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2005年12月30日 (金)

低脂肪スナックは、砂糖より凶悪

 アメリカ人の脂肪摂取比率は半端なものじゃない。それを減らそうとお役人が単純化しすぎて、摂取カロリー中の脂質比を30%以下にしようとして大失敗。低脂肪食で、健康に良い研究結果はついに出てこなかった(実は明確な根拠はなかった)。食品業界が低脂肪スナック拡販戦略を取った為、その炭水化物が中性脂肪となって、むしろ体重増加に貢献してしまったという最悪の1992年版フードピラミッドの改訂案が下記のハーバード大学研究チームのフードピラミッド(2001)
 日本で言えば、せんべいの食べすぎに注意! 
 この辺の研究を踏まえた新しい方針が2005/1に発表されているのだが、ネット上で見つけることができない。来月のさかえに特集記事が載るそうだ。楽しみ。
 日本の糖尿病食事療法は、アメリカでいろいろ右顧左眄していても変更なし。正しければいいんだけどね。 
200301sci_ameri01 2003food-newsweek
(日経サイエンス様ニューズウィーク様、無断引用お許し下さい。
 商業目的ではありません。申入れあれば即、削除いたします)


 2006/1/4追記
 すずらんさんのおかげで発見しました。
 1992年のピラミッドをひっくり返すアニメーションが象徴的。
 取りすぎに注意!自体は当然だが、特に脂の管理はしない方向のように見える。飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸の摂取率への言及はないようだが(英語力不足で)よくわからない。そんなに細かく管理はできやしないけどね。砂糖については、塩同様、取り過ぎないように注意があるだけで、うるさく言っていない。これは変化なし。
 For professionals → MyPyramid—USDA’s New Food Guidance System がスライド説明なので、一番詳しいが、パワーポイントがないと開けません。持っている方は、クリックしてみてください。よくできている(ような)気がします。
 日本の農水省が準備中の食品バランスガイドとは段違いだけど、本人にやる気がなければ同じこと。
 実際、どれだけの人が着いていけているんだろう?
 左側の階段――生活強度に深い意味があるみたいだけど、全部訳さないとわかぁんない。ちえッ! 
0601history0601usda2005pyramid0601poit 0601usda_sample
アメリカ農務省様 無断引用お許し下さい)

 三大栄養素の価値は、単純に3種類に分けられるものではない。それぞれに細分化された種類があり、その量によって、健康が左右される。
 下手に脂肪を減らすと、悪玉コレステロール(LDL)は減るが、善玉コレステロール(HDL)も減ってしまうから、心臓疾患は減らない! 砂糖はグルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)が結合した二糖類なので、速やかにグルコースまで代謝される澱粉(ジャガイモ、白米、精製パン)より血糖値を上げない。砂糖がいけないのは、分解されたあとに残るフルクトース(果糖)が、脂肪酸になりやすい! これ果物(果糖そのもの)を取りすぎると太る! 理由でもある。グルコースに変わるには時間がかかるので、血糖値は上げにくいんだけど、太っちゃうんじゃ困るよなあ――食べ過ぎなきゃいいだけなんだけど。
 明確なエビデンスにならないし、ひと言で言えないから、大きな声にならないだけで、研究者の間では知られている話らしい。
 あたま痛ぁ~い。簡単じゃないよねえ(´ヘ`;)
 大衆のレベルに合わせるためには、スローガンを単純化しろ! これは、アドルフ・ヒトラーの広告宣伝バイブル『わが闘争』のキーポイント。支配するための永遠の真理。支配されたくなかったら、自分の眼をもつしかない。
 摂取量を含めて、要はバランスなんだけど、それをどうわかりやすく説明してくれているのか? 
 その昔、某金バッヂさんが「アメリカにはアッパラパーが多くて……」とか発言して物議をかもしたが、いろんな民族がいろんなレベルで集まる国で、誰にでもわかるように説明(政治)を標準化するのは、間違いも多いけど、アメリカ合衆国の特技。初戦の栄光に酔い、戦車を田んぼに沈められると信じ、竹やりで機関銃に立ち向かおうとした半世紀前とあまり変わっていないこの国を、また置き去りにして先へ進んでしまうのだろう。
 一定レベルの国民の民度をあてにして「わかるでしょ」と放り出し、あとはひたすら待っているだけ――賢いのか、それとも間抜けなのか。日本の上層部の思考は理解不能――生活指導で人の行動を変えようなんて、隣組の発想以外のなにものでもない。何人集まろうと、素人レベルの集団じゃどこへも行けやしない。

 一昨日は、納会。また計量。面倒くさ……。
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 ガーリックオイル漬のタコ。美味かったぁ。ビールにぴったり。
 サラダ菜に粉末チーズ。ありゃ我が家の定番じゃん。
 真ガレイの蒸焼――これって脂ゼロに近いはず。
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 インゲンの串揚げに、ブロッコリー。かぶのゆず味噌。
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 牡蠣のチーズ焼――食べすぎじゃあ。こいつで大幅カロリーアップ。大満腹、大満足だったけど。
 ざっくり1000kcal。うち脂質が520kcal。これで今月の平均脂質を700kcal/77g(1日当たり)以下にするのは絶望的(´ヘ`;)
 山菜スパゲティとメロンと串揚げのコロモだけなので、糖質は200kcal/50g程度。野菜はもう少し食べているが300g程度じゃ影響しない。最後に食べて通勤1時間、駅から12分歩いて高血糖感はまったくないが――
12/27 入浴後体重60.2kg 体脂肪率11.3% 内臓脂肪5
12/29 入浴後体重59.3kg 体脂肪率13.2% 内臓脂肪7
 一日たっても、きっちり残っておる(´ヘ`;)
 美味いと手間がかかっても気にならない。
 美味しそうに見える盛り付け写真がなくてすいませんね。

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コメント

元旦の記事にコメントさせていただきました、すずらんです。アメリカの最新のフードピラミッドは、mypyramid.orgでご覧になれますよ。ご参考までに。

投稿: すずらん | 2006年1月 2日 (月) 19:34

すずらんさん、もう少し教えてください。
 そのページまでは行けるのですが、下記で行き止まりに見えます。つたない英語力では抜け道がわからないのです。

Tour the Pyramid
Coming Soon!

We appreciate your patience while we complete myPyramid.org

フードピラミッドの図を期待しているのですが、文章での説明もないと思います。ありますでしょうか? 

投稿: (管) | 2006年1月 2日 (月) 20:34

今のところ、そのページは工事中のようですが、ページの右の欄に、ご自分の年齢、性別を入力し、運動量を選択すると、一日の食品群ごとの摂取量が出てきます。ピラミッドの絵は、その工事中のページに出てきそうですね。

投稿: すずらん | 2006年1月 3日 (火) 00:28

すずらんさん、ありがとうございます。
 もう一度農務省のTOPページからアクセスしなおしてみたら、見つかりました。
 あたまに www をつけたら行ける――前もそうしたつもりだったんだけどなぁ。

投稿: (管) | 2006年1月 4日 (水) 04:02

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