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2009年12月29日 (火)

バック・トゥ・ザ・フューチャーのママの横幅変化

 荷物整理でレーザーディスクを全部DVDにダビングしたら、機器も含めて一畳分のスペースが空いた……それ以上に、かけた費用の差に愕然。ざっと200万円以上払っているのに、DVDのメディア代は、たった15000円……さびしぃ(´ヘ`;)
 閑話休題(それはさておき)。
 スピルバーグ作の画期的タイムトラベル映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、(LD発売当時、高かったので)共同購入したLDをベータに落としてもらったもの。アナログダビングだから画質はボケがあるし、トラッキングずれが頻繁に起きて、どうしようもない。
 元旦にWOWOWで放映されるとわかったので録りなおすけど、内容がよければ、実は画質はどうでもいい。ハイビジョンとか騒ぐのは技術屋の趣味でしかないね……なんて見ちゃうから、ベータマックスのVTRテープのダビングの方は遅々として進まない。
 もう5回目以上だけど、ひさしぶりに見て、リー・トンプソン演ずるママの姿に思うところあり……ネタばれになるので、未視聴の方は続きを読まないでね。
 立ち位置がもうひとつ定まらない上に、久しぶりに書いた長文なので、余剰脂肪たっぷりの駄文(´ヘ`;)になっています。他にやることがあったらスルーすることを推奨します。
 あ~あ、疲れた(´ヘ`;)

 SFファンにとって、タイムトラベルものといえば、タイムパラドックス。時は分かれて果てもなくと、なんやらかんやら薀蓄を語る奴がいっぱいいたけど、映像でリアルにつきつけられたショックはでかかったなあ。過去へ行ってしまう、そこにいないはずの存在があるだけで、どうやっても未来は変化してしまう。今では当たり前の感覚を目の前に突きつけられてしまった。

 優柔不断で落ちこぼれのどうしようもないパパなのに、けっこうかわいくて引く手あまただったろうママが、なぜ惚れちゃったりしたのか? 
 その謎が過去へ戻って明らかになったのはいいが、恋の相手が自分に変わってしまったので、パラドックス発生。
 パパとママが結婚しなければ、自分は存在できない! 

 物理学的に真剣に検証するわけでもなく、マニアックな議論にもさわらず、時間線をぐちゃぐちゃにして、その結果生じるドタバタを中心に細部いじり。ついでに恋を絡めて、娯楽第一。
 さすがスピルバーグ! で、あきれるしかない大歓迎だったっけ。

 いろんな邪魔が入って、恋のキューピッド作戦が失敗するのは、映画製作上絶対的お約束。
 起承転結。どうなるんだ!
 ついに切れたパパの見事な左フックのクライマックス。宿敵を倒して、今度こそママに(この時間線では初めて)惚れてもらった。
 将来の自分誕生時間線を確保して、お話はまとまるんだが……パパのライフスタイルが変わってしまったので、またしても違う時間線になっちゃった(´ヘ`;)
 で、ママの体型。
 最初のシーンでは、ぶくぶくと全身に脂肪布団を着込んでいた。新しい時間線では、すっきりスマートで、むすこびっくり! 観客、あははは。
 ノックアウトされた悪役の方は、逆に、むざんに膨らんだ腹を抱えて、パパのご機嫌をうかがっている……。

「きちんとメリハリのついた生活をしていれば、おのずと食生活にも規律ができ、ひいては代謝バランスも安定するから、肥満などおこらない」
 元々そうだったのか、あるいは優柔不断のパパの影響なのか、メリハリのない生活習慣が、自立したパパの影響で、自己管理できるようになった? 
 周囲に多数の例があって、それが正しい方向だろうという感覚を誰もが持っているから、その背景の論理が、すとんと呑みこめる。
 ……ああ、自己管理(´ヘ`;) わからない人、あるいは、わかりたくない人にはわからないかもしれないけど。
 閑話休題。
 成人病と呼ばれていた症候群を「年齢の問題じゃない。自己管理できるかできないかで発症する」と、予防の観点から<生活習慣病>と言い換えるよう日野原先生は提唱したのだが、だからこそ、そう言われるとなおさら反発したくなるんだよねえ。
「しまりのない肉体――自己管理できない奴」と言われのは、つらい。勝間和代さんが、賞賛されると同時に嫌われるのは同じ構造だ。拒否できないがゆえにこそ、受け入れたくないのが正論というもの(´ヘ`;)

 実はタバコを吸うわ、アルコールもこっそり持ち出すわの<ゆるゆる>女子高生だった、まさしく無自覚なしまりのない(自己管理ができていない)ママに、こう言っても無駄なことは、おせっかいしてみた経験者ならわかるはず。
「生活習慣病(糖尿病でも同じこと)予備軍だ。健康を長く保ちたいなら生活変えたら?」
 怒らせるだけだよな(´ヘ`;)
 でも、実は本人が一番気にしているから「運動して、体調を整えるわよ」となる。食べる量にケチをつけられのは、もっとも忌み嫌われる。その習慣は、誰にとっても変えがたい。
 そういえば、そういう人ほど糖尿病警察になりがち。
 健康に不安があればあるほど、他人に大きなお世話をしたがるのかもしれない。
 おっと閑話休題。
 この問題の本質は別なところにある。
 自己管理することで、しまりのある――メリハリのついた人生になる!? それって本当? 

 ほとんどの人が同意する社会通念だが、コペルニクスの時代は、太陽が地球を回っているってのが100%の常識だったのと同様に、みんなが言っているから正しいということにはならない。
 科学的医療のエビデンスレベルでいえばADA(アメリカ糖尿病協会)のE、日本糖尿病学会のコンセンサス相当。
 これは専門家同士の合意事項の意味。
 根拠があるわけじゃなく、経験上そう思われているだけで、その因果関係を証明できないなら、シロウトの判断とどこに差がある?
 高血圧や高血糖に高コレステロールなどの標識データがあれば生活習慣病のリスクが高いという疫学データはあるが、しまりのない、自己管理できない生活習慣が、そうしたデータを作るという具体的根拠、誰の目にも見え再現可能な因果関係の証明はまだない。
 そうした曖昧さが「太陽が東から昇って西に沈む以上、空を走るのは太陽の方だ」的シロウトの生兵法を産み、指導者の竹槍(カロリーに注意!)理論を作るのだ。
 
 血糖値に影響するのは、カーボ(ブドウ糖(グルコース)になる糖質)だけとわかった事実。
 これだけでも、実にでかい。
 いい時代に糖尿病宣告を受けたよなあ(^!^)
  
 蛇足。
 しまりのない(内臓脂肪必要最小限)体を作る方法がわかっても、それで、しまりのある人生になるという保証はどこにもない。
 人生は甘くない。
 敗戦の要因は見えても、勝利への道は実に多様で、どっちへ行けばいいのか凡人にはわからない。あみだくじを引くのと同然でしかないから、今日も居酒屋で、デブオヤジが吠えるんだろう。
「合併症? 目がつぶれたって、すぐ命をとられるわけじゃない。治療方法も進化しているから、簡単に治せる。さあ呑め、食え。一緒に糖尿病外来へ行こう。新しい糖尿病療法指導士は若い娘だ。血糖値が悪いほどかまってもらえるぞ」
 補足。
 生活管理を無視、あるいは放棄するタイプが男性に多く、女性は逆に管理過剰になりがちなのは、どうしてか? それをずっと考えている。
 もちろん、例外はつきものだけど。
 失うものが多ければ多いほど、人は生きることに執着する。しかし、これはそれとは違う行動パターンだろう。
 医師の指導に従う、あるいはそれ以上にきっちり自己管理している人ほど、肌につやがなく、要するに元気がない不健康そうな方が多く、網膜症の治療が始まったり腎透析に通っているような上記のオヤジのような人ほど、声がでかくうるさい。見た目、健康そう。
 不可解なことである。
 物事は見た目どおりとは限らない。
 あるいは「夫、稼ぐ人、妻、支える人」の図式のせいかもしれない。耐糖能異常(IGT)が進展するのは50代前後だが、現在発症している世代は、高度成長経済を支えてきた自民党家族モデルでもある。合併症が始まってしまったどうしようもないわがままオヤジたちを支えている奥様は多い。
 糖尿病専門医の食事指導において――カロリー管理だ(´ヘ`;)――<周囲(ほとんどの場合、奥さんのことだ)の協力>ってのが、いまだに重要なポイントになっているのもその裏づけになりそうだ。
 女性の方々が過剰に健康保持したがるのは、だんなが支えてくれそうもない。そもそもそんな能力がないと危機感を持っているから、悩むのかもしれない。ネット外で、自分で抱え込み、心療内科で医薬業界の財布と貸している方はどれほどいるのかなあ……。
 豚足。
 おひとりさまが、多数派の現代。だれも面倒を見てくれる人のいない私は時代の先駆者?
 おおい、Tに、S。AもKもHも同じだよ!
 その昔、あの幼女誘拐殺人の宮崎勤事件で、テレビレポートに「これが犯人の異常な生活です」と叫ばれて、一緒にむかついた同類独身元祖オタク諸君。本もビデオも、二次元少女は、君たちのリアル合併症の面倒は見てくれない。
 いまさら結婚もできない以上、ちっとは痩せるべきだ! 
 糖尿病宣告されたのが、すでに3人。
 Oさんの心筋梗塞も、実は同じ原因のようだ――ま、あの人はおくさんがいるからいいけど。
 元SF芸人。ガイナックスの岡田斗司夫さんほどになると、ガリガリで貧乏クサ! でやだ? 趣味が巨額の実益になった上に、この本が売れない時代に、レコーディングダイエットで拡販にも成功。美少女Sさんに結婚してもらえた勝ち組のはずだけど、幸せそうに見えないって? 
 具体的手段――カーボカウント抜きで、無理無理ダイエットするからああなったんだろう。あの根性には敬意を表するしかないけど、そもそもの動機――肥満体をお嬢さんに嫌われたってのは、どこまで強烈なものだったのかしら? 
 そういう協力者は、作りたくないものだけど……。
 いまさら、かわいい娘ができるわけもない(作るわけにも行かない)から、そんな嫌われ方も「うらやましい(´ヘ`;)」って話になっちゃう?   

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コメント

 お久しぶりです。
 その節は大変、お世話になりました。
 ありがとうございました。m(__)m

 一生懸命に血糖コントロールを頑張る理由、ご明察通りです。
 この夫には面倒を見てもらいたくない!!であります。
 もっとも、若い内にポックリと逝ってあげられれば、夫にも感謝されるとは思いますが。
 目指すは、私も「お一人さま」です。
 これも夫に対する愛情の証です。(笑)

 良い年をお迎え下さいネ。

投稿: ennrike | 2009年12月29日 (火) 15:17

 お久しぶりです。ennrikeさん。無理している様子もなく、ほどほど管理でうまく行っているようで何よりです。
 うざい文章を読んでいただき、ありがとうございます。
 もうちょっと無駄な形容詞を減らせるよう、カーボカウントして頑張りたいと思ってはいるのですが、カーボ(ブドウ糖)同様、ああでもないこうでもないと余計なことを考えることこそ生きる上でのエネルギー源――興味がなければ、所詮ゴミだよなあ……あはははは。
 迷惑かけます(´ヘ`;)

投稿: YCAT | 2009年12月30日 (水) 00:28

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