全部で70Baht(200円)
バンコクでもっとも高いビル――バイヨークスカイホテルの近所の総菜屋さん。
テイクアウトは、なんでもビニール袋。
見た瞬間はちょっと戸惑うが、考えてみれば湿気がないなら微生物は生きられない。これはこれで合理的な食器である。そんなことを言い出すと、手術で使うビニール手袋が怖くて使えなくなる。
将来的な石油資源の枯渇問題は……考えちゃいないだろうな。
塩ビフィルムの環境ホルモン問題は……いまさらホルモン異常で女性化したって、開き直るしかない。つまらないことに、人間はそんなに簡単に妖怪にはなれないのだ。70年代相当騒いだけど、どうもガセネタに終ってしまったらしいし気にすることはあるまい。
器に盛ると美味しそうに見え、そして美味しかった。鶏のそぼろ炒め。挽肉100gにあとは野菜。
海老の野菜炒め。海老40gにキャベツ人参マッシュルーム260g。
胡瓜の卵とじ。卵100gに胡瓜マッシュルーム150g。
ナマでかじるには、日本の水気たっぷりの旬の胡瓜がしみじみ美味しいが、このように油で炒めるにはタイの大柄でぱさついた物の方が合う。ビタミンCは他で取ればいい。
こいつが何なのかよくわからなかった。甘くないし、しょっぱくもないとオバちゃんは言う。お菓子かなと思った甘い夢は、壊された。こいつはトムヤムクンスープを固めたものだったのだ。
ワカメベースとキャベツベース。醤油のニコゴリのようなものを想像してもらいたい。甘くもなくしょっぱくもなく、辛い! 道理でまわりのオバちゃんたちまで囃すわけだ。
残念なことに辛いのは好物なのでした。
一番下の容器――ホッチキスで止めてあるのがタイ風ってもの。
美味しくヘルシーにいただいて430kcal。糖質は当然甘味――セブンイレブンで羊羹風菓子を320kcalいただいてしまうのであった。
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