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2005年10月26日 (水)

栄養電話相談

200511sakae 日本糖尿病協会では毎週水曜午後に電話栄養相談をしていたらしい。今年の3月で終了。
 当初から関わっていた西原(元済生会中央病院食養科長)さんのインタビューが掲載されている。なんだか過去の問題点が浮き彫りにされている感じ(´ヘ`;) 悪戦苦闘の日々。
 うまくいかないから、糖尿病は悪名を轟かせてきたようなもの。いろんな意味で、いい時代に私は発病したものだ。つくづく実感。

 糖尿病食をどう食べたらいいのか/どう作ったらいいのか――そんな基本的相談が多かったという。
 糖尿病対策の基本は食事療法だってのに! それじゃ治療を受けていないも同然だったことになる。当然ながら、質問者のうち、食品交換表を利用できない人が45%。一応理解していても分類と単位量がいい加減な人が、35%。
 ということは、ちゃんと使えている人は35%。3人に1人
 食事についての相談以外に、治療側への不満や、人生相談。要するに話し相手になっていたようなものだったみたい。
 糖尿病の専門医は全国でたった3千人強しかいない。740万人の該当患者数の内、ちゃんと治療を受けている30%の228万人に限定しても一人当たり760人。医療管理だけでも大変なのに、食事管理、運動管理に、気分管理まで幅広く細かい対応するなんて、やれる方が不思議だ。体と心を3人分、4人分持ったスーパー医師以外は身が持たない。
200510mp アメリカで実績の上がっていた糖尿病療法指導士制度を5年前に導入。現在12,000人が資格取得済みだそうだ。この方たちが病理的専門判断以前の窓口として戦力化し、かかってくる電話が減ったので、今回やっとお役御免と閉鎖することになったそうだ。
 
 制度自体は改善されたが(でもボランティアなのは同じなんだよね)肝心の栄養指導については、空しい会話に終始していたとしか思えない。この場合、相談者側にも問題がある。しかし、誰にでも使える道具じゃない食品交換表を使っての指導が、やっぱり最大の問題点。1965年の発行以降、使える人は救えるようになった。しかし、まだまだ救えない人が多いのが現実だ。
 
 食品交換表は P14ワンポイントセミナーで樋口さん(群馬大学教育学部付属小学校管理栄養士糖尿病療法指導士)も気がついているように、食べるときに見るよりも、料理をする前に見るべきテキスト。丁寧に料理後の重量変化の説明をしているが、結局どこまで行っても、これは作る人のためのもの
 外食、中食、テイクアウト――「私、食べる人」が圧倒的に多い現代で、どこまで役に立つのか?
 糖尿病患者で、食品交換表が理解できない人は外食禁止?
 そうも行かないので「ごはんは残しなさい」式の指導があるわけだが、揚げ物のコロモに、根菜類の分類。結局、わかっていない人は近寄らないか、いっそ無視して溺れる羽目になりがち。
 自宅の食事も、家族のご協力――美しい言葉だけど、奥様=めしたきオバサンを当てにするのは、もはや時代遅れ。今後減る一方と見た方がいい。
 
 以前書いたように(食事管理の単純化)作る時点での管理より、食べる時に管理が可能なようにすべきなのだ。本人が摂取食事量の管理ができずに、血糖管理がうまくいくわけがない。
 最近は、アレルギー対策もあって大手食品メーカーのほとんどが食品成分表示を実施している。増大する一方の医療費の膨大さを思えば、国としてコストメリットはあるはず。
 町の小さな飲食店にはちょっとつらいけど、この際食品産業すべてに表示の義務付けするべきだろうね。
 具体的な数字があれば、食べ過ぎを意識しないわけには行くまいさ。効果のない運動励行や(事実上)自分で料理してみろ式指導などより、よほど効果が上がるだろう。
 西原さんも散々悩まされた<体にいい>食品のゴマカシも明確になる。バナナにしろココアにしろ、それ自体は害がないのに、取りすぎて血糖値を悪化させる愚か者も減るだろう。

 アメリカでは患者数が減速傾向らしい。理由はいろいろだろうが、三大栄養素にしぼって管理するなど食事療法の簡易化の効果もあるのではないか。
 血糖を上げるのは糖質という合理性もあるけれど、あのおおざっぱなアメリカ人が、細かい管理などするわけがない――偏見かな? 足りないミネラルは、サプリメントで別に摂取するんだろう。 
 ミネラル、食物繊維のバランスの取れた吸収を目指して、日本では当分栄養士さんたちの意識は変わりそうにない。理屈は合っているし、食品交換表が使えればわりと簡単だが――わからない人は、いつまで待ってもついていけないんだよね。 

 うまく書けない(´ヘ`;) おかげでまた2日インチキしてアップします。……これでカレンダーが斜めビンゴ! になるのだ。

 3月号の黒田暁生さんのコラムに、アメリカの糖尿病教室の様子が書かれていたが、たった6時間の講義で食事療法がわかるとは思えない。熱心な人は、勝手にやるだろうが、それ以外の人はどうしているんだろう? 
 アメリカの加工食品は、すべて表示が義務付けられている。じゃあ外食時は? 逆に、自分で調理する人は、どうやって材料から三大栄養素の量を管理しているのだろうね。
 さて増加一方の日本。厚生省の大作戦が進行中だが、敵の所在を確認していないんだから、太平洋戦争同様負け戦確定だろうな。竹やりで生活習慣が変わるなら、ゴジラだって倒せるってもの。

 それにしても、もっと短く、さわやかに書けないものかな(´ヘ`;)

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