« セロリの納豆和え | トップページ | 日米における<栄養士>の概念の違い »

2008年6月 7日 (土)

さすが優等生

2005watanabe 講談社 1365円
 『糖尿病とたたかう』と『糖尿病専門医にまかせなさい』の間の2005/10刊。
 その前に角川書店から新書『糖尿病は薬なしで治せる』を出している。

 10年前の国立がんセンターの疫学部長時代に、糖毒性激ヤセ症状。検査してみるとヘモグロビンA1cが12.8%もあって、糖尿病宣告。
 薬――自然じゃない神ならぬ人間の知恵でしかない以上、そこに副作用はつきもの。単純に<危険>を感じて原則拒否の私と違って、散々その現実を見てきた医師だからと思われるが、食事と運動の基本戦略を取ることに決定。1600kcalと指定された一日あたりの摂取カロリーを、きちんと守り――たぶん奥さん管理。つまりは管理じゃなく<我慢>が可能かどうかの問題だったろう。
 忙しい職業だと、気がまぎれるから、どうにか対応できる場合は多い。とはいえ、気がゆるんでくると挫折するのもパターン(´ヘ`;)
 それを許さなかったのが簡易血糖測定器。
 140mg/dl以下に下がらない限り寝なかった! 

 しかし1995年頃、誰もが簡単に入手できたんだろうか? 

 食欲をねじ伏せた意思の強さが評価されて、東京農大栄養学科教授に招かれ、本を書いた後、2005年独立行政法人国立健康・栄養研究所理事長に就任。
 概ね私の行動と相似しているわけで、記事にするつもりはあったんだが、浮世の義理もあるだろうが、馬鹿な本を推薦する文を書いたので、やめた(´ヘ`;) 今回、そのバカボンを記事にするのでついでにアップする。

 どうみても間違った記述。
 P184α-グルコシダーゼ阻害剤の重大な副作用は低血糖……。

 カーボの吸収を抑える薬理効果が、血液中のカーボに影響するなんてどこから出てくる発想なんだろう? どこの資料にも低血糖の危険についての記述はない。

 わけがわからない不可解記述。
 P178夕食後は、私の場合ときには300mg/dlを超えるほど……

 結局、血糖値を上げるのはカーボだって情報を知らないらしい。
 合併症発症について研究を続けており、グルコウォッチ(皮膚直下の体液中の糖濃度測定)で13時間連続測定してみたら、就寝中にスパイク状に(血糖値相当)50mg/dl近くまで下がっていることに気がついている。
 この結果から、薬物使用による血糖低下こそ各細胞にダメージを与え、合併症進行になると推理している。
 ちょっと、待ったあ! 
 このブログを読み続けた方なら、私が何を心配しているかおわかりだろう……って、わかんない? 
 現状ヘモグロビンA1cは6台だそうで、眼底検査も異常なし。だからたぶん末梢神経障害についてのリスクはなさそうだ。しかし、食後高血糖 300! で、睡眠時低血糖! とくれば、高インスリン血を疑いたくもなるぜ。
 血中インスリン量のデータがない(´ヘ`;)
 図14を見ると、就寝2時間前の30分自転車こぎをはさんでの低血糖だから、食事由来のインスリンではなさそうだし、太りだしてもいないようで、血圧管理もちゃんとしているようだから、動脈硬化/心筋梗塞/突然死はないかな。
 まあ、どうでもいいけど。
 
 

|

« セロリの納豆和え | トップページ | 日米における<栄養士>の概念の違い »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95944/41460943

この記事へのトラックバック一覧です: さすが優等生:

« セロリの納豆和え | トップページ | 日米における<栄養士>の概念の違い »