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2010年4月 5日 (月)

神戸赤十字病院で食事指導を受ける方に警告

 糖尿病歴が長くなって経験を積むと、わかりきった記事の繰り返しばかりで、最近はほとんど読むところがない。
10040400 日本糖尿病協会機関誌さかえ4月号。
 ネタにもならない昨今、もう、やめちゃいたいのだけれども、ネット弱者もまだまだ多いし、初心者にとっては最初の助け舟。
 しょうがないと、会費を寄付しているようなものだけど、あまりにも、あまりにもお粗末。

 そんなに合併症患者を増やしたいのか? 日本糖尿病協会! 
 編集の実務を担当している時事通信は、糖尿病については、どシロウト集団でしかないはず。
 どっちにしろ記事の責任は、全部、編集委員の方たちが負うべきもの。24人(もいる! 連帯無責任?)全員の本職を調べてみようかととも思ったが、面倒だし、それで事実がわかるとも言えない。
 だれが、栄養学に詳しいの?
 誰もいないから、こんな記事を止められなかったの?
 あれ? そもそもチェックもしていないorできない? 

 神戸赤十字病院は専門外来こそないが、糖尿病代謝内科はあるな……日本糖尿病学会認定の専門医・指導医、日本糖尿病協会認定の療養指導医もいるようだ。
 糖尿病療養指導士がいて、糖尿病教室や糖尿病教育入院を中心としたチーム医療もやっている……。
10040466_2
 じゃあ、どうして、こんな記事を書けるんだ?
 どっきりってか、ついに来てしまった「糖尿病ですね」宣告で、お先真っ暗、路頭に迷っている羊さん。
 ご無理ごもっとも、なんでも(とりあえず)牧羊犬 医師に栄養士の先生方の仰せに従いますと、一見すなおな(?)優良羊たち。
 そんな方たちを血糖値を上げる道に導いてしまっている――食事療法開始後の、ヘモグロビンA1cの推移を、先生から聞いていないの? 

 75gのカーボ摂取後の血糖値が200mg/dl越えしてしまったからこそ、糖尿病診断された。OGTT ブドウ糖(グルコース)負荷試験ってのは、それを証明するために、遅延要素のない純カーボ――ブドウ糖(グルコース)だけの呑んでみる検査――だったよね?
 それなのに、ああ、それなのに。
 どうして75gカーボ(推定ご飯量200g、食品交換表4単位)以上の弁当を、患者に推奨できるのだろう? 表6の野菜不足は、食物繊維の吸収遅延効果が10%以下でしかない以上、どっちにしろ役に立たない。脂質は、それなりにあるけど、カーボ――血糖になる原料が多すぎるから、どっちにしろ高血糖になる。これを私が食べる場合は、食前にインスリンを2単位打たねばなるまい。
 そのような患者の方が圧倒的に多いはずだ。
 福井俊宏栄養課長は、それをご存知ないのだろうか? 
 わかっていても、そう書くのは医療行為だから、できないのは理解する。でも、せめて「食べたら、食後SMBG(血糖自己測定)をしてみましょう」くらい言ってもいいんじゃない? 

 それがカーボカウント(炭水化物のうちの糖質管理による血糖管理)なんだけど(´ヘ`;)、SMBG(血糖自己測定)は、栄養士の職務外ってことで、興味なしってことかな? 
 日本の大多数の栄養士さんたちのように。

 特集 これで安心! コンビニ弁当の賢い選び方

 どこが安心なのだろう?
 SMBG(血糖自己測定)をやっている人であれば、ヘモグロビンA1c上昇、あるいは、膵臓機能がまだ活発でインスリン分泌がたっぷりあるなら、食後高血糖&機能性低血糖の血管いじめが待っていることを知っている以上、およそ安心などできない。

 P37 「管理栄養士が選ぶ、お勧めのコンビニ弁当は何ですか?」と聞かれたら「食品交換表に基づいたバランスのよいお弁当です」と答えます。

 ……ン? 
 福井課長は、栄養課の責任者でしょうから、体格、年齢に合わせた、食品交換表指示量は、うんざりするほどご存知ですよね、主食の表1を4単位以上食べていいんですか? 
 SMBG(血糖自己測定)を知らない時代の決めゼリフ。
「ごはんは半分捨てて、フライの皮は食わないこと」
 フライに天ぷら、どっちもコロモは小麦粉――カーボだ!
 それを知らずに言っていたんだけど、たまには的の方が、矢に当ってくれる。
 閑話休題。
 味気ない話だし、やる気にならない人が多かったけど、その方がまだ血糖値を上げずに済む以上、マシな食事療法のはずでしょ? 
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 答えはこれか? 

 管理栄養士監修の16品目弁当? いろいろな食材を一緒に食べることができて、よござんすね。でも、バランスよく栄養を摂取して、カーボ(エネルギー)過剰で、目をつぶして長生きしろってこと? 
 冗談じゃない(´ヘ`;)
 これは、一般の耐糖能健常者向けの弁当じゃないか! 
 
 ああ、むかつく。

 血糖管理の重要性を、患者の数値を知らない日本の栄養士さんに理解してもらえるとは思っていない。長年の経験で、頭がカロリー主義漬けで、溶けない石頭になっているのも、もうしょうがないとあきらめている。
 でも、糖尿病業界のオキテ<食品交換表>を無視してまで、コンビニ業界の仕事を応援したいのか? 
 それでいいの? 神戸赤十字病院の糖尿病専門医さん? 

 文中にあるように、コンビニの利点は、栄養成分表示が標準化されてきたことにある。私も、散々お世話になってきた。関連記事もたくさん書いた。
 しかし、使い道を無視されたのでは、どうにもならない。
 2006/3月から随分時代は進化したが、天理よろづ相談所病院の管理栄養士でありCDE(糖尿病療養指導士)の森川さんの経験を、まったく知らないようだ。

(カロリー説明だと)患者さんから「言われたとおりのカロリーなのに低血糖が起こるんですよ」「高血糖が起こるんですよ」(中略)それがきっかけでカーボカウンティングを始めました。

 SMBG(血糖自己測定)すれば、一目瞭然なのに、古式ゆかしく食事念仏、もとえ、指導している? 

 閑話休題。栄養士のKさん。お元気ですか?

 なんの音沙汰もなく、いい歳をした大人のはずなのにと呆れていますが、やっぱりあれですか? 

 さわらぬ医師に祟りなし。

 患者の血糖値より、仕事――食事指導を確保できるかどうかの方が大事ですものね。
 見ざる聞かざる言わざる。長いものにはまかれろってのが、日本の伝統であり、庶民の知恵ではありますが、それじゃ一緒に沈没する、タヌキの泥舟です(´ヘ`;)
 あたしも、こんなセリフを公の場で吐きたくない。
 余計なことを言えば、返り血を浴びるだけが関の山で、なんの実入りもありゃしない(受け取りたくもないけど)。でも、誰かが言わなきゃ、糖尿病関連の医療費は膨れ上がる一方なんですよ!
 その金は、あなたの給与からも天引きされていくのです。

 ニフティ株式会社法務部様

 この記事は、私を含め様々な実験データに基く批判です。根拠なき、誹謗中傷には当りません。どうせ読んでなどいないと思いますが、またぞろ、「けしらかん」などとの苦情が届きましたら、反証材料を用意して、こちらにコメントして、当事者同士で議論するようご回答下さい。プロバイダーの責任範囲外です。
 コメントはいつでも受け付けております。

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