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2015年10月26日 (月)

エイジング:HRT

えいりあん・めもらんだむ

 もう訪問者も居ないだろうと高を括って放置を続けていましたが、なんと尊敬する大御所ブログ主さんがご覧になっていたことが判明して焦りまくりの えいりあん です。

 特に新しいネタもないのですが、近況報告を兼ねまして。

 私がこちらに記事を書かなくなったのは、自分の耐糖能異常を知ってから疑問に思ったこと・感じたことについては書き尽くしたからと、耐糖能異常に興味を失ったというか、もっと優先順位の高い事柄が次々と生活に入って来たから。要するに、ネタ切れとキャパオーバーですね。

 それから、以前の(私の中では、実は最後の?) 記事でご紹介したサイトにある、インスリン拮抗ホルモンの様態の個人差データにショックを受けたから。(ああ、 このページは今もあるな。良かった。(^^))
 グルカゴンやらアドレナリンやらの分泌量がこんなに激しく動いて、しかも人によってこんなに違うのに、これらとインスリン作用との集大成である血糖値データだけを基に何か普遍的なことを導き出そうなんて、無理ゲー。

 昔のような記事を期待してここまで読んでくださった方、ごめんなさいね。

 あなたが私とは違う身体の持ち主である以上、私の経験はあなたの参考にはならないのよ。

 健康体であったとしても、加齢に伴って肉体は変化する。
 これは至極当たり前のことであって、アンチエイジングとか言って加齢に無理やり逆らおうとは私は思わない。

 けれど、自然のまま何もしないのがサイコー!だとも全然思わない。
 苦しいのは嫌いだし、医学や科学の進歩の恩恵に与ることを期待するのは現代を生きる者として当然じゃね?

 私の年代の女性にとっての加齢による身体変化といえば、いわゆる更年期障害。
 症状もその強さも個人差が大きいので、あくまで 私の場合 の話になるが。

 代表的な症状のひとつであるホットフラッシュが、私にも出た。なんの脈絡も前触れもなく、突然暑く感じてぶわっと汗が出る。でも、これは不便なだけで、私にとってはあまり苦痛ではなかった。ジムへ行けば滴る汗を振り飛ばして運動しているのだもの。汗かいたからって何よ、拭けばいいだけよ。
 夜中にホットフラッシュが起こり、滝汗かいて目が覚めてしまうのには、困ったけれどね。睡眠障害という意味で。

 むしろ参ったのは、ホットフラッシュの逆。
 突然の悪寒。
 急に鳥肌がたって、震えるほどの寒気が襲来する。寒くないのに。熱いお風呂に浸かっている最中にだって起こるのだもの。
 がたがた震えながら悪寒をやり過ごした後に決まって襲われる強烈な疲労感も堪えた。

 まだ閉経前だったのだけれど、血中ホルモン濃度は上がったり下がったり。まあ、年相応に乱れている状態。
 それでもう自律神経失調症状が出るの? 私の神経って軟弱なの?

 定期的に検査しながら治療のオプション(ホルモン補充療法(HRT: hormone replacement therapy )やら対症療法としての漢方治療やら)を相談しつつ、まだいいわ、我慢できるし、と先送りを続けていたある日。

 診察室で血圧を測ってもらっていたら、146!(衝撃で下の値は忘れた。(^^;;;)
 な、何コレ〜?!

 私は低血圧よ? 最近3年間の人間ドックの測定値はこんなもん 。

Bp


「センセ、生涯最高血圧が出ちゃったわ!!」

「冗談言っている場合じゃないですよ。140越えは高血圧の薬出す基準ですよ。ちょっと深呼吸してください。もう一度測ります」
 そういえば高血圧って140以上だったっけ。

 座ったまま深呼吸2回して、再測定。

 いつもの血圧。90/60くらい。

 その間、1分も経っていない。同じ血圧計、同じ看護師さん。

 何コレ~?!

 ホルモンバランスの乱れによって、血管運動神経系が失調したということ。
 血管運動神経は、血管の拡張と収縮を司っている神経。
 体表近くの毛細血管が拡張したり収縮すると、発汗したり鳥肌が立ったりする。
 そして、大きな血管の拡張・収縮は血圧変動として現れる。

 と説明してくれた後、先生はHRTを勧めてくれた。

 先生も、ここまで露骨な血管運動神経障害症状を目の当たりにしたのは、初めてだったみたい。
 気のせいなんかじゃないと図らずも立証されてしまったのは、ラッキーだったのかもね。

 146 mmHgという収縮期血圧の値自体は、それほどたいしたものじゃない。
 トレーニングでバーベル担ぎ上げる時とか、きっともっと上がっていると思う。

 でも、それとこれとは違う。
 運動中は身体を運動モードに入れているのだもの。充分にウォーミングアップして筋温を上げ、心拍数も上げ、その結果血流量も換気量も増えている状態で、しっかり腹圧をかけて重量を受ける瞬間に血圧も上がる・・・・・・のと、身体の他の部分は安静ないし通常モードなのに突然血圧だけが乱高下するのは、全然違うと思う。

 発汗や悪寒は耐えられたけれど、血圧の変動は怖かった。

 ホルモンが足りなくなったのが原因なら、足りないものを足せばいいじゃん。
 これが私の基本スタンスなので、HRT即決。

Med


 HRTにより発ガンリスクが少し増すという話ももちろん知っていたけれど、私はそのリスクを取って血圧の乱高下を抑制するほうを選んだのだ。



copyright (c) 2015- えいりあん
 転載厳禁。引用の際は、ブログ「血糖を管理する日々」に言及の上、リンクを張ってください。

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コメント

記事本文中に書こうかと思ったのですが、怒られそうな気がして・・・


本当は、これ1行だけの紹介記事にしようかと思ったのですが、もっと怒られそうな気がして・・・

だから、コメント欄でこそっとお知らせ

【悲報?】カステーラさんリターンズ【朗報?】

投稿: えいりあん | 2015年10月26日 (月) 23:04

お久しぶりです。

カステーラさんのブログにも行きました。なつかしいですね。でもえいりあんさんもカステーラさんも軽症ですよ。うらやましいです。

私はいわゆる更年期症状というのは皆無でしたが、でもその頃のホルモンの不安定がDMの引き金になったのかもと今は思います。

つい最近なぜか空腹時血糖に突然130台が出たのであせりまくって何年かぶりの努力をしてます。まだ何とかなるのか試して見たくて。HbA1cはやや高めですが安定していて、主治医からも問題ないと言われていたので安心しているのですが。

白内障手術前の検査で網膜CTもとってすべて異常なしと言われたし体調もいいのでそんなに焦らなくてもとは思っているのですが…。

いろいろ時代の流れ、そして自分自身の年や別の病気の出現など、移り行く関係性の中で人生の見え方も変わるのがあらためて興味深いです。

投稿: sally | 2015年11月 2日 (月) 07:16

sally様

 お久しぶりです。今回はこちらのハンドルなのですね。
 ブログ2つは拝見しています。
 いちばん更新の多いブログは、時々覗いていたのですが、最近のハイペースに振り落とされました。(^^;;;

 母が70代の時に白内障手術(両眼)をしまして、
「黄ばんだと思っていたテーブルが、まだ白かった」
と再発見していました。

 私は緑内障予備軍なのだそうです。
 眼圧は正常ですが、OCTを撮ると視神経が薄くなっている部分があって。視野検査では盲点以外完全に見えているので、1年経ったら再検査、だけ。
 予備軍と言われて、でも予防も治療も何もすることがない、というのも、なんだか気持ちの置きどころがない感じがします。

 まあ、その他の病変は何も見つからなかったから良しとするしかないのかな、と思っています。

投稿: えいりあん | 2015年11月 3日 (火) 19:26

目はやっぱり怖いですよね。糖尿病の合併症でも真っ先に目がやられたりするのは恐怖でしたが、白内障のおかげ(?)で、定期的に検査すると思うので何とかやっていけそうです。

針を刺すのが嫌さに自己測定をできるだけしたくなかったので運動と炭水化物制限を再開して5日後に早朝血糖値を測定したらかろうじて110を切っていました。まだ何とか自前インスリンでやっていけそうです。2週間後にまたラボで検査してすべてが下方に向かっていたら一安心なのですが…。

ここのところ右ひざが少し痛みそれも少し心配だったのですが、運動を再開したらそれも治ってしまいました。やっぱり「筋肉」って偉大ですね。

私は「恐怖」しかモティヴェーションにならない情けない人ですが、やっぱ基礎体力が大切だと謙虚に再確認しました。

どんなに頭を使ってもキイボードたたいても毛ほどの筋肉にならないのは残念です。

投稿: sally | 2015年11月 7日 (土) 23:23

sally様

 明日の手術、滞りなく済みますようお祈りしております。

 視覚情報に頼りきった生活をしていると、目のトラブルは本当に恐怖ですよね。

 あと私にとっては、神経が圧迫されての障害という緑内障の機序も恐怖なのです。
 神経って、実際に圧迫が起こるまで紙一重の状況でも無症状で、前兆が全くわからないということを、胸郭出口症候群で思い知らされましたので。

 でも加齢黄斑変性とか、もっと嫌かも。(;;;´Д`)ゝ

投稿: えいりあん | 2015年11月 8日 (日) 12:56

おかげさまで手術も無事に終わりました。何が嬉しかったと言って、手術すぐ後の検査室で心電図とか血圧とかチェックされるのですが、血糖値もチェックされて、98とごく普通の食前値が出て「パーフェクト」という声を聞いた時です。

少し外出は控えますがエアバイクはすぐに再会しているので膝の痛みもなくなりほっとしています。次の問題は、後10年は軽く持ちそうなもう片方の目も手術するかどうかということ。

コンタクトレンズからおさらばできるのは魅力ですし、10年後の全身状態もろもろを考えると…。なんかレーシックの手術を決意するような感じがします。

ともかく血糖値管理にもまたちゃんとモティヴェーションができてよかったです。

投稿: sally | 2015年11月12日 (木) 00:55

David Bowieの訃報。

14歳の時からファンだった。
初来日@渋谷公会堂もファンレターに返事もらったことも、40年以上経っても覚えている。

時代が終わった。

RIP

投稿: えいりあん | 2016年1月11日 (月) 23:11

ファンレターに返事!!!!!!!

投稿: クレイン | 2016年1月15日 (金) 13:16

42年の歳月と8回の引越しを経た今も持っています。

投稿: えいりあん@服喪中 | 2016年1月15日 (金) 21:59

今晩は。わたしも糖尿病です。
ですがホルモン関係のことでそこまでショックを
感じて記事を書かないまでになる必要はないと思います。折角研究してたのに。
ホルモン関係のことは、あまりもシックデイなどで強烈に作用とか投薬とかの強烈な作用とか
ストレスでの強烈な作用は気にする点と思いますが、個人差がバラバラでもその人たちは健康なわけですし、バラバラでもそこは気にしなくてもいい点だと思います。強烈すぎる作用さえなければ、あとは筋肉を増量とか運動とか
お風呂とか膵臓を休ませるだとか、とにかく、
ホルモンがバラバラでもそこは別に気にしないで研究続けてほしいものです。

投稿: ニナ | 2016年8月31日 (水) 23:39

ニナ様

 はじめまして。コメントありがとうございます。

 母の入院やら引っ越しやらで1ヶ月ほどアクセスしていなかったため、コメントに気づくのが遅れました。申し訳ありません。

>ですがホルモン関係のことでそこまでショックを
感じて記事を書かないまでになる必要はないと思います。折角研究してたのに。

 別に私は研究していたわけではありませんよ〜。
 自分の身体に何が起こっているか、知りたかっただけで。

 SMBGで血糖値がわかるように、血中インスリン濃度やグルカゴン、アドレナリンなどの濃度も自分で簡単に測定できるのであれば、私はきっと今も測りまくって、あーだこーだと言っていたと思います。

 でも、それらの総合結果としての血糖値しかわからないのですもの。
 たとえば工事を発注するとして、内訳明細なしの総額提示だけでは、非常識に低いか問題外に高いかしか判断できませんよね。
 ひとりの素人には明細を入手できる手段がないので、それ以上の興味を失ってしまっただけです。空想で議論するのは好きではないので。

投稿: えいりあん | 2016年9月27日 (火) 08:11

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