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2005年5月31日 (火)

運動しちゃいかん!

 ……時もある。
0505date 今回の試みでは、いろんな新発見があった。
 教科書に書かれていないことは、いくらでもある。真理は現場にあるのだ。
 それにしても、食事前血糖値167は大ショックだった。病状逆戻り? 
 数日糖質制限してからブドウ糖負荷試験を受けると、逆に食後血糖値が上がってしまうことががある。インスリン分泌能力が減退してしまうらしい。ちょっとおデブなだけの人が糖尿病判定を受ける例もある。予備軍には違いないから、むしろ本人にとってちょうど良い機会かもしれないが、まったくもって素人の浅はかさ。
 笑っていられない。<あんこの三日断ち>同様なので、食事しなければ空腹時血糖値は下がる一方だと私も思いこんでいた。

 昼食から7時間もあいて机の前を離れた時には、少しクラクラした。すでに低血糖状態だっただろう状態で、基礎代謝維持目的「背後に悪霊がいる」と大遁走する30分の速足運動(160kcal消費相当)。
 これが大間違い。詳細データはこちら。
 体内の糖質が空になって、肝臓のグリコーゲン解放。そこに運動による脂肪の分解が起こって……冬山遭難状態になったのかな? インスリン感受性はよくなっているはずだし、運動してどんどん消費しているはずだから、血糖があふれていた理由はなんなんだろう? 
 グルカゴン分泌が多すぎ必要以上にグルコース放出? 
 脂肪分解による遊離脂肪酸の増加で、レセプター満杯。インスリン感受性が落ちて、血糖消費ペースが落ちた? 
 摂取カロリーオーバーのせいもあるが、そのあとの食後2時間血糖値もよくなかった。
 これでは血糖管理上マイナス。食わずにヘモグロビンA1cを上げることほど馬鹿馬鹿しいことはない
 とりあえず判ったことは、以前の一日一食生活が自己破壊行動だったということ。
 糖質がない→グルカゴンなどでグルコース放出→血糖値が上がって、インスリン登場。そこへ、どかんと大量のドカ食い(´ヘ`;)
「ばりばり働け働け、すい臓君!」
 そんな上司の下では、誰だってやる気を失くす。

 脂肪によるエネルギー予備は40日程度分ある。
 断食ダイエットなどで事故を起こす女の子も同じパターンだろう。これはインスリン発見以前の(糖質制限)飢餓療法(死ぬ!)とも共通する構造だ。
 
 ちょっとずつガソリン補給しつつ運転するのがエンジンを長持ちさせるコツ。面倒でも、それが生命のホメオスタシス(恒常性)。中庸――孔子ってもっともらしくて嫌いだけど、本人が悪いわけじゃない。儒学システムがうさんくさいだけで、本人の言説は結局的を得ているんだよなあ。
 年を取って、単に基礎代謝が落ちただけってか。
 若いといって、無理をするとツケがまわるよ。
  
 うまくまとまりません。運動に関して一方的に並べるだけなら、他にサイトはいくらでもあります。そちらで勉強してください。甘い糖衣錠にして飲みやすくしたいと思ったのですが、どうも逆にパン粉と卵だらけにして、酸化してしまった悪い油で揚げたような有様になるばかり。全部見えていない限り、やさしくは書けないのでしょう。
 いずれ再挑戦しますが、関心がある方は以下を参照下さい。 
 
7番診察室・・・糖尿病専門医のつぶやき
2005年05月27日

患者「そういえば、夏の暑さでジョギングを控えてからHbA1cが下がっていますね」
 
taboo 空腹時血糖値が200mg/dl以上、ヘモグロビンA1cが11%以上では、運動療法を行ってはならない。運動によりさらに血糖値が高くなる可能性があることが知られている。
『医療禁忌マニュアル』P256相対医療禁忌
 このタブーは、インスリン抵抗性が強くなっている2型糖尿病状態――つまり内臓脂肪、中性脂肪満載のデブで、遊離脂肪酸がレセプターを占拠してしまっている人に適用されるわけで……ああ、面倒くさい。
 食事管理も面倒だが、運動管理も厄介だ。それだけ人間の代謝機構が複雑だってことだ。ひとつひとつの化学反応自体は解明できても、総合して、関係性を発揮すると単純には割り切れない。
 本当にこの機械は、偶然できたの?
 神様、いるんだったら答えて! 

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