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2010年10月11日 (月)

対症療法は日進月歩。もう足切断はない?

 10/7付朝日新聞朝刊<医療>面の記事にびっくり。

局所陰圧閉鎖療法――キズ全体を覆うように貼ったフィルムの穴から、にじみ出ている液体を吸いだして血流をよくする。

 なんだ、これ?
 言うなればマゴットセラピーを機械化したようなものじゃん! 
 本日現在のGOOGLEヒット件数。
<局所陰圧>で、4万件。<局所陰圧 糖尿病>で1万件。
<切断>を付け加えて複合検索すると、たった2000件。
 今年4月から医療保険適用になったけど、長期入院で問題となる床ずれ(褥瘡じょくそう)の方が多数派だから、糖尿病と結びつけることを知らない人の方が多いってことだろうな、たぶん。
 杏林大学に、埼玉医科大学など全国で約300の病院で導入されているが……形成外科を中心に外科、皮膚科がメイン。
 今年の4月に開かれた日本下肢救済・足病学会で、いろいろ盛り上ったようだが、内科とは少し道が違うから、私が知らなくてもしょうがないかも(´ヘ`;)
 しかし……。
 アメリカでは1995年に実用化されただあ(´ヘ`;)

 CGMSの件もそうだけど、これもデバイスラグ(医療機器の承認が日本では遅れがち)問題の典型的例だそうで、このシステムはヨーロッパでも2000年ごろに導入済みなんですと(´ヘ`;)。
 マゴットセラピー自体が(ほら、ウジが主役で気持ち悪いし)まだ信頼されていないって状況かと思っていたら、海の向こうでは、違う進化をしていたのね(´ヘ`;)
 遠い遠い東の果て、ガラパゴス諸島に浮ぶ島国、ニッポン?
 いいや、国家試験に受かるほど頭のいい人たちが、自分の手元だけを磨き上げることに熱心で、よそ見をしないからだろう。
 真面目な奴って、どうしてこう使えないんだろう(´ヘ`;)
 もっと手抜きする道を探せ!
 進歩ってのは、楽をするためにこそあるんだ。

「足を切っていたら、仕事もうしないかねなかった。指を切るだけで良かった」
 足の指を2本切断。その後、キズの部分を吸引させ、4週間で退院。今は、普通に歩ける50代の会社員Aさん。
 足の血行が悪い。糖尿病だと自覚していてよかったね。
 それにネットで情報収集する知恵もあってよかった。
 とはいえ、代謝生活改善の道を知らなきゃ同じこと。
 床ずれ(褥瘡じょくそう)は♪おイモさん、ごろごろ♪すれば防げるが、血液循環の問題――元をたださない対症療法では、危機は繰り返しやってくる(´ヘ`;)。
 そもそも、壊死を起こすまで血糖管理を放置したことが、人生を甘く見ていた証明。
 なにが血糖値を変動させるか知らない――知る気もない?

 閑話休題。
 近所の病院の医師のセリフは、「足の切断をしましょう」
 命にかかわるから、壊死の拡大を心配してくれるのはうれしいけど、もっと勉強しろ(´ヘ`;)
 毎年、保険診療規定が変化する。
 新知識、新知見が続々登場するし「つかいものにならん!」そんな旧知識の解体――もっとも全部やってられないから、事件が起きるまでホメオパシーなんかを保険適用する羽目になるわけで、イギリスの例はそれとしか思えない。信仰にまで、保険料を使ってもらいたくない! 
 閑話休題。
 CGMSの件でもそうだったが、そうした情報をきちんと毎年毎年更新していれば、情報もれはありえないはずだ! 
 とはいえ、いくら勉強しようと、頭が良かろうと、ヒトでしかない、医師の脳は、フロッピーディスクじゃない(´ヘ`;)んだよなあ。
 開業してしまうと、日々患者に追われて、専門的知識、新知識の吸収が遅れがちになる(´ヘ`;)
 合併症については初心者同然だけど、こんだけ、あちこち糖尿病業界をうろうろしている私だって気がつかなかったんだから、町の開業医じゃ知らない方が普通だろう。勤務医だったら、上司の意見に研修医の質問で、更新する機会ができるんだけど、開業医は、小学校の教室の王様のように、ドツボで頑張りがち(´ヘ`;)
 内科ならともかく、外科や皮膚科出身では無理。
 大血管が専門の循環器科、心臓外科でもだめじゃないかしら? 
 だからこそ、せめてもと学会に出席するんだろう。知識の深化ではなく、外野情報収集が一番の収穫だったりする……。
 休業すると患者が怒るしと、年数を経過すればするほど、それすらサボる医師もたくさんいる。それを勉強不足と非難するのは簡単だけど、それがどれほどの気力を必要とするものなのか? 
 こうして、ここで私のやっかいな文章を眺めている人ならわかるはずだ。
 ながめる――文字を見るだけなら、とりあえずできるが、わかろうとする――読もうとすると、大量の補足知識が必要となるのだ。
 医は仁術? ……医者なんかになるもんじゃない(´ヘ`;)
 ま、良心を天井の隅にしまっている方もいらっしゃるわけで、その辺を見極められるかどうかは患者術が問われるところ(^!^)。
 あたしの主治医の先生は、糖尿病専門医で、かつ足病変の専門家。
 親分が、日本下肢救済・足病学会の理事でもあるし、知っているよね?
 ……ふふ、11月健診で、いぢ悪質問してみよう(^!^)

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