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2011年10月10日 (月)

キャリブレーション

えいりあん・めもらんだむ

 精度管理キットを使って血糖自己測定器のチェックをしたときの記録。

 私の使っている血糖自己測定器は、すでに本体は販売終了になっている機種なので、あまり参考にはならないでしょうが、最近ネタ切れでして、古い写真の蔵出しをしてきたという次第。(^^;;;

Calib0

 これが測定器と精度管理キットの箱。ちなみに、アドバンテージと同IIも同じキットを使うのですって。

Calib1

 箱の中身は、これ。
 低濃度溶液と高濃度溶液と、チェックストリップ。
 試験用のストリップは入っていない。つまり、精度チェック1回につき、測定ストリップ2枚使うことになる。

Calib2

 まず、チェックストリップを挿してOKが出ることを確認。

 続いて、いつもの血液の替わりに、低濃度のコントロール溶液で測定。

Calib5

Calib6

 OKマークが点滅したら、次は高濃度コントロール溶液で同じことを繰り返す。

Calib7

 どうやら、低濃度溶液は濃度50 mg/dlのブドウ糖溶液、高濃度のほうは300 mg/dlの溶液みたい。
 それで、たぶん±10 %の範囲内の数値が出たら、OKを出すんだわ。

 だって、↓の表示が出たときは、どちらもerrorと出たもの。(点滅するもので、写真に撮れなかったorz)

Calib3

Calib4


 で、エラーが出たらどうするかというと、追試するのよ。
 繰り返してもエラーだと故障だけれど、その後OKが続くようなら測定器は問題なしということになる。
 ・・・お金ばっか、かかるわけ・・・orz

 ふぅ、私の測定器は正常なのかあ・・・

 いや、なんでわざわざ管理キットを買ってチェックしたかというと、私の早朝空腹時血糖値が冬に低くて夏に高い(→過去記事:震えて眠れ)のは測定器のせいではないかという疑いが拭いきれなかったからでして。冷蔵庫実験(→過去記事:冷たくしないで)までしてもなお疑うというところに、性格が現れるなあ・・・(u_u;;

 なるほど血糖自己測定器のデータには、かなりの誤差がある。
 ±10 %は常に見込まなくてはならないし、時々±20 %くらいの測定結果が出ても驚いてはいけない。

 その程度の誤差を認めるならば・・・、私の測定器は正常に動作しているのだ。

 ということは、夏に高い私の早朝空腹時血糖値の傾向は、真実なんだなあ。

 IGT(耐糖能異常)3年生の私が、こんな古くてデカい測定器を使っているのは、実はこれが元々母のために買ったものだから。
 母の2型糖尿病は9年前に発覚、当時HbA1c 11.6 %。インスリン強化療法を受けたので、当然SMBG(血糖自己測定)をしていた。その時の機種が、これ。持ちやすくて文字表示の大きい、高齢者仕様。

 脳梗塞になった母を私の地元に引き取るとき、有料老人ホームの主任看護師さんからSMBGのセットを持って来て、と言われた。看護師さん24時間常駐体制の有料老人ホームなので、かなり医療依存度の高い入居者さんがいて、その殆どの人がベース疾患として糖尿病持ち。看護師さんとしては、経口薬だけの人についても血糖値を測れる環境にしておきたいわけ。高齢者の低血糖は命にかかわるから。
 実家を家捜ししても母の測定器を見つけられずに(本人との意思疎通はできなかった)、やむなく入院先病院に併設の薬局で、母が持っているはずのと同じ機種を買った後、本人の測定器を発見した。

 予備として箱にしまったまま取って置いた新品の測定器。・・・2年後、私自身のIGTが発覚して、私のものになった。

 その母の早朝空腹時血糖値が、夏は、日によっては私より低いのよ。

 だいたい100 mg/dl前後、2桁の日が半分くらい。一方、私は100~114 mg/dlの範囲。
 87歳、2型糖尿病診断確定済み、運動なんて1日に15分歩く程度、エネルギー比で炭水化物60 %の食事をしている高齢者より、私の早朝空腹時血糖値のほうが悪いなんて、そりゃあ、測定器を疑いたくもなると思わない?

 でも、測定器は正しかった。

 つまり、私のインスリン基礎分泌は、きっと母のそれより少ない。

 私のIGTは母親ゆずりだと思っていたけれど、違ったようだ。
 父親は糖尿病と言われたことはなかったが、父方の祖父とか叔父や従兄弟は糖尿病で、しかも合併症で入退院を繰り返してわりと悲惨な末路を辿っている。こっちがインスリン低分泌家系だったのか・・・

 私の記憶にある限り、母はいつも太っていた。超肥満というわけではないが、BMI24から26の間を行ったり来たり。だから、たぶんインスリン抵抗性増大による糖尿病発症タイプだったのだろう。母方の家系では糖尿病はあまり聞かないし。

 4年半前、母を関西に連れて来た時、HbA1cは7.9 %だった。糖尿病関係の投薬は、アマリール(SU剤)とベイスン(α-GI)。BMIは21くらい。
 そこからカロリー制限&運動(といっても、ベッドで寝ていた生活から座ったり徘徊したりするようになっただけ)で、HbA1cはどんどん改善。6.5 %をコンスタントに切るようになって、アマリール休薬。

 今は、BMI18で、HbA1c 5.7 %だよ。

 なんか母を見ていると、肥満発症/インスリン抵抗性タイプの糖尿病の場合は、要するに痩せればいいんじゃん、と思ってしまう。カロリー制限の旧来型(?)治療で、充分良くなるんじゃん、と。

 自分は何をやっているのだろう・・・

 摂取カロリーはBMI19.5~20維持レベル、運動は母と比較にならないくらい(どころか同世代の人と比べても)めっちゃやっていて、しかもカーボ摂取量は通常日100 g/日、トレーニング日130 g/日にコントロール。これだけやって、HbA1c 5.3 %とか。

 34年後にHbA1c 5.7 %でいる自信なんて、全然ないよっ!

 まあ、現在の母が糖尿病コントロール良好とは言っても、食後高血糖は出るけれどね。ベイスンを服用しないおやつ後の血糖値は、200 mg/dlくらいになったりしている。

 だから、食後高血糖危険説を唱える先生方、さっさと証拠を出してくれ。
 そして、HbA1cに替わる指標を定めてくれ。


copyright (c) 2011- えいりあん
 転載厳禁。引用の際は、ブログ「血糖を管理する日々」に言及の上、リンクを張ってください。

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