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2005年11月28日 (月)

知識は、あった方が美味しい

05112801
 なんでしょね?
 ほとんどの連載が最終回。
 新年から、新装開店するのかしらん? 

 去年10月の新潟中越地震から1年と少し経過。災害対応が大変なのは誰にとっても同じだけど、特殊な管理が必要であれば、より大変。その辺の、ご苦労をまとめた座談会が、巻頭メイン記事のひとつ。詳しくは読んでいただければわかる。

 残念なのは、今さらな(今なお?)状況説明。糖尿病に対する知識を得る前の私も、似たような野次馬だったわけだから、偉そうには言えないんだけど……同じかなあ(´ヘ`;)

 ――本文P17より

あるドクターが白衣を着て避難所に行って、「困っている人はいませんか」と言ったところ、誰も手をあげなかったそうです。全然知らない人が医者だと言って来られても、よほど困っていなければがまんしてしまうんです。みんなが見ているわけですから、あの人どこか悪いのか、とわかってしまう。糖尿病だとわかると、親切からでしょうが、「こんなもの食べちゃだめ」と取り上げられたりすることもありますからね
  
 小さな親切、大きなお世話。
 老化が進行すれば、誰もがインスリン不足になっておかしくはない。食いすぎて太ったヤツが、糖尿病になるのだから、食わすな――そんな素人のキメツケが悲しい。
 それが善意であるだろうからこそ、悲しい。
 災害などのイベントが起きると、騒ぎが大きければ大きいほど、そうした舞台で踊りたがる人がでてくる。きちんとした知識を持っていればいいが、往々にして、思い込みを常識として振りかざす――知ったかぶりが多い。権威者が出てきた時の引き足が速いのも特徴。私は、やる気もないし権限もないから取り上げるまではしないだろう。
<やまい>についてのこうした話はつきない。
 古代の天然痘、コレラ、ペストに始まり、つい50年少し前までは不治の病と言われていた結核。ハンセン氏病(らい病)の悪名高き放置状態も同じ。
 現代であれば、エボラ出血熱ウイルスに鳥インフルエンザか。そうそう、脳がスポンジ状に変性して死に至るプリオン病(狂牛病)ってのもあるな。科学が進歩して、見えなかったものが見えてきて陽の光にさらされるようになると、まじない師はいなくなる。
 まったく未知の病気ならしょうがない。代謝管理さえすれば(時間がかかるけど)済むとわかっている機能障害で、いつまでこんな話が続くのだろうか?
 
 一時的な管理じゃすまないから、なかなか管理できない。それを恥じて病気を隠す。病状と向き合うのではなく、目をそらしてすりぬけようとするから、半可通に食べ物をとられて、文句を言えなかったりするのだ。

 開き直って、デブ(インスリン抵抗性が強い)のまま食べ続けるのは、問題があることは明らか。だけど、それもまた人生。合併症が平気だって本心で思うなら、崖を落ちても泣き言を言わなければいい。怯えているなら、きっかけを尋ねればいい。
 医師に看護師、栄養士に運動療法士。医療費を減らしたい厚生省だって、みんなが待っている! おせっかいな患者だって応援している。ブログ元年の今年からは、応対しやすくなったのだ! 

 高齢化して発病した方に、そんな根気を要求するのは無理? 追いつめるだけのこと? そもそもパソコンやネットとなるともっと難しいか? 
 あてがいぶちの少な目に減らされた食事を、がまんして食べて腹をすかせるよりずっと生きていく楽しみが増えるはずなのに……。
 (腹が減るのは、食事のバランスが悪いか、代謝量に見合った食事量でないか、どちらかであることが多い。
 ――ヒマだから、食べたいってのはダメ)
 ゲップが出るほど食べまくるのは、危険すぎるが、ちょっとずつ美味しいものを食べるのは、まったく問題ない。……血糖値さえ安定すれば、たまには(年に一度?)内臓の神様も、たらふく食いを見逃してくれるかもしれない。
 無理かなぁ(´ヘ`;)

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コメント

おはようございま~す(o^▽^o)
”さかえ”1つでも色々と考えさせられますね。

糖尿病=肥満=食事管理
ていう公式?
こればかりではなく、、もっと深い所の追求もして記事に取り上げてくれるといいなぁと思います。

とりあえず偏見克服に向けてもっとテーマにも配慮してほしいかな。
患者が胸を張って生きれる世の中じゃないとね。
ただでさえ、落ち込むこともあるんだから・・・
新装開店(笑)を楽しみにしている私です。

脳内すい移植の黒田暁生先生の話は好きでしたよ~
そのような記事、DM本人が書いてる所は嬉しいです。だから、さかえは好きな雑誌でもあります。

投稿: ぽちゃ | 2005年11月29日 (火) 08:31

>開き直って、デブ(インスリン抵抗性が強い)のまま食べ続けるのは、問題があることは明らか。だけど、それもまた人生。合併症が平気だって本心で思うなら、崖を落ちても泣き言を言わなければいい。

開き直ってるつもりでも、いざそうなってしまったら、現実は泣き言を言ってばかりでしょう。「足が痛い」と夜中に30回もコールして介護者に足の位置を変えさせるような、そんな高齢者が大量生産されたんじゃたまりません。病気になったらコロッと死ねれば最高なんですが、そう簡単には人って死なないです。死ぬまでが、死ぬより辛いんじゃないでしょうか。その辺の想像力が不足しているひとに限って開き直ったつもりでいるんじゃないですかね。そうい人は一度、医療や介護の現場を見学すれば考え方が変わるかもしれません。

投稿: kaorim | 2005年11月29日 (火) 14:19

ぽちゃさん、目醒めた? こころちゃん起きてる? 

>患者が胸を張って生きれる世の中じゃないとね。
>ただでさえ、落ち込むこともあるんだから・・・
(中略)
>脳内すい移植の黒田暁生先生の話は好きでしたよ~

 黒田先生もきっちり把握しているからできるんですよね。Plan Do Check ――結局は、代謝量と摂取量のバランスを取ることに、尽きるんですもの。それを極力わかりやすくすることしか、応援はできません。あとは、自己管理してもらうしかありません。
 そうそう。あの代謝先生。が一度だけ嘆いた記事がありましたね。読みました? 減量しなければインスリンの効き目が悪いとわかっている振りをして、まったく話を聞いていない自分勝手な患者さん。「専門医の癖に直せないのはけしからん」と怒られまくった話です。牧場の牛じゃないんだもの、待っていても治りません。
 インスリンのおかげで、ぽちゃさんもこの一年は、明るくなったでしょ。20年も夜道を歩いて迷っていたなんてとんでもないことです。ネットって偉大ですけど、それだって自分から参加したからこそですもの。
 ひとつきっかけがあれば、そう難しくはないんだけど……そのきっかけがつかめない人は、落ち込んじゃうんですよねえ。
 血糖管理について知れば知るほど、余計な口出しはしづらくなります。テーラーメイド(治療側の標準モデル)はあるけれど、個人個人の差が激しすぎて(オーダーメイド)は自分で作るしかありません。参考例は教えられても、食べ物を取り上げるなんてことは、とてもできません。最低限のルールだって、無理矢理食わせるわけにも行きません。
 知らないから、勝手な口出しができるんでしょうね。
 ブログで余計なおせっかいをしたくなりそうな在宅介護の記事がありましたけど、そんな時ぽちゃさんは何かしています? 介護と生活習慣病管理との連携も、道はありそうですが、注意しないと袋小路に入ります。薬一発! ですむなら簡単だけど、精神面が絡んでますからねえ(´ヘ`;) 
 代謝先生。の「ぼちぼち行こう」しか妙案はありません。何かの拍子にきっかけになるような材料を、用意し続けるしかないと思っています。

投稿: (管) | 2005年11月30日 (水) 05:02

kaorim様

>いざそうなってしまったら、現実は泣き言を言ってばかりでしょう。
>「足が痛い」と夜中に30回もコールして介護者に足の位置を変えさ
>せるような、そんな高齢者が大量生産されたんじゃたまりません。

 厳しい御意見ですが、現場サイドはそう思いますよね。
 kaorimさんの施設では、ひどい合併症の方はいらっしゃいませんでしたよね。足に激痛が走る末梢神経障害の方はいらっしゃるのかしら。食事療法と薬使用の方はいらしたかな?
 高齢者は、食べることだけが楽しみの方が多いので、インスリン投与で管理できれば喜んでもらえるはずな気もしますが、その場合、今度は低血糖の管理が必要ですから、結局、自己管理できない方は、やっぱり実行できません。
 打っている方は、いませんでしたよね? 
 
 開き直った人の周囲で、看護される家族の方が苦しむ例も多いです。そこで従来の管理は、厳しい食事制限に運動奨励だったのですが、これがなかなかうまく行っていません。
 最近は一方的な押し付けはやめて、じっくり話し合う傾向のようです。
 糖尿病療法指導士さんたち(費用のでないボランティア、お気の毒です)がかなり増えたので、話し相手ができるようになったので、きっかけを見つける人が増えているような話です。
 北風作戦がいいのか、あったか太陽がいいのか? 
 どちらにしろ理屈が見えないと血糖値は下がらず、一所懸命やればやるほど、追いつめられて、うつ状態。そんなパターンも多いようです。
 全員を救おうとするのは、傲慢なのでしょうかね? 
 無駄とわかっていても試みるのが、人間のすばらしいさ。あの名高いヒューマニスト/Dr.シュバイツァーもそうでした。
 肌の色にかまわず治療を行ったのが評価されているわけですが、医療というより、むしろ教育を行ったようなものなのです。ところが現地アフリカ人からの評判は芳しくなかったらしく、この辺、糖尿病の治療状況と似ているような気もします。
 簡単に考えたいのですが、なにごとも一筋縄ではいきませんね。
 

投稿: (管) | 2005年11月30日 (水) 05:22

>知らないから、勝手な口出しができるんでしょうね。
> ブログで余計なおせっかいをしたくなりそうな在宅介護の記事がありましたけど、そんな時ぽちゃさんは何かしています? 

知らない、知ってるつもりでは人を傷付けますね。
本当のコトって分らない事が多いわけで、、人は自分も含めて考えないような口をきいてしまうものです。

在宅介護の現場では・・・
みな80過ぎている人ばかりです。
変な言い方ですが、大方好きにさせています。
私の周りのケアマネなどを含む役所関係の人達はウルサイ人は余り居ないです。
私は病気に限らず、、共感をすることを心掛けています。
自分が糖尿病だからって知識があるわけでもありませんし、人を指導したり助言する立場ではないですから僭越にならないようにしています。
YCATさんの言うとおり、本人が気付かないとハジマラナイと思う。
果物は血糖を上げるから、、食べるな!と看護士に言われてる人もいますが、、”食べ過ぎるとイケナイだけ、それよりも炭水化物の量は多過ぎると血糖値は上がるよ”って言うくらいです。
けっこう炭水化物多目なんですよね~みんな。
当たり前だけど私の言葉よりも看護士の言う事の方を信頼してるので、私はほどほどに口を出す程度です。

まずは自分を管理できていないのに人の事を言える立場ではないですから。
むしろ共に同じ病気を持者として共感しつつ励まし合いましょうって感じの私です。

投稿: ぽちゃ | 2005年11月30日 (水) 08:29

>kaorimさんの施設では、ひどい合併症の方はいらっしゃいませんでしたよね。足に激痛が走る末梢神経障害の方はいらっしゃるのかしら。食事療法と薬使用の方はいらしたかな?

食事療法だけのかたもインスリン投与のかたもいらっしゃいますよ。看護師ではないので詳細はわかりません。
どんなかたでも、私たちはコールが鳴れば行くし、足の位置を変えてと言われればそのようにしますが、「治そうともしないで今まで好き勝手してきたからでしょう、お菓子の盗み食いだって知ってるよ。痛いのは自業自得よ」と心の中で毒舌吐いてます。
こちらも人間ですから、治そうと努力している人には共感できるし、そういう人に何べん呼び出されても腹は立たないですが、その気がない人にはなかなか難しいです。もちろんそんなこと、利用者さんの前ではおくびにも出しませんが。(だからストレスたまるのよ)。

投稿: kaorim | 2005年11月30日 (水) 11:50

頻回コールは、かまってほしいという心の表れなのかも知れませんが、専門医がいるわけでもありません。こちらもそうそう対応できないので、「うちではみられません」となり、施設を転々とすることになります。そうやってこの先、何年何十年、生きていかねばならないのでしょうか。それを考えるとぞっとしませんか。開き直ったりせずに、自分の身体、人生を真剣に考えて欲しいです。

投稿: kaorim | 2005年11月30日 (水) 12:11

ぽちゃさんへ

そうか、80歳以上だったのかぁ。もう余計なことは言いたくありませんね。……だけど、そこからあと20年以上生きられることも多い時代なんですよね。ううううむ。

>けっこう炭水化物多目なんですよね~みんな。

そうなんですよねえ。で、脂に怯えているんじゃないですか? 腹持ちが悪くて、血糖が上がるばっかりだってのに。

投稿: (管) | 2005年12月 1日 (木) 19:31

kaorim様

>食事療法だけのかたもインスリン投与のかたもいらっしゃいますよ。

 失礼しました。考えてみれば、ブログに取り上げるには難しすぎる話題ですものね。書いてない方が、当然かもしれません。

>こちらも人間ですから、治そうと努力している人には共感できるし、
>そういう人に何べん呼び出されても腹は立たないですが、その気が
>ない人にはなかなか難しいです。

 そうなんですよね。みんながみんな<お母さん>になってやれるわけはありません。その気があっても、いつでもとなるともっと無理です。知ったかぶり屋さんたちが、余計な手や口を出すのも、その苛立ちがあるからなのかもしれません。
 逆に、好きにさせろと、悪化する方向に手伝ったりする親族も目に付きます。これは教育ビデオでも悪役として出てくるくらいですから、きっと多いのでしょう。どちらも正確な知識が、広まっていないのが原因です。

>「うちではみられません」となり、施設を転々とすることになります。
(中略)
>開き直ったりせずに、自分の身体、人生を真剣に考えて欲しいです。

 開き直っているような人も、まったく無視しているわけじゃないと思うのですが、厄介なことから目をそむけるのは、誰もがやりがちなことです。自分に向き合うことほど、簡単なようでいて、難しいことはありません。

 入院中の雑談で、先生が言ったことを思い出します。淡々と、とてもさびしげに話していました。
 以前は、かなり進行してからの最後の手段としてのインスリン導入が多く、そのため逆に合併症の発生率が高かった。そんな評判から受入を拒否する患者さんが多かった注射を始めたこと自体、多少の自己認識ができたようなものなのですが、時すでに遅し。
「あの人、手の筋肉も動かなくなってペンを押す力もなくなってきたんだよなあ。インスリンも打てなくなったら、おしまいなんだけど、どうしているかなあ」
 インスリンペンを押すには、クリック感がある程度の力があれば十分なんですが、それすら押せないとなると……。
 福祉と医療の谷間で、医師にできることは限られています。より身近な周囲ですら手が回らない管理を実行しろという方が無理。その辺を介護の現場に期待するのは、もっと無理でしょう。
 05/8/16の怒涛の訪問者は、衝撃的でしたね。この国全体を見渡せばよくある風景のひとつと化しているのでしょうが、無視するわけには行きません。横目で見ながら、頭を抱えたところで、何の役にも立たないのですが、忘れるわけにはいきません。
<開き直った人問題>は、およそ歯がたたない難題ですが、同様に無視する気にもなれません。……そういう人は、どっちにしろここまで来ないでしょうから、考えるだけもっと空しいんですけどね。

投稿: (管) | 2005年12月 1日 (木) 20:01

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