心的! 黙ってれば定価の代金を払うのに! 
 若いネエチャン(^!^) けっこうかわいいし――
「あ、じゃもう一つ買ってくよ」
 ――おいおい、オヤジ(´ヘ`;) いらんちゅうに。
関東地方の方に耳寄り情報。
 今月いっぱい何かと20%OFF! だそうです。
 去年は10%OFFだったのに、もっとお得。
 どうなってんだろ?
 今年も店頭の告知などはなし。
 生産量そして類似している電気部品の製造方法からの推定すれば、原価250円じゃないかと私は疑っているが、医薬品の値引きって滅多にない。機器類も割引だそうなので、保険適用外で、持っていない方はチャンス! 
 お嬢様の情報では「決算セールのようなもの」だそうで、この分なら、暮れにも安く買えそうな雰囲気。
 

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