2008年7月 6日 (日)

自分の代謝は自分で管理したい

 猫が心配して舐めてくれるって場合もあるし、おかあさんの手のひらって時代もあった。体温ってのは、恒温動物共通の指標なんだろう。 
 生死の境を考えたりするヘビっているのかな?
 様々な病指標とそれが自己測定可能になった時期を図にしてみた。色を変化しているところが、個人管理が可能になった時期。
 将来は、ここに脂肪細胞(善悪各種)測定も加わるかもしれない。
 腹回りなんてインチキ基準だけど、それがきっかけで(つまり重要度が認識されれば)医療機関における内臓脂肪量測定が標準化する可能性はある。CTもMRIも、半値8掛け五割引の世界。量が約束されないから、コストなんて関係なく価格が決まってしまう商品。
 台数さえ出れば、いくらでも安くなるはずだけど……そううまくはいかないんだろうな(´ヘ`;)
08070200
 こうしてみると、生活習慣病――つまりは代謝障害に対する医療の道は、まだ始まったばかり。
 感染症のように<敵>がいるならやっつければいい。炎症による体温上昇だったら、とりあえず対症療法はある。
 しかし、免疫システムを含め自己管理システムがどうなっているのか? まだまだ謎だらけ。
 私の生きている間は、結局、バクチの世界だろうから、居酒屋で、ビール腹を製造中の<世にはばかる>メタボリックオヤジの悪運の方が勝る可能性は消えない。
 ま、好きにしなさい(´ヘ`;)

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2008年6月 7日 (土)

カーボカウンティング実践ガイド

080607sugimoto 医薬ジャーナル社
 2008/05/30刊
 3,360円 杉本正毅編
 医師と栄養士と患者のためのカーボカウンティング実践ガイド
 これはみんなの糖尿病ストーリーの杉本先生が短納期で渾身の力でまとめた本。

 カーボカウントのエビデンスへの疑問はよく聞くが、じゃあ食品交換表のエビデンスってあるの? って設問には意表をつかれた。
 一瞬、首をひねったが答えはある。

 神話は信じるものであって真偽を問う次元のものではない。

 渡邉昌栄養研究所理事長のように、作ってくれる人がいて、かつ空腹感に耐えられるなら食品交換表でもうまく行く。
 食わなきゃ神話は成立するのだ。
 実際、ダメというエビデンスもなく、ここはP31一政晶子さんの説明が有効だろう。

糖尿病向けのレシピには、カロリーや食塩量のみで食品交換表の単位が示されていないものをよく目にします。(略)美容や健康のためのダイエットをしている人の食事法と同じになってしまいます。(略)表示されていないのは、糖尿病を持つ人たちに食品交換表が受け入れられていない証拠かもしれません。一方、米国で見られる糖尿病向けのレシピには、少なくともカロリーと炭水化物(YCAT注→カーボ 糖質&食物繊維)が示されています。

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さすが優等生

2005watanabe 講談社 1365円
 『糖尿病とたたかう』と『糖尿病専門医にまかせなさい』の間の2005/10刊。
 その前に角川書店から新書『糖尿病は薬なしで治せる』を出している。

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2008年5月 5日 (月)

動脈硬化の文学的考察

 動脈硬化の病変進行は、とてもややこしい。
 様々な要素が絡み合って、ゆるやかな時間が流れているから、神様の目でもなければ、とても一目では見渡せない。だから解説書は<だろう>に<とされる>ばっかりだ。
Sakae0710  東邦大学医療センター
 白井糖尿病・内分泌・代謝センター長
「動脈硬化を知る」(さかえ2007/10月号)は、
2005年刊「糖尿病と動脈硬化」を踏まえて、一般向けにもそこそこわかりやすい。
 亡くなられた方のボロボロ大動脈写真(図3)は、まさしく腐った下水管を思わせる。
domyaku 
「生活習慣を変えなきゃ、いずれこうなる!」
 脅し威力たっぷりで、私も教育入院中、これのプラモデルを見せられて、ギョッ!
 教育効果抜群!
 糖尿病と動脈硬化の成り立ち(P14図2)は、動脈硬化最終形態を図解したもの。こうなっては、血が流れにくくなり、ほぼ手遅れ。
 動脈の狭窄(きょうさく――せばまった所)部にステントを入れるなり、血栓溶解剤の投入検討なりの対症療法が必須となる。
 そうならないためには、血圧管理、コレステロール管理、血糖管理を一般健常人並みにしなければならない!
 そう脅された鶏アタマには、しばらく残っているはず。(たぶん)
 素人が、ない頭をしぼって考え余計なことを言ってもしょうがない。
「持っている人は、改めて読んで下さい!」
 それでいいわけだし、そもそも他人の問題。無自覚なキリギリスなんか勝手にしろなんだが、なんだかなあ(´ヘ`;)って想いがある。

 空は、いつ落ちてくるのか?

 リスクは回避するに越したことはない。だが、無菌室で生涯を過ごすわけには行かないが人生だ。
 もう一本の記事の資料用として、多少、正確性を犠牲にしてでも(追いつかないのだ!)、病変の推移を語ってみようと思う。
 白井先生の記事は、紙面容量的にも単純なマスコミ記事より有効だが、もう少し詳しい方がいいし、患者サイドの思惑も、対応検討材料になる? 無理かな?

■注■そう的を外してはいないつもりも、なにせ複雑すぎる話。
    シロウトの意見など聞きたくないって方は、読まないで
    下さい……それに長いよ(´ヘ`;)。
    読んだ方も、まるごと信用したりしないように。
    間違っているとか、こう言った方がいいとかの指摘は
    歓迎です……誰も、してくれたことがないけど(´ヘ`;)
 
 内容が少し古びているが、国立循環器センターの循環器病情報センター知っておきたい循環器病あれこれ[21]動脈硬化も参考になります。
 全体像をつかむのは大変だし、もういいやって無視or全面降伏して怯えてしまいかねないのが、欠点だよな(´ヘ`;)やっぱり。

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2008年4月25日 (金)

高いから安全――全部とは言えないけど。

08041302コンビニの食品ほど
 安全なものはない

 えっ、ウソ! ――そう思う人は多いそうだが、どうなんだろう? 
 
 河岸宏和著 アスキー新書
『食の安全はどこまで信用できるのか』

 第3章「コンビニ・中国産は危ない」は真実か? は、ある意味痛快である。長年食品業界で品質管理に携わってきて、ホームページ「食品工場の工場長の仕事とは」を開いている現場の声は強い。どシロウトのマスコミ不勉強記者が、野次馬根性で書き流す文章とはリアリティが違う。
 朝日新聞で非難する記事を読んだ覚えがないから、火事とケンカ大好き週刊誌に売文ネタを持ち込む輩がいたのかな?
 週刊誌はまったく読まないのでよくわからん。テレビはもっと見ないのでさらにわからんけど。

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良貨は悪貨を更正できるか?

 おとなになったら世界はもっと単純になり、なにごとも色分け可能だ。そう思っていられた少年時代がなつかしい。勉強すればするほど、世界は多色刷りとなりブラックアウトして、境界線などどこにも見当たりゃしない(´ヘ`;) 
08041301 言っていることがころころ変わると
<食言>と非難されるが、明快に語れる現象などごく一部に過ぎない。
 さりとて語らねば伝わらない。
 枝葉をばっさり落として立場を決めねば、そもそも語ることすらできない。

 講談社+α新書
 日本の「食」は安すぎる
 「無添加」で「日持ちする弁当」は
 あり得ない

 すでにブログに書かれていることを含め、ここには食材についての本当の情報がいっぱいある。知る人ぞ知る現場情報は、一読の価値がある。出版不況(無駄な本が多すぎる!)の中で、版を重ねているのは他人事ながらうれしい。
 でもちょっと無理だよ、山本謙治さん(´ヘ`;)

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2007年11月 3日 (土)

百聞は一見にしかず

07110300 このイモ虫みたいなのが、いとしのランゲルハンス島。(注意 イメージ着色なので、本当の色ではありません)
 
 グラフィックサイエンス誌ニュートン2006/6月号より。他にも興味深い写真満載。ネット会員になればバックナンバーを含めて閲覧可能。

 インスリンを生産するβ細胞。
 グルカゴンを生産するα細胞。
 それを統御するホルモンを生産するδ細胞。
 毎年31,536,000秒の間、代謝の風雨(カーボ風に、脂質の波)にさらされ、40年も過ぎれば、人口減少も不思議ではない。

 ニュートンプレス
 最小限にとどめましたが、無断転載申し訳ありません。ご指摘いただいた場合は、即削除いたします。
 しかしながら、ネット会費12000円は高すぎます。貴重な科学写真ですが全分野ご利用の方は少ないはずです。

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2007年10月19日 (金)

文言春秋雑感-4 揺れるエビデンス

 20世紀初頭、インスリン発見前夜。
 尿に糖が出るなら、いっそ何も食わせるな。
07101277 そもそもは18世紀フランスで発想されたって説もあるけれど、それが当時の糖尿病治療最前線のコンセンサス。そこでボストンのアレン博士たちが行ったのが飢餓療法――要するに断食。
 現代から眺めて嘲笑するのは容易だ。

 コンセンサスによる仮説を立て、それに基づいた人体実験の繰り返しが医学史であり、その結果の集積がエビデンス(科学的根拠のある医療)となっていく。

 インスリンが分泌されていて抵抗性が高い2型病態には効果があったが、1型の方には当然無理。骨と皮にまで痩せながらも多尿(蛋白質、脂肪分解による)が続き、最後はケトン体の毒性による(ケトアシドーシス)昏睡で死亡。
 1日300kcal(牛乳3本!)指導で、体重20kg! 悲惨。
 それでも多少は延命効果があったからこそ、16歳のエリザベスちゃんは、ぎりぎり1928年のインスリン発見に間に合った! 

山崎「感染症に苦しめられた年代の人間からすると、やはり医療に対する期待感があります」

 養老/山崎対談で山崎さんが言うように、現代の私たちは科学の進化で、多大な恩恵を被っている。しかし、それが始まったのは、ほんの100年余り前からでしかない。感染症など、敵対する生命体を排除する手法や、壊れた部品を取り替えるなどごく一部を除けば、わからないことの方がまだまだはるかに多い。だから養老さんの醒めた発言が出てくる。
養老「今は医療が過大評価されすぎている」

 真理は、多数決では決まらない。誰もが認めコンセンサス成立と思われても、間違っている場合がある。
 典型は天動説の崩壊。「それでも地球は回っている」

 とはいえ、何の根拠もなく命を扱うことはできない。疫学はどこまで行っても推論でしかなく、確定的事実の証明にはならないとしても、それをエビデンスとして、リスクを横目で見ながら人体実験を続けるしかないのだ。

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2007年10月11日 (木)

カーボカウント実践例一覧

 仮説/計画(Plan)実験/行動(Do)検証/評価(Check)。

 売れないセールスマンにとって、上司の説教ほど腹の立つものはない。新人クン扱いするな!
プラン・ドゥ・チェックしろ! 頭を使え、月給泥棒」
 じゃあ、自分で売ってこい! 
 多様な価値感に、気分次第の購買心理。消費者の購買動機ほど制御不能なものはない。何を考えて金を出すのか、誰もわからない。
 売上が増えた時だけ「言ったとおりだ」と力説する上司はあとを絶たない。歴史は繰り返す。困ったもんだ。

 拡販方針は、大別すると二つに分かれる。
 ひとつはエビデンス(過去実績)に基づく販売計画。もうひとつは、おなじみ、数打ちゃ当たる精神主義。どちらにも一長一短があり、完璧な成功方程式は存在しない。

 なんでもありの試行錯誤を繰り返し、成功したもの(あるいはツキがあったもの)だけが生き延びてきたのが生命の遺伝子。機会をつかむ努力をしないものにチャンスはないけれど、そんなあなたまかせのギャンブルじゃたまらんと、観察、思考によるプラン・ドゥ・チェックを始めたからこそ、人類はここまで来たのだろう。
 要素を単純化できれば、因果関係の具体化は容易だ。しかしながら人間心理は一様じゃない。だから物を売るのは大変なのだ。
 同様に、要素を単純化できないダイエット(体重管理)、糖尿病(血糖管理)も、長年制御不能な分野だった。だからこそ、カリスマ導師の存在が許され、海千山千の指導者が諸説をかかげて乱立することになる。書店の実用書の棚を見よ。唐人の寝言満載の紙くずがいっぱいだ!
 60日後のヘモグロビンA1c数値には、糖尿病を良くする料理レシピなんて、何の役にも立たない。できるだけ食うな! そう言った方が早い。それが今のカロリー食事管理の本質だ。
 それでも続々出版されるのは、いかに奥様が今晩の献立をどうするか悩んでいるかってことだろう。「糖尿病の旦那なんて、何を食わせればいいのかしら、ああ、メンドクサイ!」

 ここに登場したのが、カーボカウントだ。問題は、食べるものの種類ではない。量だ。さらに絞り込めばポイントは<カーボ>だ。糖尿病患者のためのカーボカウントに掲載された実践例のように、要素を明確にし因果関係が見えるようになれば、行動指針が立てやすくなり、自然、結果もついてくる。わかってみれば当たり前のことだ。
 過去記事にも書いたように、背景には、血糖値の自己測定が容易になったことがある。テクノロジーバンザイ!

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2007年10月 8日 (月)

文芸春秋雑感-3 ただの老人メタボ

ぼくは全身「生活習慣病」』は高血圧/痛風/糖尿病の三重苦に陥っている患者の立花隆さんを反面教師にした、その主治医である永井良三東大医学部教授の対談。
 ……とはいえ、苦しんでいるというより、楽しんでいるように見えてしまう。危機意識はどこにある? 

 <知の巨人>立花大先生には、いろいろと目のうろこを落としてもらった。尊敬に価する人の一人だ。<ボケ立花隆>と罵倒しまくろうと思ったが、あまりに恐れ多い。アイドルとは違う人種だから、下手なことを書いてもカミソリ入り封筒は来ないとは思うけど、いろいろ紆余曲折森羅万象袋小路で悶々。
 結論――バカ(の壁でボケている)がけっぷちデブ! 
 そう呼ぶしかないのが、悲しい(´ヘ`;)
 生きるも死ぬも、立花さんの自由選択。半身不随に陥って床ずれに苦しみつつ、多数のマカロニチューブ接続で<生き続けさせられる>羽目になってたとしても後悔しない。「それも面白いね」ってんなら、他人としては何も言いようがない。

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2007年10月 7日 (日)

文芸春秋雑感-2 疫学の存在価値

 まったくえらいものと格闘する羽目になってしまった(´ヘ`;)
 
変な国・日本の禁煙原理主義』は、解剖学者養老さんと劇作家山崎さんの無茶苦茶放言だらけの対談。猛威を振るった結核の激減が、抗生物質のせいじゃなく栄養の改善だなんて、びっくりと同時に、うなづいちゃう発言もあるが、日本禁煙学会がカンカンらしい。
 ヘビースモーカーの私としては、歓迎する部分もあるけれど、長生き期待読者向け<最高の医療>特集と同じ号に掲載するほどの狙いは、どこにある? 

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2007年10月 3日 (水)

カーボ狂い、メタボすずめ

071003110710031207100313
 東北地方在住、とりのなん子さんの傑作野鳥観察漫画。週刊モーニング連載中、もうじき第4巻が出る! 
 鳥に限らず、自然全体を愛している、ほとんど虫めずる姫君であるとりのさんも、こんな読み方をされているとは思うまい。

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2007年10月 2日 (火)

文芸春秋雑感-1 友だち、トモダチ

 3/19マルチスライスCTでも書いたように、ここ数年の医療技術の進化には目を見張るものがある。医療ジャーナリスト吉原清児さんの『カリスマ医師10人治療革命報告』には、それらを駆使して治療に当たる名医が紹介されている。 

病気になれば誰でも、良医や名医にかかり、きちんと治してもらいたい。(中略)「名医」と呼ばれる一流の医師こそ門戸を広く開け、患者に対して親身になって応じてくれる。
 
 名医の条件、いや名医に限らない。名人の必要条件は、人の話をよく聞くことである場合が多い。たぶん、吉原さんの言う通り、親身になってくれるはず……なんだけどぉ(´ヘ`;) 
 生きるか死ぬかの瀬戸際には、確かに名医が望ましい。気持ちはわかるけど、名人には限りがある。すりきれさせてしまって――過労死、あるいは燃え尽きさせちゃもったいない。

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2007年9月 9日 (日)

医療行為の重さ

 knackeさんのブログでインスリン不足2型さんとやりとりしているうちに、改めて認識したこと。
 医師って大変な商売じゃ(´ヘ`;)
 朝日新聞2007/09/05朝刊13版 声・主張欄<私の視点>に投稿された聖マリアンナ医科大学の青木学長の文章より。

医療行為には、はたすべきいくつかの要件がある

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2007年2月 8日 (木)

痩せの大食い 死の恐怖

 マスメディアの情報の不確実さは、健康バラエティ『あるある――』に限ったことじゃなく、いつだって自己検証が必要。まして第三者に語るなら、裏づけを取る――これってブログ作りだけのことではなく、口コミから、マスメディアを含め情報伝達時の基本。
 わかっている人は常識だし、知らない人は永遠にだまされ続けるだけであって、いまさらこんな記事を作ってもしょうがないんだけど……ありゃ、これって朝日放送制作なんだね。また、関西か……。 
 たけしの本当は怖い家庭の医学1/31放映では、検査大好きな健康オタク小林幸子(注意 音が出ます!)さんをいじめている。

 延々と再現映像でひっぱって、いかにも健康そうな奥さんが、ある日心筋梗塞で突然死。 健康診断では、役に立たない! そんなことを言われたら、♪思い出酒なんて、歌っていられないよ(´ヘ`;) 
 インスリンは十分分泌されるけど、出遅れるために、食後高血糖となる。それが隠れ糖尿病であり、気がつかずに飽食を続けると、動脈硬化の進展などで心筋梗塞の危険性が高まる。
 75gブドウ糖負荷試験を出演者に行い、30分後の分泌状況をCGで描写。食後高血糖の怖さを、目に見えるようにしたのは評価するけど、じゃあどうすりゃいいんだ?

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2007年2月 5日 (月)

ブドウ糖チェック

 尿糖検査紙に、無糖(アスパルテーム入)のダイエットコーラを浸してブドウ糖チェックをした方がいる。誰だったけ?
 無事反応はなく、安心していいことがわかった。
07020400 07020401
 ほとんど使わなかったので、使用期限切れになっちまった尿糖検査紙。そのまま捨てるのもなんなので、グラニュー糖1gを5gのお湯で溶いて、浸してみた。
 +0.25の緑色に変色――ありゃあ、水溶させただけで分解?
 はじめからブドウ糖も混じっていたのかしら? 唾液で含んだらアミラーゼで分解されて、もっとブドウ糖が出現するんだろうな。
 人口甘味料エリスリムのほうは無反応。
 バイエルメディカルの取扱説明書によれば、ブドウ糖だけに特異的に反応(赤血球から分離された尿糖は単糖)。乳糖、ガラクトース、果糖などの還元糖には反応しないそうなので、当然。

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2007年1月29日 (月)

美健楽ダイエット

07012599 桜子さんのブログが、やっと本になった!
 桜子の美健楽ダイエットPHP研究所刊
 膨大なブログの記事が、簡潔にまとめられている。ダイエット向けに書かれているわけだけど、血糖管理上も、この本を読むことで救われる人は多いはずだ。<腹八分>は、糖代謝減退の 老人 への、医師の要求だけど、生活習慣を変えるのは大変。
 糖尿病患者のうつ病発生率は高い。
 そんなことにならないヒントが、ここにある。
 
 1000字を越える文章は、読んでもらえないのが普通。
 経歴からして、その常識は知っていると思うけど、ブログはおそろしい長文ばかり(´ヘ`;) 人のことは言えない おしゃべりしていれば、たったの5分の感覚――それをそのままアップしている様子。
 ま、金を払っているわけじゃないから、文句は言えない。
 この本は1300円(税別)払う価値がある。
 ポイントを把握してから、ブログのシャワーを浴びれば、実感が体験ができるようになるだろう。しかも今度はタダ! ただし、どっちにしろ<一夜漬け>じゃない。
 サブタイトルが――
 ココロケア50点主義で、一生続く
 美健<楽>なことは、私も保証する。
 ……もっとも<持続する志>ってのが、一番難しいかもね。

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2006年6月26日 (月)

血糖値測定の歴史

 ほんのちょっぴりの血液(指の穴あけ、痛くない!)で、たった5秒(第2世代センサー)待つのだよ! もうすっかりラクチンなSMBG(血糖値測定)。ここに至るには、当然歴史がある。
 以下はクラブアークレイの医療関係従事者向けサイトにある解説<簡易血糖測定機の変遷>からの引用。
 第1世代:酵素比色法(ストリップ試験紙型)
        試験紙を目視することも可能。水洗いまたは拭き取りで
       反応を止める。操作者の手技による誤差が大きい。
 第2世代:酵素比色法(ノンワイプ試験紙型)
        水洗いや拭き取りの必要がない。
       操作者の手技による誤差が少ないタイプ 。
 第3世代:酵素電極法
        化学反応で発生する電流を捉える現在主流の方式
 第4世代:無侵襲方式
        採血不要。国内では未発売。
        近赤外線方式、細胞間液吸引方式などが開発途中。
 それ以前に、病棟での血糖測定の歴史がある。そのエビデンスがあってこそ、在宅での血糖測定が始まった。現在主流の電極方式の発売は、1991年。日本で開発されたようだ――それでも、測定結果が出るには、まだ1分間必要だった。
 古書(!)『糖尿病の解決』の著者、Dr.バーンスタインは、すでに遠い過去の存在と化しているようで、だれも知っている人を見つけられなかった。しかし、彼の活躍は本物のようだ。
 必要は発明の母。いずれ、ここまで進化しただろう。しかし、黎明期の彼の存在は時代を動かした。わかった範囲の事実を報告しよう。

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2006年6月 4日 (日)

ベジフルセブン

 ダイエーの惣菜に妙なマークが付いている。
06051402 06060403 これは青果物健康推進委員会が推奨する野菜と果物の一日当たりの摂取目標を意味するらしい。
 野菜350g(70gx5皿)
 果物200g(100g2個)
 やれやれ、一番効果的な健康推進法を実践している団体があったんだ。だけど……。

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2006年5月 6日 (土)

存在価値

『糖尿病の解決』――正常血糖値を得るための完全ガイド。
 ――その内容紹介
 訳された方は、長野県千曲市千曲中央病院で透析部長をなさりつつ、糖尿病外来を担当されているらしい。専門は小児心臓外科。
 糖代謝異常は、それぞれの差異があまりにありすぎる。教科書的分類では、臨床現場が対応できないのは、わかるような気がする。そうした観点からみれば、この本は貴重な実践治療記録であろう。
 宗教的、希望的観測中心の本は、山ほどあるが、肝心な詳細記述がないから役に立たない。
 信じるか信じないか! それでは患者本人が選ぶしかない。
 おおむね眉唾品が多いし……。
 必要なのは解説書ではなく、症例集だろう。
 糖代謝異常は、千差万別だ。アフリカ大陸を線引きして、国境を決めるような教科書が役に立つはずがない。
 もちろんある程度の傾向はある。グループ化して、そこから検索できるようなデータベース。作れないことは、ないはず――実は絶望的観測(´ヘ`;)をしているんだけど、これって教育問題と同じかもね。

 細かいので、いちいち付き合うとすっごく長くなってしまいます。ひとまず、ざっと書きます。

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2006年5月 5日 (金)

カーボカウントの先駆者?

 当たり前のように「血糖値はカーボに左右される!」なんて言っているが、最初に言い出したのは誰なんだろう? 二宮陸雄/高崎千穂著『糖尿病とたたかう』は良質の解説書だがその点には触れていない。
 適度な糖質とインスリンのバランス。それがβ細胞復活への道であり、カーボの全面的禁止を含んだ断食療法は、笑止どころか危険極まりない。そもそも蛋白質だけ食べても、糖質は<糖新生>によって体内で作られる。
06032100
 この本を読むと、Dr.バーンスタインこそ、その人のように思える。
 血糖自己管理――食事摂取量から、血糖値を予測するワザ。少なくともその開発者ではあるようだ。
 彼が、信念の人だからである。
 ――そりゃそうだ。
 ほとんど合併症発病寸前まで追い込まれ、指導医師には、うらみ骨髄!
 せっかく発見し、体調向上に有意である血糖管理の価値を、誰からも否定される孤独な日々――そうならざるを得ない。必要は発明の母! 
 専門家たちに、積極的悪意があったとは思わない。エビデンスがない以上、未踏の道を勧めるのは、助言ではなく暴言となりかねない。

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2006年4月21日 (金)

誰を信用する?

 職業に貴賎はない。信頼すべきは、相手の人格。
 尊敬すべき専門職のすべてが、プロフェッショナルかと言えば、そんなことはありえない。発達のレベルがあるし、タコツボに入っている専門職は、どんどん化石化する。前世紀の遺物のようなものを信用するのは、自殺行為というもの。
 らぶ ビア(もとえ、びあ)? さんのような栄養士さんがいるとわかるのは心強い(´ヘ`;)
 今日のエントリーは我が意を得たり!
 ……しめしめ。穴埋めネタにもなる。まだDr.バーンスタインに手こずっている(少々うんざり、細ッケェ!)のだ。

何故 糖尿病の指導で 「鱈やササミや豆腐」を勧めるの?

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2006年4月 7日 (金)

心臓増毛法

 血糖管理上、無酸素運動――ジョギングやテニスなど、激しい運動はやらなくていい。やるだけ無駄で、かつやる方がむしろ有害な場合が多い。成長期とはちょっと様子が違うみたいで、これってナマケモノにとって非常にありがたい事実だ。スポーツクラブで汗を流して、シャワーを浴びて爽やかになるような優雅な生活――それは私の日常辞書にはない。どうせ似合わないし(´ヘ`;)
 随意筋――アスリート系の筋肉は、作ってもサボるとすぐ落ちる。サッカーにしろ、野球にしろ、プロはそれが商売だから必須だけど、頭脳労働(えへん!)中心の生活に、そんな時間は無駄ってぇもの。
 骨付きカルビ――すぐ落ちないような筋肉は、もっと若いうちにつけなければいけなかったわけで……。つまりは、もう手遅れ。
 現在、糖尿病運動療法で勧められるのは、自分の心拍数を知って、ちょっと心臓がドキドキする程度に動くこと――運動系の筋肉増強ではなく、血管や汗腺などの代謝系の筋肉を増やせってことだ
 内臓系の筋肉は、冷蔵庫と同じで、いつも休むことなく血糖を消費している。自律系――つまり勝手に動くので、不随意筋。これが老化と共に、どんどん落ちて基礎代謝が減ってしまうから、摂取食事量とのバランスが取れず血糖値が高くなる。 
 さて、しかし。
 不随意筋の増強って、どうすりゃいいんだ?

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2006年3月26日 (日)

爆睡後、血糖値

 疲れていたのか、昨日は14時間の爆睡。明け方の5時から、夜の19時――まるでドラキュラ伯爵。
060325 肝臓には70g程度、グリコーゲンとして糖が保存されているそうだ。しかしそんなものとっくに消費済じゃないの? なんなのかね、この数字は?
 ちらかった糖分を仕舞いこむ分のインスリンがいないってことでもある。読みかけの本が片付かないと同じだ(´ヘ`;) これじゃヘモグロビンA1Cが6.2でもしょうがないか。

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2006年3月12日 (日)

カーボカウントその2

 多少遅れてきても自己分泌があるのは、とても幸福だ。時間さえおけば、必ず血糖値は平常値に落ちついてくれる。
 図に乗って食欲を解放すると、また元の<で・ぶぅ>になる。
 NIDDM(インスリン非依存性糖尿病)って言い方はカッコ良すぎる。内臓脂肪(ウエスト膨張)のせいで、せっかくすい臓君が作ってくれるインスリンが役に立たないってことだもん。それがインスリン抵抗性。
060311carb_niddm_table『かんたんカーボカウント』にならって2型用の血糖表を作ってみた。

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2006年3月11日 (土)

カーボカウントその1

 炭水化物――消化不能の食物繊維を除いた糖質が、血糖値を左右する。常識的食生活であれば、カロリーは関係ない。
060304
 そのエビデンスが明確となった90年代以降、アメリカでは、これが糖尿病食事療法の主流となり、日本の食品交換表のようなカロリー管理は、一般のダイエット用としてしか使われていないそうだ。
 もはや時代遅れである。
 
 カーボカウンティングについて
 待望の日本初出版! 
 医薬ジャーナル社。税込2520円。
 大阪市立大学発達小児医学教室による企画。
 骨格を大きくしなければならない成長期のIDDM患者を育てている方には、必読の書である。自己分泌がない以上、たくさん食べて、それに必要なインスリンをたくさん打って、大きく太らなければならない
 その時、無駄な高血糖、危険な低血糖を避けるためには、糖質とインスリンの関係を理解しなくてはならない。少々高いが、それだけの価値はある。今まではADA(アメリカ糖尿病協会)が出版している『Complete Guide to Carb Counting』を読むしか正式な説明は得られなかった。医師やコメディカルの方の説明、それぞれのネットワーク、去年からはブログが有効な情報提供となっているが、こうして一覧できるから、文書はやっぱり必要だ。
 インスリン:カーボ比(500ルール)にインスリン効果計算(1800ルール)の具体的計算方法を含め、運動代謝まで、総括的にまとめられている。
 これからは、これを基本に情報交換すればいい!
 
 当然ながら、自己分泌のある2型糖尿病患者にも有効だ
 インスリンを投与していようが、各種薬剤を使っていようが、食事療法だけの場合でも同様。
 外部投与なのか自己分泌なのかの違いはあっても、インスリンが処理するのは摂取した糖質の量である。そこに相違はない。
 
 ……と、ひとまず絶賛しておこう。
 
 いろいろ問題があるので、以下はクレームの山(´ヘ`;)
 食事管理に悩んでいる方は、雑念に影響されてやる気をなくされても困るので、続きは読まないで下さい。大手書店しか置いてないと思いますが、ぜひ購入をよろしくお願い致します。それが、問題点解消につながる道でもあります。
 食事制限を意識することなく、食欲を満足させるためにインスリンを使いたい方は、読んでも無駄です。数少ないですが、IDDMの方でも野放図に食欲を解放し、糖質と脂質の過剰摂取で肥満。インスリン抵抗性を増やして2型化して、わけがわからなくなった方もいます。従来通り、食品交換表によるカロリー管理に励んだ方が安全です。

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2006年2月23日 (木)

『懲りない患者――快適習慣の落し穴』

06022301 東京都教職員互助会三楽病院の田上副院長が、糖尿病ベースの様々な患者さんの実例を、整理、統合して、読みやすくまとめた本です。
 気になる人は、参照して自省しましょう。
 家族の方は、読んだら頭に入れておいて、本人がその気になるまで絶対口に出さないこと
 中途半端な意見は、逆効果。
 悪化の原因にもなります。
 
 とはいえ、あんまりだ。なんだい、この患者たちは(´ヘ`;)
 なりは立派な大人でも、この管理能力の欠如は、ほとんど小学生並――いやいや、そんなことを言うと学級委員の女の子に怒られる。
 そういう人に限って、どうせ他人の話は聞か