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2008年10月28日 (火)

臨床栄養士さんは、日本にも存在する(私的資格らしいけど)

 ひと言じゃとても紹介しきれないので、私一人で勉強させてもらっているブログ臨床栄養士のひとり言で、マグネシウム特集が続いている。
 スタートは10/3付の予告
 カルシウム摂取に牛乳がいいという言説が、大間違い! という難癖が、この連載を読むと半可通のいちゃもん、一理あるけど、結局は頓珍漢な勘違いだってことが理解できる。
 私に、この記述の是非を判断する材料も機会もない以上、鵜呑みにする気はまったくない。しかし、情報収集の方向付けとしてすこぶる有効。

 あえてひと言で、ぶった切れば? 
 体にいい食べ物はない。
 すべてはバランスじゃってとこかしら。

 ……というわけで、説明も長くなりがち。
 専門用語も多く、かつその含意も奥が深いから、飲み込むのは大変だけど、一読の価値あり! です。

■2008/12/17 半分お詫び的追記しました。

「私はメディカルスクールで栄養素のことについては教えられても勉強もしていないからわからない。そもそも私は病気を治すことを勉強してきたので、どうやって健康な体をつくるか、については学んでいない・・」という答えが異口同音に返ってきます。

 これが、アメリカの医師の返事だという10/24付11回目の記述は、一政晶子さんが仕事日記に書いていたことの裏づけになる。もちろん、一介の患者が同じ質問をしたら、どう答えるかはわからない。
 でもそれが<医師>という職業の基本構造で、だとすれば何も恥じることではないはずだけど、みなさんプライドだけは富士山より高いからなあ……。
 しかし、知らないことを知っているふりをする方が問題。
 最高学府を出て国家試験合格の<学業優秀といわれ続けた>官僚さんたちが<不作為>という名の罪を犯している現状と同様に、栄養摂取が健康を通じて人のいのちに関わっていることが見えてきた現代においては、やはり犯罪行為と糾弾すべきかもしれない。
 マスコミは? 
 放送業界の知識レベルは低いし、雑誌界は問題外だからどうでもいいけど、天下の朝日新聞は?
 ……優秀な企業体ほど、罪が問われやすいってのは、なんだか納得行かないだろうけど、それが<公的責任>ってやつなのよね。
  
 精製された米、小麦粉、砂糖には問題があるらしいってことは見えてきている。それがマグネシウムの排除によるカルシウムの過剰につながる連鎖関係のせい? 目からウロコの卓説に見えるけど、うううむ、実証するのは難しそうだなあ(´ヘ`;)
 真面目に説明して理解を求めるより、熱狂の渦に巻き込んで縄文食を食わせる方が簡単だよなあ(´ヘ`;)
 で、因果関係の見えない、いや、見ない食生活は続く……どうせ人はいつか死ぬんだしぃ。
 おっと、やっぱり1日30品目食べようってお題目に意味はあったって? それも進歩がない話だよなあ。

■2008/12/16追記。
 上記文章を読んで、私が全面的に推奨していると思われた方がいらっしゃったら、お詫びしなければなりません。あくまでご参考までと留保しつつ、記事にしたつもりですが、あらぬことから、まったく信用できないと言わざるを得ないこととなりました。
 申し訳ありません。
 臨床栄養士のひとり言は、眉につばをつけつつ、お読み下さい。

「よく噛みましょう」とかの根拠があるようで、実はなんだかわからん、つまりは明治大正昭和の非科学的精神論(あは、竹槍で戦車を壊せ!)を振りかざすだけだったり、一日三食、定時に均等に食べましょうなんて現実生活を無視した机上の空論をもてあそぶばかりの栄養指導じゃ、刑務所で管理されているわけじゃない均等な社会生活を送るなんて不可能な一般社会人の健康管理なんてできるわけがない。
 仮に健康を維持できたとしても、それは栄養指導の成果とは限った話ではなく、たまたまうまく行っただけである可能性もある。
 どっちが原因なのか、そもそも証明する方法自体ない! 
 当るも八卦、当らぬも八卦――楽な商売だよなあ(´ヘ`;)

 溝口先生の栄養療法について、2006/01/06の記事で触れたように、体内に摂取した栄養素が、人の代謝にどう影響するか? 因果関係を追究する分子整合栄養学がどこまで進展するか、ずっと関心を抱いてきた。
 だって原因がわからない以上、結果にいたる道は星の数ほどありえる。「<根性>さえあれば、生涯いつもニコニコ元気いっぱいだ」と言われても、文句を言えやしない。病気になって地に落ちたら「ほら、ざまを見ろ」と嘲ることはできるけど。
 とはいえ、この問題は外科的<ミクロの決死圏>がいまだにSFの領域である以上に、はるかに夢物語の領域でしかない。
 溝口先生の著作はすべて読破したし、ブログも読み続けているが、残念なことに、どこまでいっても現場(臨床)における試行錯誤しか見せてくれない。というより、それ以上は無理なのだろう。
 松下のおじいちゃん式「やってみなはれ」じゃ、紹介なんてできゃしない(´ヘ`;)

 そこへnutmed(佐藤章夫)さんの記事。特にVol.3 面白い実験に、感動した。
 約50ccの水道水に水溶性のカルシウムを入れても完全には溶けない(不透明)。そこにマグネシウムを入れると……。

 コップの中で溶けきらずに白く濁っていたカルシウムが、マグネシウムの粉を入れて攪拌しはじめると溶けはじめ、透明に近い状態になっているはずです。その現象と同じことが皆さんの血液中、心臓、脳、腎臓や多くの細胞組織で日夜起きていると思っていただけると、カルシウムとマグネシウムの関係およびいかに両者のバランスが重要であるかがわかっていただけると思います。

 おお、だからマグネシウムって重要なんだ! こうやってカルシウムのバランスを保ったりしているのか! 
 ところがどっこい。
「なんか変だよ」と疑問のメールをいただいてしまった。

 留保付、及び腰で記事を作るしかない理由は、私がシロウトということもあるが、何より、学者、専門家の話、論文――つまりは伝聞に基いてしか語れない以上、私自身が検証できないからだ。
 血糖値については、自分のデータだし、糖尿病性の合併症が起きているかどうかも、当然確認できる。しかし、栄養が代謝にどう影響しているかは、専門の学者もわかっていないのにわかるわけがない。
 そこへ上記nutmed(佐藤章夫)さんの、確信に満ちた表現だったんだが……ええい、薬局で材料をそろえてやってみよう! 
08111755
 大笑いするしかない(´ヘ`;)
 酸化マグネシウムはカルシウムと拮抗するどころか、コップの水には、まったく溶けなかった(´ヘ`;)
 量を変え、机を水浸しにして頭を抱え、ふと箱書きに目をやると――。
 組成・性状
 本品は、水にはほとんど溶けない。希塩酸に溶ける。
 胃酸過多を癒すための制酸剤としての用途があるくらいだから、胃を通さないと拮抗作用もへったくれもない。

 ブログ内を探し回ったら「カルシウムとマグネシウムを飲むときには酸味の強いレモン水やクエン酸の多く含まれた飲み物(ただし甘味は不要!)と一緒に飲むように」とあった。
 じゃあ、どうして水を舞台になんて指示をしたんだろう? 
 
 改めて、nutmed(佐藤章夫)でググりなおしてみると、栄養医学研究所が本体サイトで、ブログはあくまでサービスという位置づけであることがわかった。
 ……調査もれ、恥ずかしい(´ヘ`;) 申し訳ありません。
 ブログへのコメントができないので、本体の方に「この実験できません」とメールしたんだが、1ヶ月たっても回答なし。
 誠意がないなあ(´ヘ`;)
 ブログの記事の変更もない――まあ、これが証明にならないと、全部の記事の信憑性が薄れちゃうわけだけど。
 ……と、不審の目ができちゃうと、あちこちアラが見えてくるもので、もう一つお詫びします。

 タイトルの「臨床栄養士」は、日本では公的なものではありません。
 (そもそもアメリカの公的資格R.D.(登録栄養士)と勘違いしてました。うっかりミスです。すいません)
 アメリカには臨床栄養師が存在しますが、nutmed(佐藤章夫)さんの資格は……。

 米国National Healing College
 およびNational College of Naturopathic Medicine
 臨床栄養士(C.C.N)

 あらぁ……。
 R.D.(登録栄養士)免許を取得した上で、アメリカの州単位での登録をすると資格取得できるようですが、略号がまるで違う(´ヘ`;)

 RD+州単位の登録
●臨床栄養師[Nutrition Support Dietitian(NSD)]
  RD+2年間の臨床経験 ASPEN認定試験
●認定臨床栄養師[Certified NSD(CNSD)]
  NSD+2年間の臨床経験 ASPEN認定試験
●上級栄養管理臨床栄養師
 [Board Certified Metabolic Nutritionist(BCMN)]
  RD登録後6年以内に6000時間の実務 ADA認定試験

 サプリメントの研究を含め、アメリカでは、栄養学と代謝学の研究が、いい意味でも悪い意味でも日本より進んでいる。原理原則を追究する。それが科学的探究心だから、当然だと思うのだが、医療の主流からは、白い目で見られているようだ。
 因果関係を100%解明しない限り、長年認められなかった<地動説>のような立場なのかもしれない。
 nutmed(佐藤章夫)さんのような試みを、私は支持したい。しかしながら、不用意な言説は、様々な努力をすべて水泡に帰すものだ。
 本名がわかってみればGeogle検索の幅も広がるわけで……うううむ、どうにも毀誉褒貶著しい方であることがわかった。こうなってみると、ブログにコメントを受け付けていないのも、炎上を避けるためのガードに見えてきてしまう(´ヘ`;)
 他の主張は、立証不能だから、逆に反証困難でもあるわけで、何を言っても声がでかけりゃ勝ち! でごまかせるけど、どうして、こんなボロが出るようなことを書いたんだろう? これって、健康食品販売業者のタブーじゃん。
 私自身残念だが、追記以前の記事をお読みになった方に変な影響を与えてしまったとしたら、それは私の責任です。改めて、お詫びいたします。

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コメント

 YCAT様、今頃のコメント申し訳ありません。
(全ブログを読んではいませんので) この実験で使用したのは、水が普通の水又は蒸留水だとすれば、酸化マグネシウムではなく、塩化マグネシウムではないでしょうか?
 酸化マグネシウムは、水に不溶ですので。
 それにしても、返答がないのは、不親切ですね。

投稿: めしの | 2010年7月19日 (月) 16:14

 おお暑苦しい日ですのにわざわざ暑苦しい文章をお読みいただき感謝いたします、めしのさん。
 専門家のチェックってやっぱりほしいのですよ、シロウトとしては。
 文中追記しているように、専門家と称するシロウト(?)が跋扈(ばっこ)しているのもまた現実です。注意しないとこんなミスをやってしまいます。用語を駆使されると、なかなか判別が困難になります。
 あぶないと思ったら記事にしないんですが……ああ、思い出すと、またしても悔しいと思ったら……違う意味でクエスチョン。
 確かに、塩化マグネシウム(にがり)だったら水に溶けるようですね。
 質問メールにレスしない不親切さはともかく、どのようなマグネシウムかについての言及はありません。
 ひょっとすると? 
 ……実験やり直しか?
 薬局も薬局だよなあ(´ヘ`;)
 他にマグネシウム製剤はないって言ったのに、にがりならありそうなもんだ。
 ……それは食品販売店のテリトリーだって? ううううん。
 あ、めんどくさ。 
 

投稿: YCAT | 2010年7月19日 (月) 18:35

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