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2004年10月 6日 (水)

普通の糖尿病治療法の一例

 血糖値が下がらなくなってしまったらしい。
 アルコールは止められない。食事量も一時の頑張りが解けてしまった上に相変わらず運動ゼロ。そりゃ無理だわ。ただ手の痺れはなくなったそうで、羨ましい。170前後でも血圧さえ管理できれば大丈夫だろうさ。
 ――日記より

 指の痺れの話を聞いた知人が、思い当たる節がある! と相談にきた後日談。 

 前月は、平均値を確保したと思ったら、終盤取引先のあちこちで地雷炸裂。怒鳴りまくる羽目になる。もう年なんだから怒っちゃいかんぜよ。そうは思っても、腹を立てるしか行き場がない(´ヘ`;) ついついボギートリプルボギー連発となる。最後はパープレーに収めたが……。
 月が明け、開放感がある上に仕事山積で、ここまで徹夜二回。食事平均量は、平均3000kcal。論外だ。おかげで今朝測定の血糖値は、120。すぐに反映するのだ。体重もMAX63kg体脂肪率MAX15.2%!
 ついでに計った食後二時間測定は、167。140以下であるべきだが、すい臓君のやる気健在を確認できたのでとりあえず一安心。

 知人(54歳身長165cm体重80kg)が相談に来たのは2月の話。
 血縁関係者に糖尿病を発病した人はひとりもいないというが、かっての私同様に小太り体型。
 病気って何のこと? そう口に出してしまうほど医者に縁のない人生なので、独立後健康診断を無視してきたのも同じ状況。
 じゃあ一度血糖値を計ってみましょうと、早朝秋葉原のミスタードーナッツで待合せた。
 空腹時血糖値190じゃ誤差もへったくれもありゃしない。
 勉強してもらうつもりで教育入院を勧めたのだが、手のしびれくらいじゃ仕事を休みたくないと言う。入院メンバーが、リタイア済みの人か重症患者が主力になるわけである。ちなみに世間の夏休み時期、病院は稼動している。当然、入院予約は働き盛りの人たちで、三ヶ月以上前に埋まってしまうのだ。
 結局、近所の御家族が懇意にしている開業医に行った。そこでインスリンを出させる薬と、以前から高血圧だったので血圧降下剤を処方され、しばらく様子をみるよう指示された。
 5月6月までは食事も減らし、酒も減らし、野菜も食べて、少しは歩き回ったらしい。
 血糖値130前後まで落ちたところで、副作用でめまいがあるらしく投与を中止。血圧降下剤は、重要なので継続投与となったが、発見が早かったせいなのか、末梢神経障害――手の指先のしびれがなくなったらしい。
 そうなるともう駄目である。知識はまったく身につけなかったようなので(テキスト嫌い)合併症に対する怯えもない。入院すると、無茶苦茶な症例の現物写真を見せられる。見たことのない恐怖は、存在しないも同然なのだ。
 医師が何を言ってももう無駄である。130-180の空腹時血糖値を境界型糖尿病と呼ぶ。
 大先生いわく「橋から落下して合併症を発病するまでは、病院に来ない。怖いですねえ」
 血糖管理が難しいのは、合併症の発病するタイミングがわからないからである。だから糖尿病はいつになっても謎の病気――いや、いかがわしい病(やまい)と見られるのだ。
 私の経験では、この境界型の人ほどカロリー管理がいい加減だった。
「一緒に橋を渡ろう! いくら食べても大丈夫! でも落ちる時は勝手に落ちてね。私は嫌だよ」
 そういうわけで糖尿病患者は、大きく分けると二種類となる。
 医師の指示を守って、ガリガリに痩せて気力のない人。
 そして、いままで通り丸々と太って、やがて合併症を起こしてあわてる人。困ったものである。
 

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