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2010年7月28日 (水)

冷たくしないで――空腹時血糖値の季節変動(5)

えいりあん・めもらんだむ

 夏が来たので、懸案の実験をすることにした。

 血糖値は夏に低く冬に高くなるという定説に、真っ向から逆らう私の血糖値の季節変動
 特に、冬の血糖値の低さに関して、簡易型血糖自己測定器の系統誤差ではないかという疑惑があった。

 私の使用している血糖測定器はロシュのアキュチェック・コンフォート。原理はGDH-PQQ酵素電極法。仕様書には14℃~40℃で測定せよと書いてある。冬の朝はよくエラー表示の温度計マークが出たので、温めて正常画面が出てから測定をしていた。

 測定器が冷えていたら、夏でも低い血糖値が出るか?!

 測定器一式(本体だけでなくセンサーも)を一晩冷蔵庫に保管しておくという実験。
 まあ、測定器本体とセンサー部分では熱容量が違うから、同じように温まっていくわけではないだろうし、だいたい温度測定をしていないといういいかげんな実験ですが。(いやー、熱電対でも付けようかと思ったんですけれどね。測定器のどこに付けるのがいいのか、わからなかったので。(^^;;;)

7月18日 実験(朝っぱらから室温約28℃)

5:38  冷蔵庫から出して、オン。→温度エラー表示

Errorview

 おっと、測定器が結露するわ。
 ひょっとしてこの実験で壊してしまうのかしら?
 そのまま室温で放置。
 ちなみにマニュアルの指示はこれ。

Manual

5:50  血糖値 100 mg/dl

 とくに低く出るわけじゃないのね。

6:02  血糖値 108 mg/dl

 測定器の誤差範囲(10 %)以内だから、変わらないと評価すべきよね。


7月19日 追試(この日も室温はほぼ同じ)

6:19  冷蔵庫から取り出し。温度エラー表示。

 2分ほどで温度計マークが消える。5分経っていないけれど、測定。

6:22  血糖値  92 mg/dl

 お、低い?
 ここから次の測定までの時間は、ゴキを発見して闘っていたので、アドレナリン出たかも。

6:31  血糖値 104 mg/dl

6:38  血糖値  97 mg/dl

 上がって下がった・・・というより、やはりこれも全部誤差範囲内と考えたほうが良さそう。

 というわけで、仕様に定められた環境温度より低い温度から温めて5分たたないうちに測定した場合には、血糖値は少し低く出るようだけれど、せいぜいヒト桁。マニュアルにあるように5分待てば、測定器の誤差範囲内に入ってくるのだから文句は言えないレベル。

 うちの冬の室温は14℃未満で、測定器はポケットに入れて体温で温めている。(5分経ったからといって部屋は暖まらない。)だから、血糖測定値が真の値より少々低く表示されていたことは充分考えられるけれど、それでも10mg/dl未満の差しかなかったことになる。
 IGT(耐糖能異常)2年生になった私の早朝空腹時血糖値の季節変動に、冬季の測定誤差相当分を加味してみても、せいぜいこのグラフの赤線程度にしかならない。

Seasonal

 どう見ても、私の血糖値は夏高くて冬低いのよ。

 過去記事にリンクしてくれた松さんのブログのコメント欄によると、同じような傾向の方がわりといらっしゃるようだけれど、私としては定説通りに夏に血糖値が下がる方にカミングアウトして欲しいなあ。そういう方の生活パターンと比較させてもらえれば、夏にも空腹時血糖値を上げないで済むヒントが得られるかもしれないのだもの。


copyright (c) 2010- えいりあん
 転載厳禁。引用の際は、ブログ「血糖を管理する日々」に言及の上、リンクを張ってください。

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コメント

 うう、えいりあんさん、まにあっくですなあ。
 こり始めると止まらない、血液評論家いわくの「典型的O型性格」の私ですが、ここはあばうとタッチ採用でそこまでやりません。
 ……まあ、でもわかるような気がする。
 しかし、まだ毎日が日曜日状態の私と違って、そこまでやるほどヒマじゃない筈ですよね。
 仕事上使い慣れているのでしょうから、熱電対って何? って疑問がなく、それほど困難な作業じゃなかったかしら? そもそもすぐ使える環境だってのがうらやましい。工場じゃ部外者にはさわらせてくれません。
 ま、私じゃ壊すのがオチだけど。

 ちなみに八光電機製作所さんのサイト
 興味のある方はどうぞ(^!^) 知らないことはいくらでもある。でも、探せばすぐ出てくる。便利な時代だなあ。
 測定器をばらさないといけないと思うので、どっちにしろ使い切れないでしょうが。

投稿: YCAT | 2010年7月29日 (木) 00:42

YCAT様、えいりあんさん。ね、ね、熱電対とは、歳が分かってしまいますよ(非接触型温度計=高価=0十歳以上の人)。
ここは、非接触温度計をお勧めします。形式、精度、分解能を問わなければ、5000円位からありますよ(検索して驚いた。2昔前の1/10の価格になっています)。
第一、熱電対の測定部を、血糖値測定器の測定部に付けるには、銀蝋溶接が必要で、この時点で、血糖値測定器の測定部が壊れてしまいますので。この測定を精度良く行うには、恒温室(設定温度15〜16℃)か、大型コンピュータルーム(古、今ならサーバールームですね・設定温度20℃)が必要ですね(えいりあんさん、勤務先にありませんか?)。

投稿: めしの | 2010年8月16日 (月) 10:30

 めしのさん、遅ーい!
 それとも、これから夏休みですか?

>ね、ね、熱電対

 せっかく、まにあ誘引ワードを仕込んでおいたのに、YCATさんしか釣れないのかと落ち込んでおりました。
(温度センサと書いたら、その道の方もそうでない方も、スルーでしょ?)

>銀蝋溶接

 銀蝋付けまでは考えませんでした。
 クロメル線とアルメル線をくりくりと捻って(まあ、ぱちんとスポットウェルドくらいならしてもいいけど)、測定器に押し付けるだけのつもりでしたから。電圧はテスターで測ればいいかと。前後に氷水に浸ければ、いいっしょ?
 でも、測定器のオモテとウラとどちらを測るのがいいの? 試験紙のそば? 血液は体温だけど・・・とか考えたらわからなくなって、面倒くさくなってやめたのでした。

>歳が分かってしまいますよ

 いいんですよ。2型糖尿病患者の美食闘病日記なんか見に来ているのは、どうせ中高年ばっかりでしょうから。
 だから、ほら、学校は夏休みだというのに夏厨の一人も湧いて出ないじゃありませんか。

投稿: えいりあん | 2010年8月16日 (月) 22:14

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