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2005年9月25日 (日)

はやり言葉? 『食育』

 スポーツライター二宮清純さんの<この人と飲みたい>がおもしろい。
 やまけんこと山本謙治さんを招いて日本の<食>と<農業>について、長々と語り合っている。題して「食の多様性こそ日本の文化」
 一読の価値あり! 
 農業は、専業者が200万人を割り込む寸前という衰退産業。
 しかし1億人の食卓市場は巨大マーケットであって、それを狙う未開産業とも言える。
 自然を相手にする以上、時間が必要。勝負はすぐつかない。
 創意工夫が常に要求される癖に、生産現場の頑迷固陋な意識は変え難い。
 そして非常識が常識と化す<舌>能力の変化についていけない(功罪相半ばする)流通の身勝手。
 消費地の店頭ではまったく見えない複雑な背景が、この人には見えている。さわりをちらと匂わせている程度でしかないが、頭にとめておいて損はない。
 まだまだ現場にいた方がいいとは思うが、いずれはスタッフをたくさん使う立場にいてほしい人だ。――出たい人より、出したい人。

 それにしても若いってすばらしい! 本当によく食べる。
 ブログ読者から、一食でも5600kcalあるぞとコメントされたらしい。
 まあ美味しければ、そのくらい私も昔は食べたけど。

二宮: 5,600! 1日に必要なカロリーってどのくらいでしたっけ?
山本: 2,000キロカロリーあれば十分、と言われています。
二宮: そんなに食べて、よく太りませんね。
山本: 毎日は食べないですよ。病気になっちゃいます。あと、週3回くらいはトレーニングをしています。結果、体脂肪率は18%くらいです。筋肉量を増やして基礎代謝を高めることで、たくさん食べても大丈夫なんです……。タテマエ上は(笑)。
 違うのはちゃんと運動している(らしい)こと。
 趣味と実益を兼ねて<食べる>。そのための仕事として運動する? それなら続くかもしれないな。
 
 『食育』は、官庁、農業団体、栄養士さんなどなど一部でブームらしいが、一般化していない。もうそろそろ手垢がついてきた。
<育>に、上からの押し付けの匂いがしちゃうんだよな(´ヘ`;)
 自分の目で見る、考える。
 個人個人の自立がない限り、結局は育たない。放任では育たないのも明らかだが、How to ではなく、Whyから始めないといけないんだが、そこをどうするかが見もの。

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コメント

こんばんは。
食育のブームというか、御仕着せは確かに飽きてきましたね。でも、こういうはやり言葉みたいなフレーズを作らないと一般は乗ってこないのかもしれませんよ(「クールビズ」みたいに)。食べることを教育する(育む)という発想の前に、まず食事の時間を楽しむことが大事な気がします。で、それを考えると食事の内容も大事だということに行き着くわけで。
楽しみ方っていうのは家庭それぞれのやり方があるでしょうし、もっと楽~に考えられないんだろうか?
すいません、記事の最後の方だけやたら突っ込んでコメントしてみました。

投稿: 大村妻 | 2005年9月25日 (日) 21:32

>楽しみ方っていうのは家庭それぞれのやり方があるでしょうし、
>もっと楽~に考えられないんだろうか?

 それで済めばいいんのですが、常識の範囲は実に広くて、とんでもない家庭も増えているようです。 『食事から食事療法2005』において学校栄養士さんが嘆いています。全てじゃないでしょうが、悪貨は良貨を駆逐するので、しだいに広がっているようです。無知でもとりあえず生きていけるのは、良し悪しです。
 「こういうのは食べちゃいけない」というのではなく、「これを食べるときに気をつけなければいけないポイントは何なのか」を教えていかなくてはいけない。
<一億火の玉>の昔から、標語は普及上必須アイテムですが、声が大きいか強制じゃないと浸透しません。ヒトラーが証明済みです。
 <楽>は誰でも飛びつくので、そこにどうやって<健>と<美>を くっつけるか? どこかでやせ我慢が必要なんですが、それが身に付くには哲学が必要です。
 そこから始めないと、結局うまくいかない――それを1970年前後によく議論したものですが、うまく行きませんね。

投稿: (管) | 2005年9月27日 (火) 21:07

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