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2006年4月 9日 (日)

停まりそうでトマラナイ心臓

 昨日(4/8)の朝日新聞朝刊オピニオン<私の視点>は、読み応えがあった。記者さんたちには悪いが、一般記事とは違いが大きい。
 それぞれに年功を経た人たちと比べる方が、無理か。
 加賀乙彦『延命措置』尊厳死と安楽死の相違。
 北川正恭『小沢民主党』剛腕小沢一郎氏最後の勝負への苦言。
 多田富雄『診療報酬改定』リハビリの保険適用上限設定の疑問。
 (敬称は略しました)
 多田富雄さんの以下記述が、このブログに関連する。 

 昨年、別な病気で3週間ほどリハビリを休んだら、以前は50mは歩けたのに、立ち上がることすら難しくなった。身体機能はリハビリをちょっと怠ると瞬く間に低下することを思い知らされた。

 多田富雄さんは1934年生まれの免疫学者。だから現在、72歳。松岡正剛の書評で取り上げられているように、ただの学者ではない。免疫学自体が、システム論の領域に関わっている関係からか、学際的活動が多い。
 2001年に脳梗塞となり、右半身不随に言語障害、嚥下(えんか――飲み込む)障害をリハビリで克服中。左手だけでパソコンを使って執筆活動継続中! ウィキペディア(Wikipedia)(直リンク――切れていたらごめんなさい)にも記載されている。
 3月に、リハビリの医療保険適用が最大180日を限度とするよう改定された。これは、多田さんのように、つらい苦しいリハビリを、あきらめずに続けている人にとっては死刑宣告に等しい。
 期限が来れば回復するようなものではないのだ。
(血糖管理上、節度ある食事を守ることなど、あのリハビリに比べれば楽なもんなんだけど、上には上がある。下には下がある)
 身体機能の維持は、寝たきりを防ぐ予防医学でもある。医療費抑制の観点から見ても疑問との意見は同感だが、ここでは語るまい。
 思い至るのは、あっという間に衰える筋肉についてである。
 プロスポーツ選手に限らず、長期入院など寝たきり状態になると、運動系の随意筋はみるみるしぼんでしまう。

 これ以上低下すれば、寝たきり老人になるほかはない。その先はお定まりの、衰弱死だ。

 多田さんが恐れるように、動かないと人間はダメになる。
 身体――化学装置は、反応が減れば減るほど、縮小再生産の体制になるのだろう。

 まだ財布が半身不随になっていないので、心筋強化訓練続行中。
 バブル時代の大当たり無制限時代ほどではないが、週末のギャンブル場は満員。打つ台がない! まともな勤め人がやってくるせいだが、平日から皆勤中の、70/80/90歳のじじ、ばばが大勢いやがるからだ。老齢者がたくさん頑張っている。
06040900 すわってハンドルを握るだけ。大当たりして、たくさん出た球箱は従業員が整理してくれるから、なんの運動にもならない。
 通勤(!)時間が長いはずはない。
 動作こそ老齢者特有にのんびりしているが――おいしい台があくとパッと確保する素早さ!
 当たった当たったと大騒ぎ、出ないと台をバシバシひっぱたく。うるさい! みなさん、かくしゃくとしている。
 心臓の筋肉以外、鍛えている様子がないのだよね(´ヘ`;)
 スリル/スピード/サスペンス。三拍子そろった娯楽に、(まだ)若いこっちの心臓の方が停まりそうだってのに。

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コメント

そういうご老人たちのパワー、他のことに有効利用してくれればいいのにね。
心筋強化しても足腰はいずれ衰えるから、予防教室にも通ってもらいましょう。
そうだ、リハ室にパチンコ台を置くといいかも。
単なるゲームでは燃えないか^^;

投稿: kaorim | 2006年4月13日 (木) 10:38

kaorim様
 こんばんわぁ。
 自分の意思でやっているのがポイントです。でも嫌なことはやらないんですよね。
 Dr.バーンスタインは、自己管理に始まって学習→医師資格取得まで頑張りましたが、それは超人的意思以外のなにものでもありません。すげぇと思って読んでいるんですが、他人を管理するとなるとそうもいかないようです。
 完璧な人/書物は存在しないものです。ほめたいんだけど、またケナスのが主力になるのかなぁ……。

投稿: (管) | 2006年4月13日 (木) 20:03

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