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2009年4月22日 (水)

無理に食べてみました……ですよ、S様。

 これは旭鮨春風の膳のメーン料理。外食産業における主食の量は、400kcal(食品交換表の5単位)とほぼ相場が決まっています。
 それ以上多い店は安い! 店。
 少ない店は……ヘルシーとは呼ばれず、ケチな店と認識されてしまうのが、世間様の風潮です。ここは9個なので360kcal――ちょっとお高い(気取っている)わけです。
 酒が入るから、どうせ食わない奴も多いんでしょうけど。
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「ごはんは半分残しましょう」
 20年来言われ続けている糖尿病患者への言葉は、間違っちゃいません。ここには83gのカーボ(炭水化物のうち、体内で血糖になる糖質、言い換えればブドウ糖(グルコース)に化学変化するもの)が入っているからです。
 このブログは(膨大な量になってしまいました)、それがいかに血糖値をあげて、合併症へのリスクをあげるかをデータ付きで検証した記録です。
 主犯は、カーボ! にっくき奴(´ヘ`;)
 とはいえ、頭の回転を早めるには、やっぱりいとしいカーボ様。
 体内の脂肪でも代用はききますが、肉類と違って保存容易なので、ヒト族の生活設計(代謝)に余裕をもたらして文明を開化させてくれたのが穀物生産。それが過剰摂取の罠で代謝を狂わす悪魔とは、世の中、よくできています。60億を越えるヒト族の繁栄は、ある意味、地球にとってのカーボのようなものです。
「ちっとは自動的に減ってくれ(死んでくれ)」ってのが、神様の思し召しかもしれませんが、どっこい、合併症って困ったことに、すぐには死ねないんですよね。医学(対症療法ばかり進化してどうする!)の力で、よたよた長生きする羽目になる(´ヘ`;)
 一度狂った肝臓のコントロールは、現代医学では元に戻せません。
 代謝障害は、外科的症因や感染症とちがって<治る/治らない>レベルの単純さはなく、断崖絶壁に張られた釣り糸の上で回っているジャイロスコープのようなものです。
 生きている限り、回っているのですが、すい臓に働きかける昔ながらの薬の他に、GLP-1.4など糖移送についての新薬が登場して、あるいはと期待したりして、うっかり手を出すと止まりかねないのが回転体だと考えています。
 ここは、余計な手出しをせずに――薬など対症療法が必要とならないように管理して、無理をしない生活で、残りの人生を、ダンス・ダンス・ダンスして行きたいと、いろいろ情報検索してきた日々の記録です。

2009042303 2009042302 2009042301
 春野菜と貝の酢味噌  あおりいか糸造り  とろろ鮪海藻磯風味
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 きんき煮付け      帆立貝柱焼       茶碗蒸し

 すりおろした山芋が危険物ですが、「よく噛め!」ったって、噛みようがない代物ですよね。数十年来言われてきて、今も言われ続けている「噛みなさい」は、おばあちゃんの迷信です。今宵のように、会話が盛り上がって、ゆっくり食べる分には、血糖消費上、問題ありません。
 よく噛んでも、さっさと飲み込んだら吸収が早くなってむしろあがりやすくなるなんてデータもあります。
 
 私のすい臓のカーボ処理限界量は40-60gです。
(食後、歩行10分以上など心拍数UP/血糖消費しない場合)
 それを過去の食後血糖値検証で知っているはずなのに、どうして83gを全部食べちゃうのか?
 食後、歩くとわかっているせいもありますが……。 
 世の中にもっとも棲息しているはずの2型糖尿病患者――おっと、血糖管理ができていれば、ただの耐糖能異常(IGT)者です。放置して、尿糖(常時血糖値180mg/dl以上時)が出てしまっている方が糖尿病。
 ひさしぶりに見つけました――みんな口に出さないんですよ。
 
 で、忙しくって、そんなことを考えているヒマがない(もしくは、考えたくない)S様に、無問題に見える私に、カーボがどんないたずらをするか? それを実証する為に、いやいや、全部食べてみました(ウソつけ、食いしん坊!)。
 ……ま、ごはんも乾いてしまったし、やめておこうかとも思ったんですけどね。さすがに、デザートのメロンには手を出しませんでした(^!^)
 
 旭鮨から、エレベーターと歩行5分――血糖消費僅少。
 川崎から電車で30分、車内おしゃべり――同上。
 駅から12分歩行――全身筋肉使用及び心拍数アップで、
              やっとこの食後血糖値。
 
09042299 たぶんどっかで200越えしていたはず(´ヘ`;)
 けっこう予測できますが、基本的に体感は信用できません。打ってみなければわからない海物語ほどじゃありませんが、測定器で測ってみないと本当のところはわかりません。
 これがヘモグロビンA1c6-6.5レベルです。
 血圧が低ければ、これでほぼ問題ないと想像されますが、高血圧があれば、ヘモグロビンA1c5.5でも合併症は起きるようです。腎臓、網膜、及びあちこちの毛細血管のつまりは、ほとんど自覚症状がでません。尿アルブミン検査だけは、お忙しいでしょうがお勧めします。
 一般健診でのクレアチン測定で異常値が出た時には、毛細血管障害だけじゃなく、もう腎臓障害が始まってしまっているので遅すぎるのです。

 とりあえずカーボカウントがらみの部分だけお読みいただいて、他の記事は海外出張の折りに空白時間ができた時にでもお読み下さい。何かしら、気づきになる文章、データがあるはずです。

 尚、ついでの時に思い出していただければ、右の人気ブログランキングのクリックをよろしくお願い致します。
 役にたたんとお怒りなら、しょうがありませんが、知ると知らないでは、大違い。情報デバイトから抜出せる人がひとりでもいらしゃればと、このブログを残しています。
 コメントは無用です。
 書くのは、勇気と度胸か、さもなければ愛嬌がいりますもの。
 医療行為なる壁(厚生労働省の不作為犯罪)の下、入口管理の栄養士さんと出口(代謝)管理の医師のたらいまわし――昭和30年代から連綿と続く(血液型性格判断より歴史(だけは)ある)カロリー主義なる非科学コンセンサス(思い込み)に支配されて、空腹感か、あるいは逆に「合併症なんて(みんなで渡れば)怖くない」と突っ走ってしまった罪悪感にQOL(生活の質)を滅茶苦茶にされている人のために、ご協力よろしくお願い致します。

 ほら、頭から読んできて、ここまでいらしたあなたもよろしくお願い致します。マジメに医師(合併症には詳しいですが、栄養学については勉強していない方がほとんどです)の言うとおりにして苦しんでいる方が、まだまだ圧倒的多数なのです。

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