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2011年2月13日 (日)

グルコース・シナジー : 運動と血糖調節3

えいりあん・めもらんだむ

 血糖値が想定外に上がろうとも、毎週加圧トレーニングの日は廻ってくる。

 これまでの対処法は、

戦略1)通常の運動に対しての事前スイーツ投入:運動で取り込まれる血糖に相当する分のカーボを事前に摂取して、スイーツタイムの至福を味わい、その後、体内循環に入ったグルコースに追いかけられる危機感をモチベーションに肉体を追い込む。(→過去記事:ワーク・アウト――運動による血糖消費

戦略2)加圧トレーニングに対しての事前少量スイーツ投入:健常人のインスリン基礎分泌程度までインスリンを事前に追加分泌させておいて、その残存インスリンで、加圧トレで分泌される(はずの)成長ホルモンによる血糖上昇を相殺する。(運動による血糖取り込み分は、グルカゴン分泌で勝手にバランスされると仮定。)(→過去記事:加圧トレーニングと血糖値(2):アンタゴニズム

の2本立てだった。

  ところが、最近やっている加圧を含むパーソナル・トレーニング・セッションでは、グルカゴンと成長ホルモンに加えてアドレナリンまで出て来てしまったから、血糖値が一段と上がることになったわけだ。(→過去記事:アドレナリン・ハイ : 運動と血糖調節1
 血糖値を下げるのは、インスリンしかない。孤独かつ脆弱なインスリン

 それでも、私のインスリン基礎分泌はあまりにも軟弱だから、わずかであっても(私の場合、昼間に出てくるインスリンは少ないのよ)追加インスリンを上乗せしておけば、血糖上昇はちょっとはマシになるのでは?と期待して、戦略2で好成績を残したガトーレーズン(炭水化物10.3 g)を事前投入して実験してみた。



13:55 116 mg/dl  
ガトーレーズン投入

14:08- AMT 7分(ウォーミングアップ)

いつもは10分~12分ウォーミングアップするのだけれど、トレーナーさんがやって来て
「始めようか!」
って。 えっ、ええっ? 予約は2時半からですけど。
今、キャンセルで空いちゃったの? で、私の後は別のジムに移動するから早いほうがいいって・・・ でもでも、まださっき食べたカーボがようやく門脈に到達した頃なんですけど・・・なんてことの説明を今ここでイチからするのも非現実的だし・・・と、とにかく血糖値だけ測らせて。

14:18  122 mg/dl

ほら、末梢血管には未着。早過ぎると思うんだけどなあ。
加圧トレーニング+体幹の筋力トレーニング 60分

15:21  202 mg/dl

。・゚゚・(≧Д≦)・゚゚・。うわぁぁぁぁん 。200オーヴァーだよ!!

15:25- AMT 20分(有酸素運動)

15:49  153 mg/dl

16:05  119 mg/dl

16:37   93 mg/dl

 グラフ化すると、こう↓。見事なまでのスパイク。
Kaatu_over200
# 次回エントリー(たぶん)のデータとの比較のために、加圧トレーニング開始時点を時間のゼロ点としています。

 私の耐糖能は昼の時間帯が最弱とはいえ、カーボ1 gに対して4.8 mg/dlの割合で上がったのがこれまでの記録。ガトーレーズンの10.3 gを投入して、じーーーーっとしていてもいたら血糖値増分は約50 mg/dlだったはずで、これを事前血糖値に足しても166 mg/dlにしかならない。

 目論見に反して、スイーツ投入からハードな運動開始までの時間が短くなってしまったから、インスリン追加分泌は運動によって抑制されてしまっただろう。だから血糖上昇のうち約50 mg/dlは、外因性グルコースによるものとして、超過分が、主としてアドレナリンの作用によって肝臓から放出された内因性グルコース。202 mg/dlとの差、36 mg/dlだけでなく、筋肉が取り込んだ分もあることを考えると、いったいどれほどのグルコースが出て来たのだろう。

 それにしても、運動していて200 mg/dl越えの血糖値が出るなんて・・・。

 ちょっとタイミングがずれただけで、外因性グルコースと内因性グルコースが重なってこんなに血糖値が上がってしまうようでは、運動直前スイーツ摂取戦略はリスキーに過ぎる。

 戦略3を策定しないといけないわね。・・・と、話はどんどんややこしくなるのよ・・・orz


copyright (c) 2011- えいりあん
 転載厳禁。引用の際は、ブログ「血糖を管理する日々」に言及の上、リンクを張ってください。

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コメント

YTです、ご無沙汰しています。
個人的な経験ですけど、去年まだ一年間、加圧トレーニングしてましたが、HbA1Cが平均5.2%→5.6%ぐらい上昇したように思います。
成長ホルモンやアドレナリンが出過ぎるのでしょうか…・
因みに、今は、止めてます。

投稿: YT | 2011年2月15日 (火) 11:30

いやいや…200オーバーとは驚きです。

私も、先週土曜日の加圧トレで、直前に10g未満の糖質を摂ったところ、163⇒179と、アップしていました。

私の場合、通常は20~30下がります。

トレーニング前が130以下だと、逆に上がることがあるのですが、それにしても、200オーバーは経験したことがありません。

恐るべし、アドレナリン!

投稿: sho | 2011年2月16日 (水) 08:01

YTさん

 お久しぶりです。

 加圧トレーニングで分泌される成長ホルモンによる血糖上昇は、わずかで短時間のものだと思います。実際私の場合、加圧トレーニングだけだと、血糖値は少し上がるだけなのですよ。問題は、続けて行なうウエイト・トレーニングで追い込んだときのアドレナリン分泌だと思っています。

 トレーニングで血糖値が上がっているのは、私の場合せいぜい1時間で、それが週に1回ですから、HbA1cには影響しませんねえ。

 このエントリーの200 mg/dl越えデータは昨年12月に取ったものですが、1月の定期健診でのHbA1cはなんと4.7 %と私的最低記録でした。個人的にHbA1c測定をあまり信用しなくなってしまったので、「ああ、また5.0±0.3 %の範囲ね」と思っただけなのですが、12月初旬に献血したときのグリコアルブミンも13.7 %と夏より下がっていたので、1月のHbA1cは本当に低かったのでしょう。

投稿: えいりあん | 2011年2月16日 (水) 22:44

shoさん

 上のコメントにも書きましたが、私の場合、血糖値を上げるのは加圧トレーニングそのものではないようです。
 「加圧トレーニングは準備運動みたいなもん」(←私のトレーナーさんの口癖)で、その後のウエイト・トレーニングの最終セットの最後の1~3回、「もう駄目、限界」と思ったところから筋肉に効かせるレップで、アドレナリンの力を借りる必要があるような気がします。

 ちなみに、自分ひとりでマシンを使っていても、そこまで追い込めません。だから、自分でトレーニングする日は、血糖値は下がりこそすれ、決して上がりません。

 カウントするのもインタバル時間を計るのも、重量のセットもマシンについた汗をふき取るのも、ぜーーんぶやってもらって私はただ筋肉だけに集中していい、という環境でトレーナーさんに見られている・・・と、これだけの条件が整わないと、アドレナリンが出るほど追い込めないみたいです。

 とはいえ、高いお金を払ってのセッションで200オーバーはあまりにも癪なので、その後はなんとか対策を編み出しつつあります。(次の記事になる予定なのですが・・・、先に確定申告をやらなきゃいけないのよねえ・・・)


 ところで、shoさんの精密インスリン測定の検査は空腹時になさったのでしょうか? 空腹時のデータであれば、羨ましい限りです。内臓脂肪を落としてインスリン感受性を上げれば、朝の血糖値の低下も期待できるのではないでしょうか。

投稿: えいりあん | 2011年2月16日 (水) 22:59

検査時の早朝、181!
昼食は、特大のから揚げ3個、キャベツ、プレーンヨーグルト100g+ブルーベリー数粒、白菜の朝漬け、採血は食後5時間で、空腹といえるかどうかは微妙です。
血糖値は156でした。
このところは、早朝の血糖値は低めです。
昨日は106、今朝は125でした。
あの異常高値はなんだったんだろう…と思います。
こんな、繰り返しなんですが、低めの流れは、精神的にありがたいですね(笑)。

投稿: sho | 2011年2月17日 (木) 22:14

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