« 5月の中間報告 | トップページ | 人体実験 勝手に解析 »

2005年5月14日 (土)

食物繊維のつづき

 昨日のうちに帰れず日が変わってから朝日新聞夕刊を読んだら、今度はこれだ。
<米みそ汁の食生活でも大腸がんリスク女性は高い傾向>
 内容を読むと意味がない。
 これでは、見出しをつける整理部も大変だ。
pattern
 今時典型的日本食とか欧米風の食事をしている人って何人? 

 他のブログでもリンクされているが、毎日新聞は朝刊掲載。
「欧米型食事が主因」に疑問 「和食」でも差なく-厚労省調査 

男性で差が出なかったのは、食事より飲酒や喫煙の影響が大きかった可能性があるという。
 少しは気がきいている。朝日は分析した研究員のコメント付。
「日本では、どんな食べ物が大腸がんのリスクを高めるのかまだはっきりしない。とにかく偏った食生活を避け、バランスよく組み合わせるのが大切。男性ももちろんです」

 何が言いたいんだ? 
 どうも、このニュースは原因がわからないということを伝えるのが目的だったらしい。それなのに、どうして偏った食生活を避けろなんて、指導者づらをするんだろう?
 東北大(疫学)坪野教授のサイトTsubono Report
  旧Global Risk Communications Newsletter 

こうした米欧の差がなぜ生ずるのか、さらに検討が必要だ。いずれにしても、「食物繊維と大腸がん」をめぐる知見が、このように二転三転することには驚かされる。研究者としては興味深いが、現場の専門職や市民にとっては困惑の種だろう。食物繊維と大腸がんについて、日本人の大規模な追跡調査はまだ報告がない。良質のデータを早急に出すことが必要だ

 調べなおしてみると、これはもう古い話題らしい。
 1981年頃は、食物繊維有効説だった。健康食品を扱っているウエルネス 食エッセンス 安藤博士 これは相関性があるように見える。スコットランド人の一日当たり食物繊維摂取量が9gというのは、へえええだけど2001年の日本人の平均摂取量が14gだそうだから、そんなものかもしれない。その後、いろいろな調査があって、逆に意味がないのが定説になりかかっていたが、去年のヨーロッパのデータが再度有効説を示した。坪野教授はどっちも怪しいが、いずれにしろ日本人のデータがないのは困りものだという解説をしている。
 要するに大腸がん発生のメカニズムはまだ謎なのだ
 
 臨床と研究と官僚。それぞれの立場があるだろう。
 しかし話を聞く立場(患者、被保険者)の身になって発言してもらいたいものだ。
「すいません。よくわかっていないのですが、ここまでは言えます」
 下手にでてくれれば、言うことを聞かんでもない。
 医学雑誌を見ると、やたら『患者様』というワードが出てくる。腹の中はわからないが、少しずつ意識が変わってきている雰囲気の中で<押し付けよう>態度はなんなんだろう? 今時の子供がそれで言うことを聞くもんか。おっと、大人相手に言っているんだ(´ヘ`;)
 わからないことは、恥ずかしいことじゃないんだよ。
 わかったことだけ教えてくれ。

cat_back人気ブログランキングに登録しています。
応援すりすり、もとえクリックお願いします→

|

« 5月の中間報告 | トップページ | 人体実験 勝手に解析 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95944/4117507

この記事へのトラックバック一覧です: 食物繊維のつづき:

« 5月の中間報告 | トップページ | 人体実験 勝手に解析 »