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2005年12月 7日 (水)

健康診断、義務化へ

 医療費、年金を巡る調査報道記事<シリーズ社会保障
 最近、朝日新聞が力を入れている……はずだが、どういうわけかネットには展開していない。以前もエントリーしたことがあるが、この手の記事はデータがないと総花的で散漫な「がんばろう」か誰にでもできる問題提起「いかがなものか?」になりがち。
 今週の記事は、具体的内容があり、比較図もわかりやすい。
 でももっと知りたいことは山ほどあるし、当然のことだが、記事内容を100%信用するわけにはいかない。元データの参照もしたい。
 新聞の7段程度の印刷スペースでは収めきれないが、ネットなら好きなだけ収容可能なはずなんだから、使わない手はないと思うんだけどなあ。毎週日曜日opinionページにて掲載。12版だから地域版じゃないと思うが、惜しいなあ。
 私ごときが、ここでエントリーしても始まらないが、メモ程度に残しておこう。
 (その前に、内容的に手に余る。この程度書くのに3日もかかっちまったじゃないか)

■2型糖尿病 年間医療費 推定 
 あいち健康の森健康科学総合センター
 津下一代さん試算 山田史比古記者記事
  医療費実額(括弧)内は、69歳以下患者実費(3割?)
*要観察患者(年数回検査) \30,000 ( \9,000)
*血糖低下薬服用  \210,000 (\63,000)
*インスリン投与     \480,000 (\144,000)
*合併症発病 腎臓透析 \5,980,000( \1,794,000)
高額医療費制度の特例で、実際の患者負担は
\120,000 2006/10より月収53万以上の人は\240,000

 安い! 払う立場になると、財布から金が出るのはいつだっておもしろくないが見えない部分(保険でまかなわれている)の膨大な費用を知ると、これで済むのは安い。
 健康な人――保険料を払うばかりで利用していない人が見たら、どう感じるだろう? 「病気なんかするな!」だろうな。
 
国民医療費2003年データ(全体) 
*全体医療費          31兆5375億円
  以下の金額はどこを集計したのか不明。
*生活習慣病原因医療費    7兆5000億円
 (ガンは含まない)
*糖尿病原因医療費      1兆1000億円

 原因不明ですい臓が壊れる1型糖尿病は別だが(記事には、誤認識あり。遺伝が原因などと書いている。この人新米記者なのかな。チェックできないデスクも情けない)生活習慣病のほとんどは、代謝を見直せば(それができないから、苦労するんだけど。)かなり改善する。医師会もうるさいし、税金投入は財務省が抵抗するし、保険料も上げられないので、いちばん簡単にできそうなところで医療費を減らそう! 誰でも思いつくんだよなぁ。
 
■健康診断の実施率(2004年度) 
*会社員本人 75% その家族22%(2001年度)
*自営業者   51%
*専業主婦  48%

 会社は従業員への実施義務があるが家族は対象外。国民健康保険は努力義務であって強制力がなかった。
 これを義務化するらしいが、2008年度からそうしなければならないのは、実は医療保険の運営者の方でしかない。ついでに生活指導も義務化するんですと(´ヘ`;) 
 患者が減らない場合は、罰金付! 医療費の増加に対応する金がない! 厚生労働省がやいのやいの騒ぎ、赤字が大きくなれば、健康保険組合のオジサンが、「清く正しい生活をしなさい」と怒鳴り、栄養士のおねえさんが目を吊り上げて「だめよ」と激を飛ばす?  
 結局は本人の意欲次第だから、責める方も責められる方も、心の病にかかるのがオチのような気もする。
 受けない本人を罰する手はないのだろうか? 散々逃げ回っていた方なので、偉そうには言えないが、発病してみると、その重要性がよく理解できる。
 保険というのはそういう性格のものだが、上記のように医療費の実費は恐ろしいほど高額だ。いったん払ってから還付を受ける方式にした方が身にしみるかもしれない。
 それはそれで違う問題が発生するからなあ。
 ……ただのぼやきにしかならないね(´ヘ`;)

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コメント

「検診義務化で生活習慣病は予防できるか?その結果として(国全体の)医療費は削減できるか?」という記事ですね。
個人の医療費は、重症化しても高額療養費の特例を受ければ月1万か2万で済むわけだし、窓口負担も2、3割だから、個人レベルの金銭感覚にとどまればピンとこない話です。
行政や会社(保険者)が生活指導で予防に努めても、その先は個人がいかにやる気になるか、個人の問題に行き着くわけで、健康に対する考え方は(うちの困ったクンのように)個人の人生観にも関わることなので、なかなか難しい。
せっかく検診で「要注意」者をあぶりだせたのだから、その成果を活かしたいですね。追跡をきちんとして生活指導なり治療なりを実施できればいいけど、要注意者でその後指導などを受けたのは約3割。今の検診のありかたは、「義務なのでとりあえずやりました。この先の判断はご自分でどうぞ」という感じなので、残りの7割は逃げ回れることになります。
でも責められませんわね、たいした症状がなければ逃げ回るのもありがちな話。嫌なことは後回しにしたい。考えたくない。生活習慣を変えることの大変さ、特に本能である食欲との闘いがいかに大変か、誰だって想像できます。
「好きなものを好きなだけ食べることもできずに長生きしてもしょうがない」と開き直られたら、医師や保健師はどう応えるのでしょうか。「いやそれでは日本の医療費が・・・」と言うのでしょうか。

投稿: kaorim | 2005年12月 8日 (木) 12:02

kaorim様、こんばんわ(は)

 医師の方も同じ職業人ですから、聖人と俗人とが、他の職と同じ比率で存在するようです。どこへ行っても同じです。
 それぞれの場で、できることをやるしかないでしょうね。
 目をつむるのは簡単ですが、不作為の悪意には陥りたくない――といっても、それを為す気力の維持は、とりあえず「てぇへんだぁ」ってオチャラケておくくらいじゃないと続きません。
 考えすぎても、空回りすることも多いし、まあ、ぼちぼち。

投稿: (管) | 2005年12月 9日 (金) 00:35

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