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2007年9月 9日 (日)

医療行為の重さ

 knackeさんのブログでインスリン不足2型さんとやりとりしているうちに、改めて認識したこと。
 医師って大変な商売じゃ(´ヘ`;)
 朝日新聞2007/09/05朝刊13版 声・主張欄<私の視点>に投稿された聖マリアンナ医科大学の青木学長の文章より。

医療行為には、はたすべきいくつかの要件がある

 プロサッカー界での静脈注射(点滴)がドーピング行為に当たるか否かの議論を巡って、医師の原点に帰るべきだというのが、投稿全体の趣旨。
 それとは趣旨が違うが、患者側から感じることにふれたい。

1-倫理的である

 まあ、当然。でも要約しすぎで意味不明。スルー。
2-医療行為が患者さんの病態、症状に対して必要、かつ有効で適正な範囲内のものであることが、その時々の医学的レベルで合理的に説明できる

 さあ、大変。
 これがカーボカウントが日本で、おおっぴらに語れない理由でもある。肉食人種のデータはあっても、節約遺伝子をたくさん持っている東アジア系人種のデータはまだないのだ。
 ……言いかえれば、中華文化圏。
 もうじき中華人民共和国がお金持ちになるだろうから、そこで大規模実験をしてくれれば、日いずる国も黙って追従するかな? 
 患者は、そんなに待っていられない!
3-患者さんの自己決定権(インフォームド・コンセント)が確保されている

「そんなこと知っとるわい!」心ある医師は叫ぶだろう!
 建前と現実は違う。
 江戸時代の火消しは幸せだった。水をかければ火は消える。とてもシンプル。
 現代では、時として炎症、もとえ延焼を起こす場合がごろごろしている。
 <酸化反応阻害><反応温度管理>などなど、原理がわかっていれば対応はできるはずだ。授業で何を聞いていたんだ! と教授は怒るかもしれないが、現場でやってみなはれ! だ。

 患者が自己決定権を確保できるのは、十分な情報を自分の血肉化できている場合だ。
 時代の進歩とともに、見えてきた事実はたくさんある。その分、それについていけない人――その方が圧倒的に多い。
 結局、古代からの構造となんら変わらない(´ヘ`;)

 神秘の偉大なる祈祷師 vs. 崇め奉る民衆

 夢をみさせて盲従させるのが一番簡単。
 ビジネスに限らず、それが集団相手の原則。ひとりひとり覚醒させていては、人生が終わってしまう。時間切れが見えてしまったら、二番目に簡単な手段をとらざるを得ない。
「俺の言うことを聞け!」
 知識レベルの標準化こそ、歴史の歩みだと思うが、毎年毎年新しい人たちがこの世に足を踏み入れてくる。全体を引き上げるどころか、下手をすると下がってしまう場合もあるだろう。
 大変だ(´ヘ`;)  
 おいらには関係ない、関係ない……ミザル着飾る岩猿。

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コメント

 こんばんは。Ycatさん。
 knackeさんの所にリンク張って頂きました「モトは能天気」です。
 医療行為の重さ読ませていただきました。

 お医者にもっと分かるように説明して欲しかった…というような書き込みをしましたが、無知で健康に関して何の心配もしてなかった自分が一番悪いと思っています。
 境界型だの高血糖だのは会社の検診医他からも言われて、しかも専門医に宣告もされてそれでも自分では糖尿病だと思っていなくて、忙しさに紛れて何の関心なかった私は大馬鹿者です。
 やはりどこかに糖尿病なんてカッコ悪いな~自分には関係ない。太ってる人か年寄りがなる病気という思い込みがあったからだと思います。身近に糖尿病で苦しんでいる人もなかったので病気に対する知識もゼロだったし。
 まやさんがどこかに書いておられましたが、フランスでは医者は聞く態度のない人に時間を割くなという事になっているそうですね。私がそうでした。
 でもYCATさんの上げておられた
『患者が自己決定権を確保できるのは、十分な情報を自分の血肉化できている場合だ』にはつくづく同意見です。
 現状の医療のように短い診療時間で患者一人一人にその症状と病態にあった説明をしてくれるお医者は少ないと思います。とくに患者が私のようにお馬鹿で能天気な場合は…
 これからは自己決定権が確保出来るようにうかうかしてはいられません!

投稿: モトは能天気 | 2007年9月11日 (火) 21:46

 いらっしゃいませ、モトは能天気さん。
 ひとつ質問することは、ひとつ賢くなることです。先が見えれば、10も100も理解できるようになります。
 (子供質問と同じで、わからないことも増えちゃうんだけどさ)
 知っていることはレスします。
 ま、現段階なら、あんまりギスギス不安になるまではないと思っています。自己分泌インスリン量次第ですが、カーボカウントでダイエット! くらいのつもりでよろしいのでは……。
 もとえ! 
 モトは能天気さんの場合は、太るためのカーボカウントかも。 
 適量カーボの分食――オヤツ食いでいけるように思っています。ランチ、ディナーはカーボダウンして、堂々たる間食? ……そううまくは行かないかしら。

 本日発売(2007/9/11)文言春秋10月号『かかりつけは名医より良医を』鎌田諏訪中央病院名誉院長の文章は読みでがあります。P166-173を立ち読みしましょう。
 今、使っている専門医さんともっと親しくなりましょうね。たぶんその価値はあると見ました。↑の件も聞いてみてください。 

 医療ジャーナリストさんの記事は、それなりのものですが、血糖管理的にはボケてます。その分は読まない方がいいでしょう。うまく書ければ、あとでケチをつけたエントリーをするつもりです。

投稿: (管) | 2007年9月11日 (火) 23:56

 もうひとつです。モトは能天気さん。
 カステーラさんのカーボカウントな日々に寄せられたまやさんのコメントは以下の通りです。

 DMと分かったら、医者や薬局の人に、
「あなたはDMに特に関心を持っているか、関心を持って2年以上になるか」とかならず聞くこと、
関心がないか2年以下という人には口を聞くな、というアドヴァイス

 これは医師側の立場からみたことではなく、患者側が医療サイドの中途半端な人を選別する意味だと理解しております。
 転じて日本では、巷にたくさんいる<糖尿病? それはねえ~>おばさんに注意すべきだと、私は理解しました。
 大きなお世話をするチャンスを狙っている善意あふれた<知ったかぶり>おばさんは、いたるところにいます。
 貴重な饅頭を奪うチャンスを狙っています。くれぐれもご用心。
 ……この手の人は、正面から逆らうと逆ギレする場合があります。論理的にボロボロにできないなら、スルーするのが無難です。
 

投稿: (管) | 2007年9月12日 (水) 01:26

 YCAT様こんにちは。
 knackeさんの所に書かせて頂いた続きで(もとは能天気)さんへのRESの様な内容になりますが、皆さんのご意見の通り痩せれば何とかなるのは太っている人だけで、そこをあんまりよく分っていないお医者さんなんかに当たると、もう殆どガリガリ状態なのに更に「食うな食うな」と(指導)され、で数字が上がったらまた「食いすぎなんじゃないか?」とか言われ、もうどうしたら良いのか訳がわからなくなるなんて事になりかねません。
 合併症の有無では無く今の自分の耐糖能がある程度以下と感じる人は少なくとも専門医にかかって欲しいと思います。それでものが言いやすくて熱心なお医者さんなら言うことは無いですが、そこまでベストでなかったとしても専門でない内科医にずっと診てもらうよりはマシと思います。
 それと何処かのお医者さんのHPにも書いてありましたが、一番大切なのは色んな意味で治療を中断しない事だと思います。比較的若い時から糖尿病を発病しても医師との協力と病気に対する自分の意識をしっかり持つ事さえ続けていればなんとかなると思います。
 自分が糖尿病と知ってガックリくる人は少なくないようですが私は自分の体重が3ヶ月で17キロ位減った時にはもっと他の病気を心配してしまい、糖尿病と分って逆にホッとしました。糖尿病はなってしまっても自分で何とか出来る病気であり、数ある病気の中で最も「一病息災」を実現出来る病気ではないでしょうか。
 毎月血液検査をして食べ物と運動に関心を持ち、ストレス軽減に気を配る生活など一病なくしてなかなか出来ることではありません。せっかく金と時間をかけて病気と向き合っているんですから可能である以上それを自分のプラスに転換していきましょう。

投稿: そんなヒロシ | 2007年9月16日 (日) 12:17

 いや、そんなヒロシさん、鋭いご意見ありがとうございます。まとめていただけて、助かります。

>自分の体重が3ヶ月で17キロ位減った時にはもっと他の病気を心配

 癌とか疑いたくもなりますよね。
 糖毒性のせいで1ヶ月で12kg痩せた私は、初めから糖尿病と疑っていた癖に軽く考えていた<典型的>困ったちゃんで、合併症の知識を得たときはギョッとしましたが。

>一番大切なのは色んな意味で治療を中断しない事だと思います。

 超速攻インスリン前夜であれば、糖代謝異常は、かなりの確率で末梢神経障害へ進んでしまいがちでしたが、現在は、さほど恐れる必要がなくなったのは本当にありがたいことです。
 でもそれは常に自分の代謝状況を把握していてこその話です。
 一旦ヘモグロビンA1cが安定すると、通院を中断する方はいまだに多いと思われます。あまり振り回されるのもお疲れ様ですが、自己血糖値測定の習慣が広まっている様子なのはそれを防ぐ意味でも良いことだと考えます。

>糖尿病はなってしまっても自分で何とか出来る病気であり、
(中略)
>血液検査をして食べ物と運動に関心を持ち、
>ストレス軽減に気を配る生活など
>一病なくしてなかなか出来ることではありません。

 そう。
 ついつい、いつまでも大船に乗っている気でいますが、長期間航海すれば、船底には様々なゴミが付着し、船体のあちこちでは腐食、機関部だってボロボロになります。
 それがある日突然新船に生まれ変わるなんてありえません。
 私もボロ船をメンテしつつ、だましだまし浮かべ続けるつもりです。

投稿: (管) | 2007年9月16日 (日) 17:27

 そんなヒロシさん、Ycatさんへ
 DM自覚以来落ち込んでメンタル面で危なくなっていた私には、糖尿病と分ってホッとしたというそんなヒロシさんのお言葉がとてもズ~ンと来ました。
 徐々にではありますが前向きに対処して行けそうな予感です。 
 医者にも周りにも痩せすぎるのは絶対に良くないと言われてます。ここ数ヶ月は食事療法の効果で痩せたのか、ストレスで痩せたのか、病気が悪化して痩せたのか自分でも分らなくなっていました。
 病気をコントロールしていくにはまず自分の頭をスッキリさせておかなくては。本当に目が醒めるようなご意見をありがとうございます。

投稿: モトは能天気 | 2007年9月18日 (火) 22:50

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