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2006年11月19日 (日)

時代は跛行(はこう)する-2

 入院患者に応じた栄養管理を重視。栄養士、医療現場へ
 少し前になるが11/7付朝日新聞朝刊。
 森川敬子、斉藤博美記者。

 病院食といえば、うまいまずいが一般的に話題の中心。
 低カロリー厳守指示により糖尿病食の場合、最近はかなり向上しており、東京都済生会中央病院の食事は、教育入院患者さんたちの憧れとなっている。
「是非、もう一度入院して、美食して血糖値を下げたい(^!^)」
 アホな(´ヘ`;)
 
 記事によると、入院患者の3-4割が低栄養状態だそうで、医師、看護師、栄養士らがチームを組んで、栄養管理によって病状改善を目指す、それがNST(栄養サポートチーム)。
 食事そのものが治療のもとです

 ? ?  何をいまごろ? 

 このシステムは1970年代アメリカ起源(やっぱりね)。
 日本での導入者は東口高志 藤田保健衛生大学教授。2001年スタート後、現在では1000近い病院に導入されているらしい。
 各病院ごとの紹介があるが、Web上で的確な解説をしているところは見つけられなかった。
 4月の診療報酬改定で、栄養管理計画について報酬が得られるようになった。導入が進んだから改定となったのか、改定の動きであわてて導入しているのか。どっちが先はよくわからない。
 
 日本病態栄養学会と日本健康・栄養システム学会。
 どっちがどうなのか、よくわからないが、病態栄養専門師と臨床栄養師をそれぞれ認定しているらしい(´ヘ`;)

 聖隷三方原病院副院長川西秀徳さんによれば「やっと栄養管理の重要性が医療に認識された段階に過ぎず……」
 
 低栄養のサポートは重要だが、過剰摂取の方が市場規模が大きい。まして生活習慣病が様々な病因であるとすれば、発病/入院/低栄養の、そもそもの発生原因が、栄養管理の失敗だとも言える。

 アメリカで臨床栄養士として勤務しているAKIさんの日記を読むと、その差の大きさに驚かされる。日本の栄養士は、患者のベッドに近づくことすら、むずかしい。血糖値、血圧値の測定すら医療行為だからできないのだ。AKIさんは、インスリンの投与量の相談すら受けているってのに。
 日本では、栄養士さんとは、飯炊きおばさんに毛の生えた程度の扱いしかされていないようだ。一括大量生産――個別患者対象ではなく、病態別集団向け生産。テーラーメイド医療だからしょうがない? 
 栄養管理のプロなら、肉体労働は調理師にまかせて、頭脳労働に励んでほしい。そうして、各患者ごとに、オーダーメイドの食事をプロデュースしてほしいな。 
 
 

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